一悟術

「私って、女としてどうなの?」男らしさや女らしさ、ジェンダー(性別)の縛りがもたらすもの 

女だから〇〇
男のくせに〇〇

性別にまつわる観念や見方、自分の中の思い込みなどは、誰しも持っているのではないでしょうか。

例えば

「女だから守られるべき」
「男だからメソメソしていたらいけない」
「女のくせに生意気」
「男のくせにこんなこともできないなんて」

ごくごく一般的なものだけでも、挙げはじめるとキリがなさそうです^^;

だけどこれって、一体誰が決めたんでしょうか?

女性でも男性以上に強い人もいるし
(そもそも生命力は女性の方がたくましいと言われますよね)
男性だって、繊細で感受性が高い人はたくさんいます。

最近では育メンとか主夫とかだって、市民権?をしっかり得ているし、工事現場で女性を見かけることも、宅配便屋さんが女性だってことも、全然珍しくありません。

そう考えると、「女性だから」とか「男性だから」という色眼鏡で自分や人を判断すること自体、もう現代にはフィットしていないのかもしれません。

逆にジェンダーの縛り(ジェンダーとは、社会的意味合いから見た男女の性区別)が自分の中に根強くあったりすると、生きづらさの原因にもなるし、幸せな恋愛やパートナーシップを阻む要因にもなりかねません。

(ちなみに私の場合は、『女なのに』が離婚にまで発展するほどの大問題に?!その話はまた後ほど・・)

ということでこの記事では、ジェンダーの縛り(性別にまつわる偏った見方や考え方)がもたらすものについて、またそこから自由になるための私なりの提案について書いてみたいと思います。

外から押し付けられるジェンダーは自尊心を傷つける?(私の体験から)

タイトルにある「ジェンダーの縛りがもたらすもの」は、端的にいうと生きる上での’不自由さ’ではないでしょうか。

恋愛やパートナーシップでいうと、その思い込みが自分も相手も苦しめる要因にもなってしまいます。

  • 女だから
  • 男だから
  • 夫だから
  • 妻だから

これって個人の持っている特質や性質は無視して、社会や集合無意識が作り出したなんらかの「枠」に自分や相手をはめようとする考え方です。

この考え方に固執すると、その枠にその人本来の性質がおさまることができないという強力な「自己否定」や、セルフイメージの歪みを生んでしまいます。

私の離婚体験を例にお話ししますね。

夫婦間の問題のスタートは「夫の浮気」だったのですが、浮気が発覚したとき親に言われたのが

「あなたが家庭的でないから、こんなことになったのよ」

そんな意味合いの言葉でした。

夫の行為に深く傷ついていたことに加えて、「自分が女性として価値が低いからこんなことになった」と言う意味づけが乗っかって、私の中では自分がまるでボロ雑巾にでもなったような、酷い心理状態になってしまいました。

当時の私は、乳飲み子を抱えてダブルワークをしていました。子ども英会話の講師と、子連れで参加できるママのためのフィットネス教室の運営。

どちらも大好きな仕事で、子どもを産んだあともどうしても続けたいと思っていました。

仕事の方は大変だったけど、英会話もフィットネスも生徒さんは喜んで通ってくれていつも教室は賑わっていました。

今客観的に振り返ると、決して私は社会的な存在価値としては「ボロ雑巾」ではなかったのではと思うのですが、

仕事はできても家庭のことがちゃんとできない女は、浮気されても仕方ない。

そんな烙印を押されたように感じて、そのことがきっかけですっかり私の女性としてのセルフイメージはズタボロに。

「女なんだから、家庭のことがちゃんとできないと価値がない」

私の親が本心からそう思っていたわけでなないとは思いますが、(子どもが生まれても仕事ばかりに目が向いている私を心配していたからこその言葉だったのではと、今は理解できます)

そういう親の価値観に引きずられて、当時は自己否定をどん底まで味わいました。

そして大きな葛藤を抱えたまま結局夫婦間の溝が埋められず、数年後離婚を迎えてしまったのです。

クライアントさんのケース

パートナーシップで悩むクライアントさんたちを見ていても、ジェンダーの縛りによって不自由になっていることが多いように思います。

私のクライアントさんには感受性の高いエンパス体質やHSPの方が多いのですが、例えば繊細な男性クライアントさんだと

「男なのに、繊細すぎるのは良くない」という思いがどこかにあって、「男としての」自分に自信が持てなかったりします。

またつらい離婚を経験されている女性クライアントさんは

「結婚生活で、夫とか妻とかの役割に、互いを縛ってしまっていた。
もっと自由な関係でいられたら良かったのかも・・」

と振り返られます。

私の体験にしても、クライアントさんの例にしても、そもそも性別による思い込みや外からの評価がなかったら、自分や相手を責めることもなく、パートナーシップの問題はそこまでこじれることもなかったのでは?と思えたりもします。

ジェンダーの縛りはどこからくるの?

ところでこの性別にまつわる偏った考え方や思い込みは、そもそもどこから生まれてくるのでしょう?

私の例でいうと、おそらく親にはそもそも「女性は結婚したらこうあるべき」みたいな価値観が根深くあって、実際親もそれに沿って(縛られて?)生きていたのだと思います。

ということで、一つには「親の価値観」の影響は大きいと言えます。

父親にしても母親にしても、自分の中の「男性たるもの〇〇」「女性は〇〇すべき」のような価値観を持っていて、それを基準に子どもに接しているわけですから、当然子どもの中には「男とは(女とは)そういうもの」という認識がつくられやすくなります。

そして大人になってからの自分のパートナーシップにも、その認識が「当たり前」として持ち込まれるわけです。

それから2つ目には、自分自身が体験したり見聞きして身に付けたものもあるでしょう。

私の友人の例ですが、初めてお付き合いをした男性から幾度となく言われた「女のくせに」が、その後の恋愛にずっと影響し続けたそうです。

バターナイフでバターをとる時のやり方を見て、「女のくせにそんな取り方するの?」と言われたこと。

食事の後、しばらくそのまま座って一緒にテレビを見ていたら「女のくせに後片付けもしないの?」とキレられたこと。

客観的に見たら笑っちゃうような話なのですが、彼女にとってはそれがトラウマのようになって、その後は誰と付き合っても同じことを言われないよう、常に気をつけていたということです。

それから他には、時代や住んでいる地域によって存在する集合無意識的な価値観もかなり大きな影響を持っていると言えます。

私の体験でいうと、イギリスなど「レディーファースト」が根付いている国では、大きな荷物を抱えていると知らない紳士がスッと手伝ってくれたり、どこに行っても必ず女性を先に通してくれるという気持ちいい思いをしましたが、逆にインドネシアのような国に住んでいた時には「女性のくせに、運転するの?」とよく驚かれたりもしていました。

地域差だけでなく、時代ごとに見ても、女性の地位はその時その時でずいぶん差があるし、宗教的な要素が入るとさらに縛りは強くなります。

こうやって見てみると、ジェンダーの縛りは人類全般に根深く強固なものとして存在しているものと言えるかもしれませんね。

男性性と女性性、本当は誰しも両方持っている

男とか女とか身体的には区別があるように思いますが、実際には1人の人間の中には男性性と女性性の両方が必ずあって、その割合も人それぞれです。

一般的には男性の方が男性性の要素がより大きくて、女性の方が女性性の要素がより大きい傾向にありますが、男性でも女性性の要素を色濃く持っている人もいれば、女性でも男性性の割合が高い人もいるということです。

興味深い話を聞いたことがありますが、男性性が強い男性であればあるほど、女性性がより強い(つまりより女らしい)人に惹かれ、逆に男性性と女性性が同じくらいの中性に近い人は、やはり同じように中性的な異性に惹かれる傾向があるそうです。

個人的な印象ですが、現代では男性でも可愛らしい癒し系の人やいわゆる草食系の人が増えているし、逆に女性の方はバリバリ仕事もこなしたり、男性がやるような力仕事や大工仕事も得意というパワフルな人が珍しくなくなっているように思います。

例えば自分が本来は中性的な性質であるのに、女だから女らしくとか男だから男らしくとかにこだわってしまったら、「自分ではないもの」にがんばってなることとなり、やはり生きづらさとなってしまうわけです。

<最後に>ジェンダーの縛りから自由になる方法

「女性だから」とか「男性なのに」というジェンダーの縛りから自由になる方法はあるのでしょうか?

個人的な提案としては、「男らしさ」「女らしさ」の代わりに「自分らしさ」を基準にすることをおすすめします。

女としてどうか、男としてどうかという判断の代わりに、自分の素直な欲求にしたがっているかとか、自分にとって心地よいかなど、そういった基準で考えてみるということです。

そうすることで、自分を大事にする気持ちや承認する気持ちが生まれ、ありのままの自分を肯定的に受け入れやすくなると思います。

身体的な性別やジェンダーの縛りにとらわれず、好きなこと、心地よいことをしてキラキラと生きていたら、人間的な魅力が引き出され、性別を問わず誰からも信頼されたり好かれる人になると思います。

親や社会が決めた物差しではなくて「自分らしさ」をどんなときでも大切にすることで、男性であっても女性であってもラクに自由に生きることがしやすくなるはずです。

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