一悟術

私と家族の物語(2)~今のあなたで完璧なのよ~ 

幼稚園から高校まで東京の私立のミッション系の女子校に通いました。

幼稚園は大好きでした♪

「今のあなたで完璧なのよ」ということを先生たちが言ってくれたので、

自由奔放な性格の私は伸び伸びと育ちました。

しかし、小学校からは急に勉強としつけが厳しくなりました。

幼稚園の時は「勉強は小学校に入ってからで十分だから、今は思いっきり遊んでね」と言われていたので、全く勉強はしませんでした。

しかし、小学校受験をして新しく入ってきた同級生たちは、すでに九九が完璧にできていて、

「この子たちは同じ人類なのか???」と思うほど衝撃を受けました。

特に英語教育に熱心な学校だったので、小学校1年生から英語の授業がありました。

私はとても活発な子で、

ニューヨークでの夏休みの時のように、外で遊びながらだと英語も理解できたのですが、

学校の授業として習う英語は苦手でした。

英語の時間に指されても何も答えられず、下を向いて黙って立っていると、

後ろの席の同級生から「あなたってバカなのね」と言われました。

この時のショックはしばらく忘れることができず、本当に辛かったです。

思えば、その時からトラウマがコツコツと積みあがっていきました。

英語だけでなく、他の勉強にも苦手意識ができてしまいました。

算数の授業は大嫌いでした。

小学校3年生のある日、担任の先生から小さな部屋に呼び出されました。

そこは先生たちの授業の道具をしまっておく部屋で、初めて入りました。

50センチ先に立つ女性の先生が怖い顔をして、私の目の前に模型を出しました。

模型について質問をされたのですが、あまりにも怖くて何を聞かれたのかも覚えていませんし、当然、答えられませんでした。

すると先生は呆れた顔でこう言いました。

「これじゃあ、4年生に上がれないわよ」※実際は4年生になれましたが。

こういう経験が何度かあり、私のトラウマと自己否定感は順調に積みあがっていきました(笑)

小学校から高校までの私は、「明るくて活発」という印象があったと思います。

今もその印象はあまり変わらないかもしれませんが、

当時の私は、明るさの裏に、

「大人の顔色を見て良い子に振る舞う偽りの自分」がいたと思います。

もともと自由奔放な性格なのに、

いつの間にか、「大人の期待に応えようとするクセ」がついてしまい、

その後、そのクセにずいぶん悩まされることになります。

しかし、多かれ少なかれ、人は生まれた時の状態から偽りの自分を作り、

その偽りの自分を壊すことで本来の自分を取り戻していく

というプロセスを通るのかもしれません。

なぜなら、そのプロセスが魂の成長につながり、

生まれた時よりも魂が成長して死んでいくことができるのではないかと思います。

幼稚園の時に、「今のあなたで完璧なのよ」と育ててもらったことは、

いつも、どんな時も、心のどこかに忘れずにいたのだと思います。

だから、ヒーリングに出逢い、偽りの自分を超えていくプロセスに入ってからも、

諦めず進んで来られたのだと思います。

そう思うと、人生で経験することに一つも無駄なことなどないし、
「今の私で完璧なんだ」と心から思えます。

しかし、当時の私には、

「今の私で完璧」という本当の意味に気づくまでにはまだもう少し時間がかかり、

この後、自分探しの旅に出ることになります。

この続きはまた来月(^^)

(向みどり http://ameblo.jp/kokorotabi/ )

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