一悟術

私と家族の物語(5)~子育てからヒーリングとの出逢い~ 

エジプトから帰国して、29歳で長女を、31歳で長男を出産しました。

世田谷の狭くて古いアパート暮らしで、

運転手のいたエジプト時代とは逆の意味で別世界でした(笑)。

夫は仕事が多忙で、毎日午前4時頃に帰宅して、仮眠を取って、

午前8時半には出勤するという生活でした。

私は育児のストレスがたまり、夫と話ができる時間が少しでもあると愚痴ばかり言っていました。

それでも、自分で何かしたいと思い、

実家を借りて子供の英語教室を開設しました。

その間に娘をお受験させて、母と私が卒業した女子校の幼稚園に合格もしました。

他の人から見たら順風満帆の「女性の人生」だったかもしれませんが、

私はなぜか幸せを感じていませんでした。

娘を幼稚園に送り迎えするために、

毎日、赤ちゃんだった息子も連れて満員電車に乗らなければならず、

とうとう体調を崩してしまいました。

幸い、実家が近くだったので、1ヶ月ほど実家に戻って

両親に子供たちの面倒を見てもらうことができました。

週に1回、マッサージを受けに通って少しずつ回復していきました。

マッサージを受けた後の待合室で新聞を読んでいると、

あるビジネス書の広告が目に留まりました。

キャッチコピーに「涙が止まらない」と書いてありました。

「ビジネス書なのに涙が止まらないってどういうこと?」と思い、

無性に気になってそのまま近くの書店に向かいました。

それまでビジネス書など読んだことがなかったので、

その本を手に取って「つまらなかったらどうしよう・・・」としばらく考えましたが、

思い切って買うことにしました。

その本は、心とお金の関係について書かれていました。

今でこそ、お金を切り口に心のことが書いてある書籍は多く出ていますが、

当時はまだそういう本が少なかったので、読んでみて目からウロコが落ちました。

そして、私が幸せを感じていないのは、

自分で自分の人生を決めていないからだと気付いたきっかになりました。

さっそく夫にもその本を読んでもらい、

「お金」というベクトルから自分たちの生活・人生を見直すことを始めました。

先ずは、不動産投資、株、FXなど、お金に関するテクニック的なセミナーに夫婦で参加しました。

するとそのうち、意識や精神などの目に見えない話をする人たちと出会うようになりました。

そして、あるセミナーで出会った男性が「ヒーリング」というのを紹介してくれました。

それまで、ヒーリングや霊や魂といったものと無縁の生活を送ってきて、

「ヒーリングなんて怪しい」と思っていたので、

「ぜひヒーリングを受けてみてください」と言うその男性の勧めを何とかかわしていました。

ところがある日突然、その男性から電話がかかってきて、

「今、そのヒーラーさんがここにいますから話してください」と言われ、仕方がなく話をしました。

そのヒーラーさんは「バーストラウマとインナーチャイルドを癒すヒーリング」について、

簡単に説明をしてくれました。

それでも、そのヒーラーさんが何を言っているのか全く分かりませんでしたし、

私にはそんなトラウマはないと思いました。

しかし、受けてもいないのに「ヒーリングなんて無駄だ」というのは卑怯だと思ったので、

取りあえず1回受けてみることにしました。

ヒーラーさんに会って、はじめは、たわいもない話をしていたのですが、

私の子供時代(女子校の小学校時代)の話になると、

不思議なことに、今まで忘れていた子供のころの記憶を鮮明に思い出してきました。

母や先生から怒られて悲しかったこと、

自分は一生懸命がんばっているのに「がんばればできる」と言われて、

それでもできなくて情けなく思ったこと、

そんな感情を押し殺して我慢してきたことなど。

話しているうちに涙が止まらなくなりました。

一通り話し終えた時にヒーラーさんから「典型的なインナーチャイルドです」と言われて納得しました。

その時の私はため込んだ感情が娘に爆発することがあり、

まだ幼かった娘に対して怒りが止められないことが何度もありました。

泣いて謝る娘に向かって怒り続けていました。

それもトラウマが原因だと分かり、

このままだと娘にもトラウマをつけてしまうと言われて、

「それは絶対に嫌だ!」と思って、ヒーリングを受けることにしました。

すると、ヒーリングを受ける度に気持ちが楽になり、

娘への感情爆発もおさまっていきました。

そして、ヒーリングを受け始めて3ヶ月後に夫がニューヨークに転勤になり、

引っ越すことになりました。

ニューヨークではさらに不思議な出逢いがあり、

私はこの人生での目的を知り、

現在のロイヤルウーマンズLABOにつながる活動を開始することになります。

この続きは、また来月(^^)

(向みどり http://ameblo.jp/kokorotabi/ )

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