一悟術

私と家族の物語(10)~母との共依存から協力関係へ~ 

母と私は同じ女子校を卒業しています。

『私と家族の物語(2)~今のあなたで完璧なのよ~』でも書きましたが、
同じ教育を受けているため、母も私も同じ観念世界の中で成長してきました。

私たちが受けてきた教育をひとことで言うと、
「良き妻、良き母になって、良い家庭を作る」というものでした。

この言葉自体は間違ってはいないと思いますが、
「良い」の意味が「家族のために自分を犠牲にすることが女性の幸せ」という
ニュアンスが強かったと思います。

そのため、家庭を守るために自分のしたいことを抑える女性に
ならなければいけないと思い込んでいました。

母はその通りの人生を歩んでいたと思います。
母の口癖は「私が我慢すればいい」でしたから。

そして私も母と同じような人生を生きていました。
一悟術ヒーリングに出逢うまでは・・・。

ヒーリングを受け始めてからの私は前述の通りに変化してきました。
特に、「家族の観念」は総崩れになりました(笑)

ヒーリングを受け始めたばかりの頃は、
「母親は、子供が高校生になるまでは専業主婦で
子供中心の生活をした方が良い」と思っていました。

母はずっと専業主婦でしたし、私の周りにいた女性の多くも
家庭や子供中心の生活をしていたので、それが当然のことだと思っていました。

しかし、一悟術ヒーリングを受けたことで、
私の人生の目的に「仕事を通して社会貢献する」ということがあると知り、

仕事と家庭の両立は難しいと一悟術創術師の谷孝祐さんに言うと、
「高校生まで親が子供の面倒を見てたら、共依存になっちゃうよ」
と笑われてしまいました。

共依存・・・。

この言葉を意識した途端に、
母と私との関係が健全なものではないことを知りました。

母は私をいつまでもコントロールしていたい。私も母に甘えていたい。

このままでは私は自立した人間には絶対になれないし、
私の子供たちにも悪い影響がいってしまう。

そしてその時から、母に自分の想いを伝える試みが始まりました。

しかし、なかなか上手く伝わらない・・・。
伝えようとするとケンカになってしまったり、
涙が出て話せなくなったりしました。

そんなことを続けて数年が経ち、ある日、母から電話がかかってきました。
それは最近私が冷たくなったという内容の電話でした。

自立する私を母が引き戻そうとしているのが分かったので、
そうならないように淡々と答えました。
するとお互いに感情的になり、母と娘では考えられないような
罵倒の言葉が飛び交う状態になってしまいました。

「絶対に引かない!共依存には戻らない!
これで母との縁が切れたとしても後悔しない!」

こう自分に言い聞かせながら激しく言い合い、
最後は、電話が壊れるかと思うほどの勢いで電話を切りました。

「終わった・・・」
もう一生、母と会わなくてもいいと思えるほど自分の想いを吐き出しました。

それから1ヶ月ほど経って、また母から電話がかかってきました。
「孫たちの小学校の運動会に行っていいのかしら?」と聞いてきたので、

「もちろんよ」と私も普通に返事をしました。

それから、何事もなかったかのように母との交流が再開したのですが、
ひとつ大きく違っていたのは、共依存がなくなっていたことでした。

母は母、私は私、お互いがそれを認め合っている状態になったのです。
お互いにできることは協力しますし、できないことは干渉しなくなりました。

通常は、思春期に反抗期という形で親子関係が変化するのですが、
私の場合は反抗期がありませんでした。
そのため今回、親子関係を無理やりに切ったことで正常な関係になったようです。

不思議なことに、電話での罵り合いのことを母に言うと、
「そんなことあったかしら?」とまったく覚えていなかったのです!

もしかしたら、あの電話をきっかけにパラレルワールドの別の世界に
飛んだのかもしれませんね(笑)

ビジネスや好きなことを自由にしている私を見て、
「あなたは自由人だからね」と笑って、
でもちょっとだけ嫌味っぽく(笑)、母は言います。

そんな母も決して我慢だけしている女性ではなく、
むしろ、昔ながらの良妻賢母の道を自分の意志で貫き、
その人生を楽しんでいる人です。

だから私が本当に自分の人生を歩み出したと確信できたことで、
母親としての役割が終わり、私を一人の人として
見てくれるようになったのだと思います。

私も二人の子供を持つ母親としてこう思うことがあります。
「私は本当に幸せだから、もうお母さんがいなくても大丈夫」
子供がいつかこう言ってくれたら、母として本当に幸せだろうなと。

実際は、ちょっとだけ寂しがるでしょうけどね(笑)

今の私は堂々と言えます。
「私は本当に幸せだから、もうお母さんがいなくても大丈夫。
あなたの子供に生まれて本当に良かったです。
私を生んでくれてありがとう!」

次回は、父の想いと家族が再結成したお話です(^^)

(向みどり http://ameblo.jp/kokorotabi/ )

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