一悟術

2.パートナーシップの落とし穴、そして穴から脱出大作戦 

前回は、

「君が僕の欠けているところを埋めてくれる。僕が君の欠けているところを埋めよう。」

このような美しい台詞が「間違いの元凶」、
つまり「パートナーシップの落とし穴」だとわかった、という話でした。
今回は、なぜこれが落とし穴になるのか?をひも解いていきます。

この台詞。
映画なら盛り上がる伴奏とともに主人公にズームイン。
そして語られるのでしょう。運命的な出会い。あぁ、やっと出会えた。。
愛情に飢えていた僕もこれでとうとう充たされる。
もう君/あなたなしでは生きられない。。。

間違いなくクライマックスの一場面。
これのどこが「間違いの元凶」なんでしょう??

当初は僕も理解に苦しみました。

「君が、心にぽっかり空いた穴をふさいでくれる。
あなたが、私が抱える虚しさを満たして寂しさを癒してくれる。

ずっと何かが足りない感覚に悩まされてきたけど、これで解決!あぁ最高の気分!

彼女のために、できることはなんでもしよう。
彼のために、できることはなんでもしよう。」

こうしてお互いに相手の欲しがっているものを与え合います。
永年の望みが満たされる蜜月の期間です。

実はここに『落とし穴(リスク)』が潜んでいます。

それは何か?

それは、、

この時起きる『ニーズ(必要性)を満たしあう関係』です。

少し考えてみたいのですが、

「ニーズ(なきゃ困る、という感覚)」すなわち「必要性」を感じるのは、
その前提として「自分にはそれが欠けている・不足している」という自己認識があるのです。

たとえば、愛して欲しい、かまってほしいといった「ニーズ」を感じるときは、
潜在的に「自分は愛情不足だ、愛情に飢えている」という自己認識があるのがわかります。

こう考えると、強く惹かれあう2人は、強いニーズで引き合ってるのかもしれません。
あのロマンチックな主人公たちは、欠乏感や不足感を埋めあうことでつながっているのかもしれません。
(醒めちゃったらすいません。。)

つまり、彼らが潜在的にお互い確認し合っているのは、
「僕は君無しでは不完全だ。君も僕無しでは不完全だ。」ということ。

察しのいい方はお気づきかもしれませんが、この関係に陥るとかなり厄介です。

さて、字数制限のお達しがあるため今回はここまで。
なかなか「抜け出し方」にたどり着きませんがお許しあれ。

次回以降、問題の核心を明らかにした上で「脱出法」へと進んでいきたいと思います。
どうぞお楽しみに。

(岡村茂 http://blog.shigeruokamura.jp/ )

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