【また怒鳴ってしまった…】ヒステリックをやめたい母親の心理

子どもを育てる喜びは計り知れないもの。

だけど同時に、ストレスやイライラが積もり積もって、思わぬ瞬間にヒステリックになってしまうこともあります。

 

「また怒鳴ってしまった…」

 

ヒステリックな自分自身に落胆し、罪悪感に苛まれる毎日を送っていませんか?

大丈夫、あなたは一人ではありません。

私は10年以上、子育てに悩む方へセッションを提供してきていますが、多くの母親が同じような感情と戦いながら、家族との関係を良好に保とうと奮闘しています。

 

この記事では、ヒステリックな行動を引き起こす心理学的な背景に焦点を当て、ストレスや感情のコントロール方法について掘り下げます。

ヒステリックをやめ、もっと穏やかで温かな子育てができるようになるためのヒントを提供できれば幸いです。

 

自分自身と向き合い、家族との絆を深める第一歩を踏み出しましょう!

この記事の目次

ヒステリックな行動の心理

ヒステリックな行動は、単に性格の問題というよりは、深い心理学的背景が存在します。

子育てのプレッシャー、目指す理想の母親像と今の自分とのギャップ、そして過去の未解決の感情などがストレスになり、限界を超えた瞬間に感情の大爆発を引き起こすことがあります。

ここでは、これらの原因を理解し、それに対処する方法を探ります。

ヒステリックになる心理的背景

多くの母親が経験するヒステリックな行動は、ストレスや疲労、過剰な責任感から来ることが、ほとんどです。

特に、自分自身や子どもに対する高い期待が、現実とのギャップを生み出し、それがストレスとなって爆発します。

心理学では、これらの感情は「認知の歪み」と呼ばれ、ありのままの現実を歪めて捉えることでストレスが増大すると考えられています。

ストレスとヒステリック行動の関係

日常生活の中で積み重なるストレスは、ヒステリックな行動の直接的な引き金となります。

特に、子育て中の母親は、時間的、物理的、感情的なストレスが重なり合い、これが怒りやイライラとして表れることがあります。

ストレスマネジメントの技術を身につけることは、ヒステリックな行動を減らす上で非常に重要です。

怒りの感情を受け入れる

自分自身の感情と正直に向き合い、ありのままの自分を受け入れるプロセスを進めることは、ヒステリックな行動を改善するための重要なステップです。

自分の感情を認識し、それを否定せずに受け入れることができれば、感情のコントロールがしやすくなります。

自分の感情をダメだ!と日常的に否定し抑圧していると、抑圧された感情が蓄積して、ヒステリックな行動につながる感情の爆発が起きやすくなるのです。

「怒り」という感情も、自己の中にある一部として受け入れることで、歪んだ形で爆発することが減り、より健全な方法でそのエネルギーを使うことができるようになります。

家族との関係改善のススメ

家族間の良好なコミュニケーションは、ヒステリックな行動を減らし、より穏やかな家庭環境を作るための鍵です。

互いの感情を理解し、尊重することで、ストレスの多い状況でも平和的に解決策を見つけることが可能になります。

ここでは、効果的な家族内コミュニケーションの構築方法について探ります。

家族内コミュニケーションを活性化する方法

良好なコミュニケーションは、自分の気持ちを素直に表現すると同時に、相手の意見を積極的に聞くことから始まります。

家族がそれぞれの感情や考えを安全に共有できる環境を作ることで、誤解を防ぎ、互いの絆を深めることができます。

具体的な方法としては、定期的な家族会議の開催や、まず自分から感謝の気持ちを表現する習慣を持つことが挙げられます。

怒鳴り声を減らし対話を深める方法

怒鳴り声を減らすためには、感情が高ぶる前に対話を試みることが重要です。

具体的には、イライラが盛り上がる前にタイムアウトを取り、冷静になってから話し合う、感情が昂ぶったときは「今は話せない」と伝えるなど、コミュニケーションを取るタイミングを意識することが効果的です。

また、普段から子どもや夫の話を真剣に聞くことで、相互理解が深まり、怒鳴ることが減少します。

もしヒステリックになってしまった場合は

もしヒステリックになってしまった場合は、家族から距離を取り、一時的に場所を離れましょう。

そして深呼吸をして、心を落ち着けます。

充分落ち着いた後、家族に素直に謝ります。

すぐに自分を変えることは難しいかもしれませんが、一歩ずつ前に進むことが大切です。

感情コントロールの実践的方法

怒りは、誰にでも起こりうる自然な感情ですが、そのコントロール方法を学ぶことは、家庭内の平和を保ち、ヒステリックな反応を避けるために不可欠です。

ここでは、日常生活で怒りの感情をコントロールし、健全に表現するための方法を紹介します。

マインドフルネスによる感情のコントロール

マインドフルネスは、自分の感情や思考を客観的に観察する方法で、怒りを感じたときに冷静さを保つのに役立ちます。

瞑想や呼吸の技術を使って、感情の高まりを感じた瞬間に一時停止し、反応する前に自分の感情の状態を観察することで、感情に巻き込まれることが減り、より穏やかな対応が可能になります。

特に呼吸が重要です。

ヒステリックになっている時は呼吸が止まったり浅くなっていることがほとんどです。

普段から深くゆっくりした呼吸を意識することが感情を安定させるのに非常に効果的です。

セルフケアを日常に取り入れる

自分の状態を安定させる日々のセルフケアは、ストレスや怒りの感情と効果的に向き合うための土台となります。

定期的な運動、十分な睡眠、趣味への時間の確保など、自分自身の幸福を優先することで、日々のストレス耐性が高まり、怒りを感じる頻度が減少します。

自己の身体と心に注意を払うことは、感情の健康管理において極めて重要です。

自分の感情を理解する

ヒステリック行動を減らすためには、自分の感情を理解することが重要です。

自分の感情を理解するためには、まずは感情日記をつけてみることをオススメします。

日々、感情に関わることはなんでも、日記に記録していきます。

すると、自分でも気づかなかったような些細なことで感情が揺れ動いていることに気づくかもしれません。

気づくことで、ヒステリックに爆発する前にとれる対策をとることができやすくなります。

そして必要であれば専門家の助けを求めることも検討しましょう。

カウンセリングなどのサポートを利用することで、自分をヒステリックに駆り立てる根本原因を扱いやすくなっていきます。

まとめ

この記事では、「また怒鳴ってしまった・・・」と自責するヒステリックな母親が、自己の行動を改善し、家族との関係をより良いものにするための心理学的アプローチと実践的アドバイスを提案しました。

家族との時間はかけがえのないもの。

特に子どもと一緒に過ごす時間は人生のほんの一部分、あっという間に終わってしまうものです。

日々の忙しさの中で自分自身や家族との関係にストレスを感じることは多いでしょうが、この記事で紹介した方法を実践することで、より穏やかで幸せな家庭生活が送れる一歩を踏み出すサポートになれば嬉しいです。

 

【行動のポイント】

・マインドフルネスの練習を始め、自分の感情と向き合ってみる。

・家族とのコミュニケーションを見直し、ポジティブな交流を心がける。

・自分のための時間を確保し、セルフケアを習慣にする。

 

家族全員でみんなで幸せになるために、できることから実践していきましょう。

またヒステリックの根本原因を扱っていきたい、という方はどうぞご相談下さい。

 

  

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この記事を書いた人

母と子の心が通い合う日常をサポートする自由人

自らの健康を獲得するために薬剤師になり、古今東西の自然療法も網羅的に勉強した経験から、心の状態を整えることの重要性を学び、それを実践している。
その過程において幼少期から確執のあった両親との関係改善が進むことで、何をやっても満たされない気持ちがなくなり、今ここにある幸せを味わえるようになる。
この体験を多くの人にシェアすることをライフワークとしている。

提供しているもの:バーストラウマとインナーチャイルドを取り扱うヒーリング、感情カウンセリング

2003年に沖縄移住。家族3人暮らし。

HP:https://yagamieiko.com

BLOG:https://ameblo.jp/healing8

Instagram:https://www.instagram.com/yagamieiko/?hl=ja

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