理想の自分を生きたい人へ。フラストレーションなく理想の自分になる方法

自分は本当はもっとできるはずなのに、本当はもっとこうしたいのにできない、そんな理想と現実のギャップに感じるフラストレーションはありますか?

理想と現実のギャップが大きいと身動きが取れなくなったり、フラストレーションを感じていることさえ自分に隠してしまうかもしれません。

こういう時は、理想を抱いている自分を変えて、自分はこのままでいい、と思えればいいのかもしれないし、もっと身近な理想を設定できたら楽なのかもしれませんが口で言うほど簡単ではないことが多いかと思います。
今回理想を原動力という切り口で眺めフラストレーションの軽減を試みます。フラストレーションなく理想の自分になりたい方はお試しください。

この記事の目次

理想を作る原動力

理想を作る原動力

まず、理想を抱く時の原動力を大きく2つに分けてみます。

ひとつは肯定的な気持ちが原動力になった理想。

自分自身や今の状況に肯定的な気持ちがあって、続けて行くことでこんな風になりたいと思い描いたものです。

現実的で、理想にたどり着くまでのステップを感覚的に感じる、もしくは実際にもうそのステップの途中にいることも多いです。

理想を目の前にした時の気持ちは、理想の自分になることを信頼していて、そうなるのはやることをやっていれば時間の問題くらいの感覚の場合はこちらです。

もうひとつは自分に満足できない気持ちや否定感が原動力になっている場合。

理想の姿は今の自分とは違うものが多いです。

理想と現実とのギャップが息苦しく感じるのはこちらのケース。

理想の自分になるためにステップ抜けているような感じで、「今の自分」か「理想の自分」の2択になっていたり、理想を目の前にすると焦りがある、もしくは思考で自分の感じていることをコントロールしているのはこちらのケースに当てはまります。

2つの大きな違いとして、理想までのステップが自然とイメージできていないこと、思考がやコントロールが働いていて、感覚に蓋がされてしまっていること挙げられます。

これらの違いを埋めることでフラストレーションの解消を試みます。

ステップを作る

ステップを作る

ステップのない後者の理想にステップを作ってみます

手頃な目標を積み上げていくことでゴールに辿り着けるように、まずは、はじめの一歩を作りましょう。

理想の自分はどんな人ですか?

いつも「こうあろう」と試みている人物像はどんな人でしょうか?

まずは理想を言葉にしてみてください。
理想を明確にしたら、ステップを作ります。

ポイントは理想の自分になるためにあえて、今の自分ができていることを考えること。それをはじめの一歩にします。
「会社で頼りにされる人材になる」が理想だったとしたら「会社に行く」「メールを返す」などが目標です。

いつも当たり前にしていることをあえて目標にして、しばらくその目標をもって生活します。

目標が達成できている感覚が持てたら少しだけ目標をあげます。

先に出た例だと「余裕を持って会社に行く」「メールを数日中に返す」という感じです。

少しづつ目標をあげて、理想の自分になるまでのステップを足していきます。小さな階段を積み重ねるのが効果的です。

ただただ大きく感じられていたギャップが、縮められるような実感が持てたり、実際にそのステップをクリアしていることを認識することでフラストレーションの軽減が期待できます。

 

理想の自分を切り崩す

前述の方法は理想はそのまま、たどり着くまでの道のりを考える対処法でした。今回は自分の内面に目を向け、理想を切り崩してみようと思います。

理想の自分をフラットに捉える

理想の自分をフラットに捉える

理想の自分は自分にとってはいいものだと思います。ここではもう少しフラットに眺めてみます。

理想の自分になった時、何が得られそうですか?メリットはなんでしょうか?いくか考えてみた後は理想の自分になることで失うもの、デメリットを考えます。

仕事ができる人になったらみんなに認められるかもしれませんが、逆に頼られて仕事へ増えますよね。

できる人になると、自分の意見は通りやすくなるかもしれませんが、いろんな人に教えてもらったりしながら様々な仕事の仕方や考え方に触れる機会は減っていくかもしれません。

理想の自分になるいいところと悪いところをフラットに眺めたら、はじめに戻ってもう一度考えてみてください。

今抱いている理想の自分は本当に目指すべき姿でしょうか?

メリットもデメリットもあることが分かれば、理想の自分になってもならなくてもどちらでもいいという気持ちになるかもしれません。

 

理想の自分を目指す理由を探る

理想の自分を目指す理由を探る

なんで理想の自分になりたいのか、理想の自分をよしとする考えはどこから来ているのか考えてみます。

なんで理想の自分になりたいのでしょうか?

もちろん、ポジティブな理由もあるかと思いますが、フラストレーションを感じる場合は否定感からの理想像です。ネガティブなものもたくさんあげてみてください。

人からバカにされないため、疎外感を味わいたくないから、認めて欲しいから、負けたくないから…人によって色々だと思います。

深く自分を見つめていくとバーストラウマやインナーチャイルドが関わっている可能性は非常に高いです。

理由が分かると理想の自分になってもならなくてもいいような気がしてくるかもしれません。

自分に対する否定感から今の自分とは違う理想の自分になろうとする一方で、理想の自分になることは否定感の根本的な解消にならないからです。

理想を追いかけて、自分の感覚が置き去りになってしまうこともあります。ときに人は理想に合わせて自分の感じていることを調整してしまったりします。

「理想の自分は怒ったり泣いたりしない」がいつの日か、理想の自分になろうとすることで「自分は怒ったり泣いたりしない」にすり替わり、本当は怒っている自分、泣きたくて悲しんでいる自分は置き去りになっていくのです。

原動力の切り替え

理想の自分になりたい自分の本当の理由を見つけたときや、置き去りにされた自分の気持ちを発見したとき。

こういう時に大切にしたいのは、本当に自分が感じていることです。

心の奥の声はいつも耳を傾けてくれる人を待っています。話を聞いてもらうだけで落ち着いたり、前向きになれることってありますよね。

自分の声を丁寧に聴くことは案外大変なことかもしれません。でも時間をかけて自分の話を、本当の意味で聴いてあげられるのは自分だけです。

理想の自分になりたい自分の心の声を丁寧に聴くことで、気持ちが満たされて、自分自身に肯定的になってきます。そのときには否定感からでなく、肯定的な気持ちが原動力になった理想を描くことができます。

フラストレーションを感じずにすむ、肯定的な原動力からの理想です。

楽しい理想は人生に充実感を与えてくれることと思います。

原動力の切り替え

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この記事を書いた人

Shioriのアバター Shiori ヒーラー/感情カウンセラー/ヴィーガンパティシエ

何をやっても「なんか違う」
自分の道を見つけられずにいた私が、本当の自分に出会うまでに体験したことや気づいたことを書いています。

ちょっと長いプロフィールはこちらから
https://atelier-umi.net/mystory/

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