どうして人は浮気・不倫をするのか?

大好きな人と一緒になったのに、

どうして人は不倫や浮気をしてしまうのでしょうか?

大切に想っている人が近くにいるのに、

どうして人は浮気や不倫をしてしまうのでしょうか?

日常的に何人もの人と同時に付き合うという人は別として

仲の良い恋人や円満な夫婦、家庭がありながらも人は浮気・不倫をしてしまいます。

人によっては不倫や浮気によって大きな代償を払わなければならないこともあります。

不倫や浮気の要因を解説します。

なぜ人は浮気をするのか?

人はなぜ浮気や不倫をするのでしょうか?

答えは簡単です。

あまりにも普通の答えにガッカリされるかもしれません。

パートナーが「当たり前の存在」になったから

というのが今回の大きなテーマです。

もし、現時点で大切なパートナー(恋人や配偶者)がいるなら

ご自身にとってのパートナーの存在はどんなものでしょうか?

知り合ってから、付き合ってからはまだ日が浅い。という方は

パートナーの存在がとても

  • 輝いている
  • 特別な存在
  • 飽きない
  • 気持ちが昂ぶる
  • 幸せを感じる
  • 周りに自慢したい
  • 目に入れても痛くない

といったような強い想いや愛情を感じておられることでしょう。

ところが、

結婚してから数年が経過している

恋人になってからの期間がとても長い。

といった方たちはどうでしょうか?

パートナーの存在が

  • 当たり前
  • そばに居ることが普通
  • 日常的な存在
  • いてもいなくても一緒
  • 特に何も感じない

というように、お互いの存在が「当たり前のもの」になっている場合が多いのではないでしょうか?

当たり前になるのは当然の結果

付き合い始めた頃、結婚した当初はお互いの存在がとても特別なものであったことでしょう。

今まで一人でいることが長かった人、家族で過ごす幸せを感じることができなかった人は

パートナーがそばにいるだけで

  • 大切な人とご飯を一緒に食べられる幸せ
  • 大切な人と話ができる、語り合える幸せ
  • 大切な人と一緒に過ごすことができる幸せ
  • 大切な人と共に人生を歩める幸せ

どんな小さなことであっても「幸せ」を感じていたことでしょう。

ところが、その幸せが長く続くことはありません。

一緒に過ごすこと、一緒に人生を歩む日々を過ごす内に

お互いの存在が「当たり前」になってしまうのです。

これは幸せであることの「状況」が消滅したわけではなく、以前と同じ状況に対して幸せを感じにくくなった、感覚がマヒしてきたとも言えます。

これは決して悪いことではなく、

「当たり前」という感覚になっているということは、ちゃんと「受け取れている」ということでもあります。

パートナーと過ごす日々、人生を共に歩む日々をしっかりと受け取っていることによってお互いが「当たり前の存在」になってきたのです。

ただ、デメリットがあります。

先ほど書いた

2人が出会った頃のような感動や刺激を日常的には感じることができなくなってしまうのです。

当たり前の存在から感動は感じにくい

実は「当たり前」に感じていることこそが本来は素晴らしいことなのです。

しかし、残念なことに人は当たり前の状況に慣れ親しんでしまうと、「当たり前」のものには感動を感じることが難しくなります。

例えば、

  • 地球が存在していること
  • 日本が平和であること
  • スイッチを押せば電気がつくこと
  • お湯がすぐに出ること
  • 電話やネットにすぐに繋がること
  • 学校に行けること
  • 食事ができること
  • 健康であること
  • パートナーが存在すること

健康な人は、健康な状態にある内は健康であることのありがたさを感じることはありません。

一度でも健康である状態を失った人は「健康であること」のありがたさを感じやすくなります。

しかし、回復をして健康である状態が続けば、いつの間にか健康であることのありがたさは忘れてしまいます。

それは、ご自身が健康であるということをしっかりと受け取り、自分のものにしているからです。

他にあげた事例も同じです。

平和でない国、インフラが整備されていない国に行けば、日本では当たり前に利用できているもののありがたさを感じることができます。

人は当たり前と思っているモノを失った時にその存在を再認識し、当たり前にあることに感動することもできます。

ということは

当たり前の存在ではないことに気づくため?

浮気や不倫の原因は、

当たり前のものであったパートナーの存在が実は

「当たり前」の存在では無い。

ということに気づかせるために起こるのでしょうか?

確かに

当たり前だと思っていたパートナーの存在が実は自分だけのものではなかった。

ということに気づくことによって、パートナーの存在を再認識することはできます。

しかし同時に

パートナーシップの場合は別れを意味することの方が多いでしょう。

当たり前だと思っているパートナーとの日常に刺激を入れるためとしてはリスクが大きすぎる選択です。

もしかすると

破壊的衝動を伴って浮気や不倫といった行為を行う人もいるかもしれません。

しかし、現実的には

既存の夫婦関係、恋人関係の破壊を不倫や浮気の当初の目的としている人は少ないでしょう。

当たり前よりも刺激

「当たり前」であることにはとても価値があるのですが、人は当たり前であることに慣れてしまうと「当たり前」であることに面白みを感じなくなり、当たり前を構築する前に得ていた『刺激』を求めてしまいます。

恋人と付き合う、結婚する、その当初の目的は「当たり前」を手に入れることだったのではないでしょうか?

パートナーと一緒に過ごす、一緒の人生を歩むことによって、自分自身の人生をより幸せで豊かなものにしていきたい。という想いが強かったと思います。

ところが、パートナーの存在が当たり前になってくることによって「当たり前」であることよりも非日常の刺激を求めるようになってしまうのです。

そんな時にタイミングよく自分の自尊心を擽る人が現れると、日常の安定や幸福よりも、非日常の刺激の方が魅力的に思えてきます。

浮気や不倫では無い満たし方

パートナーとの日常が当たり前になってしまい、もっと人生に刺激が欲しいから他のパートナーとの関係を築く。

それは一つの選択肢かもしれません。

しかし、それ以外にも「当たり前」である現状のパートナーシップに向き合う方法があります。

今回は3つの選択肢をご紹介しましょう。

  1. 現状維持(何もしない)
  2. 徹底的に当たり前にする
  3. より先の関係性に進む

それぞれの選択肢について解説していきます。

この記事の目次

現状維持(何もしない)

「当たり前」であるということは何よりも尊いことです。

パートナーとの関係が「当たり前」の存在となっている。ということはお互いの存在をしっかりと受け取ることができているということでもあります。

問題は先ほども書いたように「当たり前」であることへの感謝を日常には感じにくいことです。

そのため、外部からの刺激(例えば、浮気や不倫)があった場合に現状維持が難しくなることがあります。

現状維持は良くないイメージを持つかもしれませんが、

当たり前であることに気づき、今を楽しむ。ということも大切です。

徹底的に当たり前にする

パートナーとの関係性が「当たり前」になっている。ということをお互いが認識します。

意外とこの「認識」にズレが生じていることがあります。

夫婦関係であれば

  • 妻は夫を当たり前の存在として見ている
  • 夫は妻を恋人同士の頃のような特別な存在として見ている

というようなことです。

この場合、「当たり前の存在」になってしまっていることを告げられた夫はショックを受けるかもしれません。

ですが、認識の擦り合わせは非常に大切です。

さらに「当たり前」であることの尊さをお互いが認識でき、お互いが当たり前の存在であることを徹底的に突き詰めていくことで揺らぎの少ない関係性が構築しやすくなります。

外部からの刺激に対しても、魅力や魅惑を感じにくくなります。

パートナーとの関係が「当たり前」であることを磨き上げていく。というイメージです。

より先の関係性に進む

ここから先の次の段階にはリスクを伴います。

ここでのリスクは「別離」も視野に入るということです。

今まで書いてきたパートナーとの関係は「依存的」な関係性でもありました。お互いが存在することによって成立しています。

ここからは、

お互いが存在していることは「当たり前」という前提にありながらも

それぞれ(一人一人の人間)が自主的に人生を生きる。という選択です。

パートナーとして、お互いの存在はリスペクト(尊敬)しながらも、

お互いが自主的に人生を生きていくこともリスペクトするというものです。

夫婦関係であれば

夫は夫としての人生に責任を持ち、自らの意志と選択によって生きる。

妻は妻としての人生に責任を持ち、自らの意志と選択によって生きる。

そこに依存が無い。

という関係性です。

では、こうなった場合にはどのようなリスクがあるのでしょうか?

それは

それぞれが自主的に人生を生きた場合に「パートナーシップの必要性が無くなる」という可能性が出てくるからです。

例えば、

夫は専業主婦である妻と家族を支えることを生きがいとして仕事をしてきた。

とします。

ところが、妻は自分でビジネスを始め夫を上回る収入を得て、経済的にも精神的にも自立した。

となった場合、

妻や家族に頼られることを生きがいとしてきた夫は自尊心が傷つけられ、一緒にいる意味を見出せなくなってしまうのです。

ここで夫の選択肢は2つです。

  • 別離をして別の人生を歩むのか?
  • 妻と共にさらなる成長を共に楽しむのか?

実はこういったことが見えてくると

人は最初の項目の「現状維持(何もしない)」を選ぶことによって、成長を止めようと働きかけるのです。

浮気や不倫行動から学ぶ

浮気や不倫といった行為からは「不純な」というイメージだけが沸き起こっているかもしれませんが、

実はそうではなく

人間の根源的な行動パターンが見えてくるのです。

人の不倫や浮気に一喜一憂して反応するのではなく、

自分自身に起こっている「当たり前」に目を向けてみてはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

ヒーラー、カウンセラー

対面での提供サービス
バーストラウマとインナーチャイルドを取り扱うヒーリング、感情カウンセリング

神奈川県を中心に対面の個人セッション(ヒーリング、カウンセリング)を実施しています。
ヨネイカンと直接会ってセッションを受けたいという方は、ホームページからお問い合わせください。

【ホームページ】
自分らしく生きる学校(https://kanyonei.com)

【執筆者プロフィール】
自分らしい生き方をビジネスでも実生活でも実現したい。
そんな思いを実現していく中での気づきを中心に書いています。

経営者としての日々を過ごし、現在はヒーラー、カウンセラーとして活動をしています。
以前までは、ビジネスで成功して稼ぐということは「自分を犠牲にすること」と思っていました。
頑張って、頑張って、頑張った末に得られた成果にこそ意味があると思っていたのです。

頑張る世界観の中での生き方から、毎日を楽しみながら、自分らしく生きる道があることを知りました。
まだまだ道半ばではありますが、わたしの経験や気付きをシェアすることで皆さんに少しでもお伝えできるものがあれば嬉しく思います。

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【YouTube】自分らしく生きる学校 @Youtube

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