厳しい親に育てられた人だけがわかる「あるある！」をまとめてみました。
私は母が厳しくて
「もし他の家の子だったら…」
なんて思ったことは一度や二度ではありませんでした。
親が厳しいと案外、その後の人生にそのことが響くんですよね。
「他の人に比べて経験不足で恥ずかしい」
「自分はできない」
って強く感じていました。
他にも、
・自分に自信が持てない
・人前で自分らしく振る舞えない
・自分は人と比べて欠けている気がする
・決め付けられている気がする
そんなふうに感じることも多かったです。
この記事では、私が感じていた自分が欠けている感覚について、親が厳しい家で育った人だけがわかる「あるある」と合わせて書いてみました。
親が厳しかった人や口うるさかった人には共感してもらえるんじゃないかなと思います。
親が厳しい家で育った人だけがわかる「あるある」
親が厳しい家で育った人ならこんな経験やこんな気持ちになったことがあるはず…。
共感できるもの、ありますか？
いつも先に帰らなければならない
門限があるから。
友達や彼氏と旅行に行けない行くには許可が必要
許可を取るのも一苦労…。
私は、友達の家は良くて、旅行はNGなどよくわからないルールがありました。
何かをお願いするときには事前準備をしていた
まずは、親の機嫌が良さそうな時を見計う。
（当たり前ですよね！）
事前に家の手伝いなんかをして印象をよくしてからお願いする
相手の反応に合わせて何通りもの返事を考える
なんて言ったら許可が下りるか考える
など、事前準備を怠らない。
私は相手の機嫌を伺うんだけど、機嫌を伺っているそぶりは見せないようにしていました。
バレてはいけないですからね！笑
同情を誘う作戦は失敗に終わった
みんなと同じことがしたくて、同情を誘ってみたけど
「他の家は関係ない」「自分は自分でしょ」
などもっともらしいことで突っぱねられる。
小さい頃にキラキラのサンダルが流行っていて周りの子が持っていました。
特に欲しい気持ちはなかったんですが、その流行っぷりをみた親から「みんな持ってるなんて理由では買わない」と宣言されていました。
「キラキラのサンダルが好きだから」って理由でも買ってもらえなかったと思いますけどね。
結局は親の独自ルールで成り立っているのです。
他にも「ヨソはヨソ、ウチはウチ」ってよく言われてました。
なんだか私にとっては絶望を感じる言葉でした。
何かを選ぶときに親になんて言われるか考えてしまう
例えば、服を選ぶときに「なんて言われるんだろう？」と考えてしまう。
・親が認める服しか買ってもらえなかった。
・自分の着たい服があるのに親の選んだ服を着なければならなかったことがある。
・親の好みに合わないと批判された
こんなことがあると周りに「なんて言われるんだろう？」頭をよぎってしまう人も多いかもしれません。
おしゃれに興味がないと思ってたけど、本当は好きだと気がついたという人はクライアントさんでよくいらっしゃいます。
私もそうだから類は友を呼ぶのかもしれません。
親にあれこれ言われるのが嫌で、興味のないことにしてしまうことってあるんですよね。
ついた嘘に罪悪感
やりたいことをするためにつかなくちゃいけない嘘もたくさんあったけど罪悪感でいっぱい。
嘘をつきたくない自分、親の望む子でいたい自分とやりたいことをしたい自分の間で揺れる。
他の家の子になりたいと思ったことがある
「もしあの子の家の子だったら…」と妄想しては現実に落ち込む。
「なんで自分だけ…」「なんで他の子みたいにできないの？」なんて気持ちも。
私はお隣の家に住むRちゃんがいつも羨ましかったです。
でも、大人になってこの気持ちは全ての子どもが持つ気持ちではないと知って驚きました。
正しいことがなんなのか考えてしまう
自分が正しいことから外れていないかチェックするもう1人の自分がいる。
「何がいいのか？」を考えてしまい、物事を善悪で判断しようとしがち。
「そうしたいのか」よりも「どっちが正しいんだろう？」って考えることが多くて、物事を善悪で判断することに内心疲れていました。
自分には人並みの経験がない気がする
みんなが当たり前にしてることを諦めてきた。
「なんだか人生の経験値が低い気がする。」
私は「みんながしてることをしたことがない自分が恥ずかしい」ってよく感じていました。
でも、実際に経験が少ないのかと言われるとそうでもなくて、思い込みなんですよね。
思い込みだとわかっても「周りと比べて経験不足で、社会のことをよく知らない」といつも自分のことを恥ずかしく感じる気持ちが消えませんでした。
頭ではわかっていても消えない感覚って、どこから来るのでしょうか。
「させてもらえなかったこと」が意味すること
周りがやっているけど「させてもらえなかったこと」は、当時の私にとって「自分にはその価値はない」を意味しました。
例えば、みんなが友達同士で泊まりに行っていても私は行けない時
「私はその行動に値しない人間だ」
「私にその価値がないからできないんだ」と感じました。
自分には価値がないって感じた時は、自分のことが恥ずかしく感じました。
させてもらえなかったことを人に言えない感じ、隠したくなる感じでした。
この
・人に言えない
・隠したい
・自分が恥ずかしい
これらの気持ちが大人になってから感じた「他の人よりも経験不足で恥ずかしい」って感覚の正体でした。
まるで当時感じたことを冷凍保存してとっておいて、大人になっても感じているかのようだったんです。
忘れられない感覚は心の奥から
心のことを学び始めてから、人は過去に感じた気持ちや感覚を心の奥にとっておく生き物だということを知りました。
だから頭では「そんなことない」といくら思っても、
客観的に考えたら間違っていたとしても
「私は経験不足で恥ずかしい」という気持ちが消えなかったのでした。
今思えば
後になって思い出してイライラしてしまう時はイライラを冷凍保存して持っていたし
飲食店でマネージャーしていた時にスタッフに仕事を頼みづらくて緊張した時は
相手の反応が怖いって気持ちを冷凍保存して持っていました。
何度も繰り返す忘れられない感覚は、心の奥に過去に感じた気持ちや感覚をそのまんま冷凍保存しているだけなのかもしれません。
