2020年からの新型コロナによるパンデミックが落ち着き始めたと思ったら
今度はアメリカ、スイスの銀行破綻、米国の景気後退、世界情勢は混迷を極めています。
新型コロナウィルス、戦争、円安・ドル高、インフレ、テクノロジーの進化、先の見えない大きな変化が世界では起こり、私たちが住む日本にも大きな影響を与えています。
これから先のことを考えると世の中がどうなっていくのか、ますますわからなくなってきました。
不安な気持ちばかりが大きくなってきて、生きていくことが辛くなってくる。
そんな気持ちになった事はないでしょうか?
私たちは今までに経験したことがないような大きな変化に向き合わされています。
先の見えない不安は大きくなるばかりです。
世の中にある不安に巻き込まれてしまうと、さらに自分の自身の中にある不安は大きくなっていきます。
あなたの中にある不安が大きくなると、先を見通す力、未来を想い描く力はどんどんと弱まります。
今回の記事では、あなたの中にある不安を解消しながら、
さらにあなたの未来をより自由に思い描く力を高めるヒントをお伝えします。
現在の状況を整理する
不安の中に、自分自身がいるように感じているのであれば、改めて現在の状況を整理し、自分がどのような状況にいるのかを正確に把握することが重要です。
不安の渦の中に、自分自身が飲み込まれてしまうと、どんどんと周りが見えなくなってしまいます。
最初の頃は不安な気持ちを感じているかもしれませんが、その状況に慣れてくると「不安であること」が当たり前になってきます。
自分は何が不安だったのかを感じ取れなくなってしまい、感覚が麻痺してしまうのです。
2020年新型コロナウィルスが世の中に広まり始め、未知のウィルスに対する不安な気持ちが蔓延し始めていた頃を思い出してみましょう。

その頃は、何だかわからないけれど不安な気持ちになっていたと思います。
未知のウィルスに対する不安と世の中がどうなっていくのかわからない、先の見えない不安がありました。
その不安な状況に慣れてきて、不安であることが当たり前になってしまうと、何が不安なのかもわからなくなってしまいます。
不安の正体がわかり、原因をつかんで、自分の中で不安を解消できれば問題はありません。
しかし、不安の渦中にいる時は何が不安なのか「不安の正体」がわかりません。
不安な気持ちだけがよくわからないままに蓄積され、不安が当たり前になって、不安を感じることもなくなっていきます。
そんな状態になってしまうと、 不安の根本要因が見えなくなってしまい、不安を解消することが非常に難しくなります。
あなたが感じている不安の正体を明確にするためには、自分が置かれている状況を客観的に見ることが大切です。
客観的に捉えることができれば、未来に向けてどのような準備をすれば良いかが見えてきます。
不安に呑み込まれずに客観的な視点を持つ
目標を明確にする
不安にばかり目を向けていると、どんどんと気持ちが不安に奪われていってしまいます。
不安という正体のわからない相手を気にし続けるのではなく、一度不安から目を離して視点を変えてみましょう。
この先どうなるのかわからない不安、将来に対する不安、これらは未来のことを考えているようですが実はそうではありません。
不安の原因は
過去の自分から抜け出したくない、変わりたくない、
変化せずにそのままの自分でいたいと願う気持ちです。
それは過去の自分に囚われて身動きが取れない状態です。
そこで、視点を変えてみましょう。
視点を過去ではなく、あなたが手に入れたい未来に変えます。
将来に向けての目標を明確にしてみるのです。
自分がどの方向に進みたいのかを明確にします。
目標が定まれば、その目標に向かってどのような行動を起こすべきかが見えてくることがあります。
将来の向けての目標を考えることで、不安な気持ちから一時的であれ解放されます。
過去の囚われから解放して、未来に意識を向ける
現実的な計画を立てる
目標を達成するためには、現実的な計画を立てることが重要です。
不安の中にいる時は不安の対象が明確になっていません。
何となくの不安に取り込まれてしまっています。

そこで、未来に向けて具体的で現実的な計画を立てることができれば、
何となくの不安から解放され、何が不安なのか具体化されます。
「不安だから何もできない。」
これが今までの状況だったのではないでしょうか?
この状況から抜け出すために
「将来に向けてやるべきことが決まる。」
→計画の実行に入り込む不安は何か?
といったように不安の対象を明確にすることが容易になります。
具体的なステップを決め、スケジュールを組むことで、将来に向けての具体的なイメージが浮かんできます。
例えば、僕の場合は
普段からやっていることがうまくいかず、どうしたら成果を得ることができるのか?不安な状態が続いていました。
当時はとにかくやってみる。
やってみたら何とかなる。と思っていました。
しかし一向に成果が出ず、やればやるほどに不安が募ります。
そこで考えを変えて、まずは自分がどうなりたいのかを考えてみました。
そのためにできる事は何かと計画を立てて、実行したのです。
なんとなくの不安と共に仕事をしていた頃に比べると、随分と楽に仕事ができるようになりました。
なんとなくの不安の中に自分を置いておけば、何となく安心することができます。
今回のように対象を明確にしてしまうと、もしかしたら別の不安が出てくるかもしれません。
それは今まで安心して過ごすことができた、なんとなくの不安から自分自身が抜け出して、より良くなってしまうことに対する不安が出てくるからです。
不安は明確にされることを嫌います。
不安の対象が明確になってしまうと不安が解消されてしまうからです。
何となくの対象を明確にする
自分にとって重要なことを見つける
先が見えない不安で、自分自身がいっぱいになっているときは
物事に優先順位をつけることができなくなっているかもしません。
生きている日常そのものすべてが不安になっている状態だと、世界はぼんやりとしか見えなくなり、対象を明確にすることができなくなります。
先の見えない不安から抜け出し、将来に向けて自分の目標を達成するためには、自分にとって「何が重要なのか?」を見つけることが必要です。
あなたにとっては何が重要で、何に時間やエネルギーを費やすべきかを見つけること。
未来に向けての方向性が見えてくることでしょう。
重要なことが見つからない時は
自分にとって何が重要なのか優先順位をつけることが大切だということがわかった。
しかし、実際にはどうやって重要なことを見つければいいのかわからない。そのような場合の対処法をお伝えします。

やめる対象を見つける
自分にとって何が重要なのか、よくわからない時は、
自分にとって何が重要ではないのかを考えてみましょう。
ポイントは日常の中でやめてもいい物を探し出すことです。
不安で気持ちがいっぱいになっているとき、
その不安な気持ちから何とか抜け出したい!と思い、いろんなことに手を出し始めます。
あれもやろう!これもやろう!と何かを始め、動き続けることで不安を解消しようとします。
ところが、いくらやっても不安が解消される事はなく、それよりもうまくできないことによる不安の方が増大していく可能性があります。
そこで今回は、日常的にやっていることの何かをやめることを意識してみます。
やめることで不安を手放す
何かをやっていないと不安。
とにかく動き続けていないと不安。
手持ち無沙汰だと不安。
そんな不安がある方に特にオススメなのは「やめる」ことです。
日常生活の中からやめられそうなものまず1つ決めて、実際にやめてみましょう。
例えば、
スマホのニュースアプリを常にチェックして最新のニュースを見ていないと不安になってしまう。
そのような現状があるのであれば、スマホのニュースアプリを起動することをやめてみます。1日ニュースを見ない日を作ってみましょう。
あなたの不安の要因となるものの1つを実際に止めてみることによって、不安から距離をおく事ができます。
自分にとって重要なことを見つける
実際にやめてみることによって、あなたにとって重要なことが見つけやすくなります。
日常の中のやるべきことに埋もれてしまって、本当に自分が大切なことを見失っている可能性があります。
やめることから始めてみる
前向きな考え方を身につける
先が見えない不安から解放されたら、次は未来に向けて前向きな考え方を身につけることも大切です。
世の中、世界は急激に変化しています。
ここ数年で、世界で起こっている急激な変化と同じような変化が
また近い内に起こるかもしれません。
これまでと同じような、またはそれ以上の急激な変化が起こったときに、今までと同じように不安に飲み込まれ不安の中で生きていくのか?それとも、
困難に直面したときに、前向きに考え、自分にとって最善の解決策を見つけて、自分で未来を描き出すことができるのか?
それは自分自身の「在り方」次第です。
今の不安な心理状態から、自分自身が抜け出す力があると、自分を信じることができるのか。
そして、不安から抜け出したあなたが未来を描く力を手に入れて、自分らしく生き続けることができる。
自分を信じる力が、本当のあなたで生きる力の源になります。
不安を解消して、未来を描ける力を信じる
不安の解消をサポートします
先が見えない不安を解消して未来を描く力を身につけるためにできる方法をご紹介してきました。
あなたのお役に立つ、使えそうな方法は見つかったでしょうか?
もし、今すぐにでもやってみたい。そんなヒントが1つでも見つかれば、実際に行動に移してみてください。
あなたの意思で動き出すことによって、未来は大きく思い描く方向に動き出します。
今回、ご紹介している方法は自分自身との対話が中心ですので、自分一人で簡単にできるものばかりです。
しかし 慣れていないとどうしても行き詰まってしまうこともあります。
僕自身もうまくいかなくて悩み、不安になることがありました。
そんな時は多くの人のサポートを受けて、 本当の自分と出会うことができました。
1人で悩み、苦しみ、その経験から成長することは大切なことです。
でも、誰かのサポートを受けることによって、自分だけでは乗り越えることが難しい壁を乗り越えられることもあります。
今までの僕は多くの人に助けられ、自分の力だけでは乗り越えられない壁を乗り越えることができました。
その経験から、今は人をサポートすることを仕事にしています。
もし、何かお手伝いことができることがあればお気軽にご相談ください。詳細はこちらのホームページからお問い合わせください。
一人で乗り越えるのが難しい時はサポートを利用する