【諏訪大社アクセス】初心者向け。徒歩、電車、バス、車のすべてのルートを解説

この記事でお伝えすること
  • 諏訪大社ってどんな神社?
  • 東京、名古屋、大阪からのアクセス
  • 現地バス、JR情報と一目でわかる参拝観光マップ
  • 私のおすすめはタクシー利用と徒歩
  • もう本当にどうしていいかわからない人向けプラン

諏訪大社は四つのお社を合わせて「諏訪大社」です。

初めて諏訪大社を参拝しようと思い立った時、難関は現地の移動ルートでした。
お社の場所が離れているので、車がないと、地元バス、JR中央本線、タクシー、徒歩を組み合わせて移動します。
これがパズルのようで、プラン建てに苦労しました。

車なしで四社参拝を考えている方向けに、現地バスなど参考となる情報を紹介します。

この記事の目次

諏訪大社はどんな神社?

諏訪大社は、日本全国の諏訪神社の総本社になります。
すべての諏訪神社の頂点になります。

社格は一宮(いちのみや)。
信濃國一之宮(しなののくにいちのみや)と言い表します。

諏訪大社に参拝すると、信濃國の神社すべてに参拝したことになるとても重要な神社です。

諏訪大社のご祭神とご利益

諏訪大社のご祭神は、神社のご由緒からいろんな説があります。
現在の公式見解は次のようになっています。

建御名方神(たけみなかたのかみ 男神)
八坂刀売神(やさかとめのかみ 女神)
八重事代主神(やえことしろぬしのかみ 下社のみ 兄神)

総じて諏訪大明神としています。

ご利益はもりだくさん。
農業や狩猟、航海、勝負は特徴的です。

  • 農業、狩猟、航海、勝負
  • 縁結び、子授け、安産、家内安全
  • 商売繁盛、厄除け

諏訪大社のご神体は大自然

  • 上社:ご神体山は、上社の背後にある宮山(御山)。さらに奥にある守屋山の説もある。
  • 秋宮:一位(いちい)のご神木
  • 春宮:杉のご神木

上社では、明治期まで大祝(おおほうり)という「人」が現人神、ご神体として神事が行われていました。

四社合わせて諏訪大社

諏訪湖を南北にはさんで4つのお社があります。
これら4つ合わせて諏訪大社です。

  • 上社前宮(かみしゃまえみや):茅野市宮川2030
  • 上社本宮(かみしゃほんみや):諏訪市中洲宮山1
  • 下社春宮(しもしゃはるみや):諏訪郡下諏訪町139
  • 下社秋宮(しもしゃあきみや):諏訪郡下諏訪町5828
四社の名前駅からの所要時間お社間の所要時間
上社前宮茅野駅から徒歩32分、タクシー8分前宮⇔本宮は徒歩26分
上社本宮茅野駅から徒歩46分、タクシー11分
下社春宮下諏訪駅から徒歩17分春宮⇔秋宮は徒歩17分
下社秋宮下諏訪駅から徒歩12分
※所要時間は2023.2.1にGoogleマップでの検索した結果。

上社と下社、前宮と本宮、春宮と秋宮。
駅も、上諏訪、下諏訪で上やら下やら。
所在地(自治体)も違うので頭が混乱しますが、ここを押さえられたら神社通です!
慣れるまでがんばろう!

参拝する順番の決まりは?

諏訪大社の公式見解は、回りやすい順番で参るとなっています。

お諏訪さま よくある質問

お参りの順番に決まりはありますか?
 特に決まりはありません。
 回りやすい順番でお参りください。

諏訪大社の四社はどれが本社(格が上)ですか?
 諏訪大社は上社の「本宮」と「前宮」、下社の「春宮」と「秋宮」の四社ありますが格の優劣はありません。
 四社で諏訪大社です。

よくあるご質問-信濃國一之宮 諏訪大社

各地からのアクセス

諏訪地方の玄関は、JR中央本線の茅野(ちの)駅、上諏訪(かみすわ)駅、下諏訪(しもすわ)駅です。
3つの駅は隣接しています。

次に、茅野、上諏訪、下諏訪へのアクセスをJR線と高速バスでみてみます。

東京方面から

【JR線】

すべての特急あずさが茅野と上諏訪に、一部の特急あずさが下諏訪に停車します。

  • 東京方面からのすべての特急あずさが茅野、上諏訪に停車します。
    ※下諏訪には一部の特急あずさが停車します。
  • 諏訪地方は、特急と各駅停車を合わせると、基本的に1時間に1~2本の列車が運行しています。
  • 3駅間は約5分の乗車です。
【高速バス】

京王バス、アルピコ交通がバスタ新宿から茅野⇒上諏訪⇒下諏訪⇒岡谷へ運行しています。

大阪・名古屋方面から

【JR線】

名古屋で特急ワイドビューしなのに乗り、塩尻駅で特急あずさまたは各駅停車に乗り換えます。

  • 塩尻駅から乗った場合もすべての特急あずさが上諏訪、茅野に停車します。
    ※下諏訪には一部の特急あずさが停車します。
    ※塩尻⇒茅野の乗車時間は、時間帯にもよりますが、各駅停車なら30分、特急なら20分が目安になります。
  • 諏訪地方は、特急と各駅停車を合わせると、基本的に1時間に1~2本の列車が運行しています。
  • 3駅間は約5分の乗車です。
【高速バス】

大阪・京都からはアルピコ交通が運行していましたが、2023年2月9現在、運休です。

名古屋からは名鉄バス、アルピコ交通が松本バスターミナルまでが運行しています。
松本バスターミナルはJR松本駅前にあるので、そこからJR移動となります。

諏訪大社を巡る観光マップ

1日で四社すべてを巡ることはできます。
観光や食事をどの程度プラスするかで日帰りか、宿泊か考えるとよいでしょう。

・日帰りか泊まるか。
上社、下社どちらから参拝するか。
・どこを観光するか。
・バスの時間とJRの時間がうまくかみ合うか。
・美味しいお店は?お土産は?

宿泊するなら温泉を楽しもう

最寄り駅から徒歩圏内に温泉があるのが上諏訪と下諏訪です。
茅野は、温泉地まで距離があるので、宿が送迎してくれるか要チェックです。

  • 下諏訪諏訪大社下社周辺をゆっくりめぐるのにおススメ。
  • 上諏訪諏訪湖畔の観光も楽しむのにおススメ。

地元移動に使えるバス


諏訪大社四社は、茅野市、諏訪市、諏訪郡の3つの自治体にあります。
自治体間はバスがつながっていません。

茅野市にいたっては、路線に上社前宮がありません。
路線バスの旅泣かせです。

でも、旅は不便も楽しんでみませんか。
思いがけない出会いがあるかもしれませんよ。

そんな事情ですが、諏訪市のバス「諏訪湖周スワンバス」と「かりんちゃんバス」と下諏訪町循環バス「あざみ号」が使えます。

柴田ともみ

最大の難関は、上社前宮と本宮の参拝です。
最寄りの茅野駅から遠いし、バスもありません。
時間の余裕や体力がなければタクシーの利用を考えましょう。

地元で使えるバスは
・諏訪湖周スワンバス:諏訪湖一周
・かりんちゃんバス:上社本宮と上諏訪駅を結ぶ
・あざみ号
下社春宮と秋宮周辺の地域循環

諏訪湖周スワンバス

諏訪湖をぐるりと一周するバスです。

下諏訪駅と上諏訪駅を通るので、下社春宮・秋宮の参拝と諏訪湖周辺観光をセットにする場合に使えます。

移動の例

下諏訪駅-(徒歩15分)-諏訪大社下社秋宮-(徒歩20分)-下社春宮-(徒歩20分)-下諏訪駅
もしくは、下社近くのバス停から上諏訪駅へ

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かりんちゃんバス

かりんちゃんバスは、上諏訪駅⇔上社本宮に使えます。
上社から下社へ移動するのに使えるので、これは貴重なバスです。

いくつかの路線があるのでチェックしてみてください。
諏訪湖畔を通る線を使えば、湖畔観光をしながら上諏訪駅に向かうこともできます。

移動の例

茅野駅-(徒歩40分、タクシー10分)-上社前宮-(徒歩25分)-上社本宮-(かりんちゃんバス)-上諏訪駅

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下諏訪町循環バス「あざみ号」

必ず下諏訪駅で発着し、諏訪湖周スワンバスと接続しています。

下諏訪駅⇔万治の石仏(春宮の近く)または下諏訪駅⇔諏訪大社秋宮前を乗ることができます。
歩き疲れた時に助かりますね。

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タクシー事情も知っておこう

JR駅前にタクシーは常時待機していますが、諏訪大社の前は期待しない方が良いです。

柴田ともみ

特に上社前宮。
毎年のように参拝していますが、前宮でタクシーが待機しているのを見たことがありません。

上社前宮、本宮の参拝は、健脚でないならタクシー利用をおススメします。

タクシー会社の電話番号をメモしておきましょう。

茅野駅でレンタサイクルは?

茅野駅前にある茅野市観光案内所では、諏訪大社上社前宮と本宮をめぐる参拝サイクリングを紹介していました。
しかし、コロナウイルス感染症対策のため現在はレンタサイクルを中止しています(2023年2月10日確認)。

柴田ともみ

こうなると上社前宮と本宮の参拝は、徒歩かタクシーということになります。

プラン決めに困ったら

私のおすすめプラン

プラン立てのポイントです。

  • 初めて諏訪地方に来られる方にとって交通網の把握は難しい
  • タイムスケジュールが立てられないなら、地元バスは乗れたら乗るくらいの気軽さで
  • 下社エリアは歩く距離が結構あるので体力温存したほうがいい
  • 泊まると諏訪湖湖畔の観光もできる

【結論】タクシーと徒歩を組み合わせるのがおすすめ

1日コース

茅野駅からタクシーで上社(前宮、本宮)を巡る
茅野駅から下諏訪駅にJRで移動
下諏訪駅からタクシーで下社春宮か秋宮のいずれかへ
徒歩で下社を巡り下諏訪駅へ

1泊2日コース

【1日目】茅野駅⇒上社(前宮・本宮)巡り⇒上諏訪温泉または下諏訪温泉で宿泊
【2日目】宿⇒下社(春宮・秋宮巡り⇒下諏訪駅または上諏訪駅

自分でプランが立られない人向け

諏訪大社を巡りたいけれどどうしていいかわからない人にとって裏技です。

上諏訪温泉の姉妹宿「しんゆ(親湯)」と「萃sui-諏訪湖」です。

他にも良いお宿はたくさんありますが、ここだけの特別なサービスがあります。
宿泊者が乗れる無料参拝バスしんゆ号です。

諏訪大社四社をパンフレット&ガイド付き、3時間ほどで巡ってくれます。
諏訪大社のご由緒、見どころもよくわかります。

無料参拝バスしんゆ号

しんゆさんに宿泊し、しんゆ号に乗ったことがあります。

このお宿は、上諏訪駅から徒歩約10分、送迎あり。
目の前が諏訪湖で湖畔の観光に便利、ひとり旅女子でも安心なお宿です。

しんゆ号は、富士山が見えるポイントを通ります。
晴れて空気がクリアな時、見えるんですよ。
その時の写真がこちら。標識の支柱の右に。

実際はもっと大きく見えて感動!

まとめ

諏訪大社は四か所にあるお社すべてで諏訪大社です。
お社の場所が離れています。
初めての方で、車がない場合は、地元バス、JR中央本線、タクシー、徒歩となります。

観光プランに合わせて交通機関をうまく組み合わせましょう。

・JR中央本線は、茅野駅、上諏訪駅、下諏訪駅
・地元バスは、諏訪湖周スワンバス、かりんちゃんバス、あざみ号
・タクシー会社は事前にチェック

私のおすすめはタクシー利用と徒歩で、バスはタイミング良ければ…です。

では、諏訪大社の旅を楽しんで行ってらっしゃい!

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この記事を書いた人

心と感情の専門家/薬剤師

夫婦 暗黒期を乗り越え
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