- 【人付き合いが苦手】になる根本原因
- 【人付き合いが苦手】の意外なメリット
- 【人付き合いが苦手】を克服しなくてもいい理由
- 人ともっと楽しく話したいのに、なんだか会話がぎこちなくてうまく盛り上がれずいつも落ち込む。
- 楽しそうに話してる人を見ては自分と比べて「自分はなんでこんなに人とうまく付き合えないんだろう…」と思って落ち込む。
こんなふうに感じて【人付き合いが苦手】に感じること、ありませんか?
私も過去、本当に【人付き合いが苦手】でした。
でも、あることをきっかけに【人付き合いの苦手意識】が少しずつ減っていって、いつの間にか自然とうまく付き合えるようになっていきました。
【人付き合いが苦手】のカタチは人によってさまざまだと思います。
私自身が持っていた【人付き合いが苦手】な特徴と同じタイプの方であれば、このコラムの内容はお役に立てると思います。
少しでも【人付き合いが苦手】への気持ちがラクになれば嬉しいです。
【人付き合いが苦手】な私が持っていた5つの特徴
あなたが【人付き合いが苦手】と感じる状況って、どんな状況の時でしょうか?
特定の苦手なタイプや苦手な場面があるでしょうか? それとも、人付き合い全般がなんとなく苦手に感じているでしょうか?
私の場合、
- 女性の集団・グループや、その中心にいるボスタイプの女性
- プライドが高そうで偉そうなおじさん
- 職場の飲み会など、いろんな人が集まる大勢の場
が特に苦手で、それ以外はわりと苦手と感じることは少なかったように思います。
では、その苦手と感じるタイプや場面になるとどんな【人付き合いが苦手】な特徴が出やすかったのか?
1つずつその特徴を見ていきたいと思います。
特徴その1.「どう思われてるのか?」いつも気になる。
話し方、表情、立ち居振る舞いが相手から見てどうなのか? いつも気にしてしまいがちでした。
自分に本当に自信がなかったため「相手にどう思われてるのか」を意識しすぎて、いつも心配したり不安を感じていました。
特徴その2.気楽に「自分のこと」が話せない。
「こんなこと言って、変に思われないかな…?」
気軽に気楽に自分のことを話したいけれど…自分の話すことが相手から変に思われないか?そこを気にしすぎてグルグル考え込んで、結局話せず愛想笑いばかりで終わることもよくありました。
特徴その3.相手の言動を深読みしてしまう。
相手が何気なく言ったことを「もしかして私のこと、〇〇て思ってるんじゃないのかな…」とネガティブに考えたり、たまたまいつもとは違う態度をとられたりすると「もしかして嫌われてるのかな…」と、相手の言動の裏側を深読みしてネガティブに捉えてしまいがちでした。
特徴その4.気を使いすぎてヘトヘトになる。
苦手な人と接するときは特に「相手に変に思われないか?」「相手の機嫌を損ねてないか?」「相手に嫌な思いをさせてないか?」変な気ばかりを使ってそのことで頭がいっぱいになり、気がつけばいつもヘトヘトでぐったりしていました。
特徴その5.愛想笑いのしすぎ
苦手なタイプの人や大勢の場に居るときは、常に緊張した気持ちで周囲に意識を張り巡らせていて気持ちに全く余裕はありません。
どんな話をすればいいのかわからないし、どう振る舞えばいいのかもわからない…。
だから、とりあえず「愛想笑い」でその場を切り抜けるようにしていました。
以上が私が持っていた【人付き合いが苦手】な特徴でした。
あなたは私と同じ特徴をもつタイプの方でしたか? もし良かったらこのまま読み進めてくださいね。
わたしが【人付き合いが苦手】になった原因
最初は思春期によくありがちな気が合わない女子との諍いがきっかけでした。
しかし、次第に相手側の人数が増えていき、最終的にはクラスの女子半分が敵のような状態になりいじめに発展しました。
私に対しての陰口・悪口に加えて仲間外れ、ときにはやってもいないことを吹聴されることもありました。
最初は1人で応戦していたものの、人数が増えていくのと期間が長引くにつれてどんどんと心が折れていきました。
そして、耐えられなくなって親や担任に相談しましたが、まともに対応してもらえず。
結局どうすることもできずに心が折れてしまい、しまいには人が信用できなくなりました。
学校にも家にも自分の居場所はなく、学校へ行けば悪口・陰口を言われる日々。
そして、どんどん女子の集団が怖くなっていきました。
【人付き合いが苦手】になる3つの根本原因
【人付き合いが苦手】と感じる根本原因には、私自身が体験したような「過去の人間関係で傷つくような体験をした」ことに加え、あともう2つの原因があります。
3つをそれぞれ簡単にご紹介していきます。
①過去のトラウマ
幼少期に、親または友人関係で深く傷つくような体験をしたことが原因の場合。
心の傷が深いため、再び同じようなことで自分が傷つかないように守る意識が強く、そのため、「相手がどう思っているのか?」必要以上に気にしてしまって、【人付き合いが苦手】に感じてしまうタイプ。
②親の過干渉
子どもの頃から、親の言うことを聞かされ否定ばかりされることが積み重なる経験をしている場合。
他人とのコミュニケーション力や自分の意志を自分で汲み取る力が十分育っていないため、いつも自分がどう振る舞えば良いのかわからずに【人付き合いが苦手】に感じてしまうタイプ。
③気質
HSPのような人一倍敏感で繊細な気質を持ち合わせている場合。
自分の意志とは関係なく自然と相手や周囲の雰囲気を感じ取ってしまいやすく、その状態がしんどさになるため、【人付き合いが苦手】と感じてしまうタイプ。
【人付き合いが苦手】に感じるのは、通常この3つの原因が混じり合って出来上がることが多いです。
あなたはどのタイプに当てはまっていましたか?
【人付き合いが苦手】な自分のことを「ダメだ」と思っていた。
過去、私の中に「誰とでも上手く付き合えて楽しく話せるようになりたい!」という思いがありました。
人間関係で傷つくような体験をしていたから余計にそう思っていたのかもしれません。
それに、【人付き合いが苦手】と感じる自分がどうしようもなくダメに思えて、すごくコンプレックスに感じていました。
だから、少しでも【人付き合いが苦手】な部分を克服しようと自分なりには頑張っていました。
けれど頑張って克服しようと思えば思うほど、「もっと上手く話さなきゃ!」とか「もっと楽しい話をしないと…」と思い過ぎてしまって余計に緊張してうまくできない…。
そんな自分をさらにダメに感じてしまってイヤでたまらなく、「自分は本当にダメ人間なんじゃないか?」と思うこともありました。
そんな感じでいつも<克服しようとする→余計に上手くできない自分に嫌気がさす>みたいな負のループにぐるぐるハマって、いつまで経っても【人付き合いが苦手】意識が克服されることはありませんでした。
【人付き合いが苦手】意識がぶり返したママ友付き合い
結局【人付き合いが苦手】が克服されることのないまま年数は経ち、結婚をして私は子供を持つ母親になりました。
子供が幼稚園に入る頃には今のカウンセリングの仕事を始めていたので、自分自身の心理的なしんどさや人付き合いの苦手感は多少軽減はしていました。
ですが、自分的には<一番苦手感の強い女性の集団=ママ友付き合い>が子供の幼稚園入園とともに始まり、一気に昔の苦手感がぶり返したような気持ちで毎日過ごしていました。
結婚後はしばらく専業主婦をしながら子育てをしていたので、毎日家事育児に追われるような生活。
関わる人もかなり限られるので、働いていた頃のような「いろんな人と上手く付き合っていく」必要性はありませんでした。
だから、どこかホッとしていたような部分もありました。
頑張って人付き合いを克服しなくてもいい状況に心地良さも感じていました。
でも、幼稚園入園となると話は別。
働いていた頃に感じていた「上手く付き合っていかないと!」という緊張感とプレッシャーを感じながら【人付き合いが苦手】を克服しようとあらたに奮闘し始めました。
しかし、上手く付き合おうとすればするほど空回りと悪循環。
そして、どんどん付き合い自体を苦痛に感じるようになりました。
少しずつ見出した【人付き合いが苦手】のメリット
結局、幼稚園3年間のママ友付き合いで奮闘した結果、表面的な付き合いで終わり、本当に仲良くなれた人は一人もいませんでした。
人付き合いを頑張ってみて自分の中に残ったものは”なんとか上手く付き合おうと無理して空まわった疲労感”。
「苦手なことを無理して頑張ってまで疲れるのって一体なんなんだろうな…」と心底虚しさを感じました。
そして、敢えて頑張ってママ友付き合いも含め人付き合いを上手くなろうとしない選択をとるようになりました。
子供が近所の小学校にあがり、近隣のお母さんたちとも当然知り合う機会が増えました。(幼稚園は私立に通っていたので、近隣のお母さんたちと知り合う機会はなかった。)
でも、敢えて仲良くするようなことはしませんでした。本当に必要最低限の挨拶とか世間話程度のみ。
他のママさん達はいろんな人と仲良くしてるような人も多そうだったので、敢えてママ友を作ろうとしない選択をしている自分に不安を感じたり、寂しさを感じることもありました。
ただ、徐々にメリットを感じるようにもなりました。
私が感じるようになったメリットは以下の8つ。
- 自分のペース感で行事に出席したりできる
- 苦手な人と無理に付き合わなくていい
- 人間関係のトラブルに変に巻き込まれない
- 自分のために時間が自由に使える
- 無理に人に合わせなくていい
- 気の合う人とだけ付き合える
- 余計な付き合いに時間・労力・お金をかけなくていい
- 変な気を遣ったり、空回りすることがなくなったので精神的にかなりラクになった。
周囲から見れば誰ともあまり仲良くしないかなり変わった人にみえていたかもしれませんけどね。(笑)
【人付き合いが苦手】を頑張って克服しなくなって気づいたこと。
「人付き合いが苦手」なことにすごく劣等感を感じていたのが、自分にとってメリットがたくさんあることに気がついたことで「無理して頑張って付き合うよりは苦手でいい!」と思えるようになり人付き合いに関して気持ちがラクになりました。
もちろん葛藤が全くなくなったわけではありません。
でも、頑張って克服しようと無理していた頃と比べるとその差は歴然としていました。
そして、さらにもう一つ「【人付き合いが苦手】でもいい!」と思わせてくれたことがありました。
自分自身が子供を持つ親になったことで、自然と自分の子供の頃のことを親に聞いたり思い出す機会が増えました。
それは自分の性格が”根っからのマイペースかもしれない”ということ。
ある程度の集団行動はしていたけれど、幼稚園の頃の自分のことを思い出すとマイペースすぎる性格に母親がかなり手を焼いていたこと。
他の子達と比べると「イヤなことはやりたくない!」という意思表示が強く、この性格が原因で、幼稚園のある一部の先生たち問題児のような扱いをされていたこと。
そんな子供の頃の自分の性格を思い出すと、本来の自分の性格が「大勢の人と上手く付き合う」というよりは「自分のペースで気の合う人と付き合う」向きなのかもということに気づきました。
私とってこの”元々の性格がマイペースかもしれない”という気づきが、ある意味【人付き合いが苦手】を克服しようとすることの無意味さを教えてくれて、ある意味、開き直ったような心境になりました。
世間では
【人付き合いが苦手】より上手いほうがいい
【人付き合いが苦手】はなおしたほうがいい
と言われがちですが、それが果たして自分自身にとって本当に良いことなのか?どうかは案外わかりません。
私のように、無理やり頑張って人付き合いが上手くなるより、素直に「苦手でいい!」と思えることのほうが良い場合だって充分あり得るのです。
だから、あなたももしかしたら「無理やり頑張って人付き合いが上手くなろう!」と思う必要はないのかもしれません。
まとめ
もし、<克服しようとする→余計に上手くできない自分に嫌気がさす>みたいな負のループにぐるぐるハマってしんどい思いをしているなら、敢えて【人付き合いが苦手】なメリットにまず目を向けてみませんか?
私のように【人付き合いが苦手】なことで得られている意外なメリットが見つかるかもしれません。
自分にとってメリットがあることがわかってくると「【人付き合いが苦手】でもいいんだ!」と気持ちが少しずつラクになって、無理に頑張って克服することも減るのでしんどさも軽減していきますよ。
それでもやっぱり【人付き合いが苦手】を克服して自然と人と上手く付き合えるようになりたい人は、セルフイメージを書き換えていくといいと思います。
ちなみに、私自身も「苦手でいい!」と気持ちがラクになった状態から、今ではセルフイメージを書き換えたことで自然と上手く人付き合いができるようになりました。
実は、そのあたりの詳しい私自身の実体験を著書にしてまとめAmazon kindleから出版しております。ご興味がある方は良ければ一度読んでみてください。【人付き合い苦手】の悩みから解放される何かのお役に立つかもしれません!
このコラムがあなたの【人付き合いが苦手】への気持ちを少しでもラクにするきっかけになればとても嬉しいです。