もうバカにされるのはイヤ!バカにされてしまう心理とその改善方法

「バカにされている」「見下されている」と感じて嫌な思いをしたことはありませんか。

こちらは問題なくてもぞんざいな態度をする人はいるので、「バカにされている」と感じたことのある人はそれなりにいるでしょう。

でももし、頻繁に「バカにされる」ことがあればつらいし苦しいですよね。

私自身、嫌な思いをしてきた1人です。

当時はなぜバカにされるかわからず、悩み苦しみましたが、サポートを受けたり、取り組みをすることでバカにされることが減りました。

そこで今回は「バカにされる」理由とその改善へのヒントをお伝えします。

・なぜバカにされてしまうのか?

バカにされたと思うシーンを想像してみてください。

「あなたには当然無理よね」という態度で接せられたり、年下から見下された場合は反応が出やすいかもしれませんね。

でも人によってはやり込めてそれ以上言わせなかったり、年下に対しては「態度が悪いな」と思うだけで取り合わない人もいます。

この違いはどこから起きるのでしょう?

この記事の目次

・バカにされて傷つく人と聞き流せる人の違い

バカにされて傷つく人と聞き流せる人の違いは、自己肯定感の度合いが大きく影響しています。

自分に十分価値があると知っている人は、バカにされた時にその原因を客観的に見つめることができます。

「自分の行動や振る舞いがよくなかったのだろうか?」と状況を分析し、自分に非があれば改めるし、相手に非があれば相手の問題だと認識することができます。感情的な揺さぶりも少ないでしょう。

一方「バカにされやすい人」は「自分はバカにされるようなダメな人間だ」とどこかで信じています。

心とは不思議なもので、自分が思い込んでいる現実が引き寄ってくるところがあります。

またバカにされやすい人は敏感になっているため、ちょっとしたことで傷つきます。その痛みは過去の傷と合わさり、様々な感情が出たり、つらすぎて心を閉ざすなどして、客観的な判断を失わさせます。

元々自己肯定感が低いので、自分よりも相手が正しいと感じやすいのも手伝い、「自分はやっぱりダメな人」を強化してしまうのです。

もし思い込んでいるだけなら、「自分は素晴らしい」と思い込めば変わるようにも思います。いわゆるアフォメーションと呼ばれているものです。

これは一定の効果をあげられるものではありますが、自己否定が強い場合は逆効果になります。

というのも表面的に「自分は素晴らしい」と思い込んでも心の奥で「自分はダメだ」と思っていると心の分離が起きてきます。

現実が変わらないのに「素晴らしい」と言うにはムリがあります。「素晴らしい」と言うほどに「そんなことはない!」と打ち消す気持ちが強まってしまうのです。

ではどのように改善していけばいいのでしょうか? 改善に向けて、「自分はダメな人間だ」となぜ信じてしまうのかを見ていきましょう。

・ダメな人間と信じる原因と改善方法

「自分はダメな人間」と信じる原因は、幼い頃にある場合が多いです。

幼少期、両親や兄弟、友人、先生などから厳しい口調で叱責されたり、バカにされたりすると、心に傷がつきます。(これをインナーチャイルドと言います)

その時「理不尽な言葉だ」と突き放せれば傷はつきませんが、自分より大きい人から強い口調で繰り返し言われると、それが真実のように思えてきます。また実際に上手くできない自分を責めていたりするので、自分は「バカでダメな人間だ」と信じてしまうのです。

・インナーチャイルドを癒す

インナーチャイルドは傷ついたその当時の記憶を思い出し、その時の気持ちを感じ尽くすことで癒すことができます。

例えば、「先生にみんなの前でからかわれた」ときのことをやるとしましょう。

教室の雰囲気、先生やクラスメイトの様子など、当時自分が感じていた感覚を思い出すと、よりリアルに感じやすくなります。

どういう出来事が起きて、誰のどんな言葉に傷ついたのか、ショックだったのか、その時の気持ち(苦しい、つらい、信じられない、悲しい、悔しい、怒り、がっかりする気持ち、絶望感など)は否定せず、全て出して感じていきましょう。

また、ここで当時の自分の気持ちをしっかり聞いてあげましょう。

「信頼してたのにショックだった。」
「みんなに笑われたのが何よりも悲しかった…。」等。

そして、その時本当はどうして欲しかったのかも出してみましょう。

「からかって笑いを取るのではなく、全員で楽しめるような話にしてほしかった。」
「笑わないで味方になってくれる友達がほしかった。」等。

出せたら、子どもの頃の自分をいたわるように、大人の自分が優しい言葉をかけてあげましょう。

「本当につらかったね。」
「あれはいくらなんでも先生がやりすきだよね。」
「あなたは悪くないし、ましてダメでもないよ。」等。

ここまできて気持ちが軽くなれば、心の傷も癒しが進んでいるでしょう。

インナーチャイルドはこのように癒すことができますが、心の傷の顕在化は痛みを伴うために、思い出すことが難しかったり、例え思い出せても感じること自体がつらく難しい場合があります。その時は無理をせず、専門家に相談しましょう。

インナーチャイルド・ヒーリングは特に心の傷を思い出す必要もなく、エネルギーを受けるだけで簡単にインナーチャイルドを癒すことができます。もし興味があればご相談ください。

根本の改善はインナーチャイルドを癒すことになりますが、それ以外にできることをいくつか挙げてみます。

・バカにされなくなるためのヒント

・存在しているだけで価値がある!

バカにされて悩んだり苦しんだりする状態は、相手からずっとエネルギーを奪われた状態です。バカにされた瞬間だけでもつらいのに尾をひくことで、ずっと相手に引きずられるのはもったいないこと。

また、バカにするかどうかは相手次第なのでこちらでコントロールすることはできません。どんなに抵抗してもやる人はやるのです。

まずは「バカにされても構わない」と腹をくくりましょう。ただし、あなたはバカでもダメでもなく「価値ある人間」だということも忘れずにいましょう。

ここでバカにする側の心理も知っていると、振り回されづらくなるかもしれません。

バカにする人」は、表面上強く見せていますが、心の底には劣等感を持っています。バカにして自分を上に見せることで、優越感を得て安心しています。裏を返せば、誰かをバカにすることで自分を保っているのです。保身から行動を起こしているとわかれば、見方も変わってくるのではないでしょうか。

バカにする人は好きにさせておきましょう。そんなことに大事なエネルギーをさく方が時間のムダです。

それよりも、自分には存在しているだけで価値があることを認め、腑に落としていきましょう。

・自己否定をやめ、肯定感をあげる

①  自分を大事にする

まずは自分を大事にする癖をつけるようにしましょう。自分が心地よいこと、自分が楽しいと思うことを優先するようにしましょう。

また、自分を責めたり、苛めることはやめましょう。どんなに責めても苦しいばかりでいいことはありません。

状況を変えたければ、責めるよりも、傷ついた自分を癒したり、不甲斐ない自分を赦す方が意味があります。

「存在しているだけで価値がある」ということを常に心に置いて、心や体を労わっていきましょう。

②  自信をつける

自信なくおどおどしていると、相手はバカにしたくなるものです。自分に自信をつけていきましょう。

具体的な内容はこちらの記事を参考にしてくださいね。

あわせて読みたい
誰でもできる!簡単に自信をつける方法! こんにちは。いちごんです。 自分に自信が持てないという方、案外多いのではないでしょうか。 私も自信が持てず、ずい分悩んだ1人でしたが、色々と試すうちに、少しず...

③ どんな自分も認める

自分を責めてしまうのは、「こういう人はダメだ」というジャッジが入るからです。
例え弱くても情けなくても、頭が良くなくても、それはあなたの一面に過ぎません。

「自分には弱いとこもあるけど、それはそれでまぁいいか。」と受け入れて認めてあげる。そうすると、自分に自信が出てきます。誰しも弱いとこもダメなところもあり、完璧な人間などどこにもいません。

また、自分のダメなところだけでなく、よい面も積極的に認めていきましょう。否定しがちな人はただ自分の良い面を受け取り損ねていることが多いのです。小さなことでいいので、自分の長所をたくさん出して認めてみてくださいね。

・おわりに

いかがでしたでしょうか。
まとめると、バカにされなくなるためには、心の傷を癒し、自己肯定感を高めていくことです。

最初は癖で否定したくなるかもしれませんが、代わりに自分を大事に認めていく体験を積み重ねてみてください。

自己肯定感が高まると、「バカにされる」と気に病む度合いが減り、自分の好きなことややりたいことに意識が向きやすくなります。みんな本当は楽しいことを考える方が好きですからね。ぜひ楽しみながら、やってみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

イチゴリズムのマスコットキャラクターです。

この記事の目次