LGBTQ多様性の時代

この記事でお伝えしたいこと
  1. LGBTQってなに?
  2. あなたが思っているあなたの「性」はホントに正しい?
  3. ありのまま自分を認められる社会へ
この記事の目次

はじめに《LGBTQは自分に無関係?》

LGBTQという言葉を知っていますか?
これは自分の「性」について単純に男性・女性に分けられない性的少数者と言われる人達を表現する言葉です。

LGBTQは以下の5つのセクシャリティの頭文字からできた言葉です。
セクシャリティとは性のあり方と捉えると理解しやすいかもしれません。

L(レズビアン):自分の性を女性と認識している同性愛者
G(ゲイ):自分の性を男性と認識している同性愛者
B(バイセクシャル):恋愛対象・性的対象が男性・女性両方の人
T(トランスジェンダー):自分が認識している性と身体的性別が一致しない人
Q(クイア):上記にあてはまらない人

以前はLGBTと表現されていましたが他にも多くのセクシャリティが存在するため、最近では「LGBTQ」や「LGBTQ+」等と表現されることも多くなりました。
ここではLGBTQと表現します。

「私は身体的にも女性で自分のことを女性だと思っているし恋愛対象は男性だからLGBTQは関係ない」と思うかもしれません。
しかし、本当にそう言いきれるでしょうか?

私も生まれた時から女性として生きてきて25年以上連れ添っている男性の夫と幸せな結婚生活も送っていますがLGBTQという表現に出会った時に自分のセクシャリティを見つめ直しました。

「果たして自分は女性と言いきれるのだろうか?何をもって区別するのだろうか?」

そう考えた時に私は女性だと明確に言いきれないと思ったのです。
当たり前と思っていたアイデンティティを疑ってみることで本当の自分が見えてくるかもしれません。

今回はLGBTQという視点から自分の性と性別を見直して自己一致した状態を目指したいと思います。

1.自分の中の男性性と女性性

昔に比べて最近では男性性と女性性という言葉もよく聞くようになりました。
肉体的な性別とは別に心理的・精神的な面での男性の部分を男性性、女性の部分を女性性と言います。

身体的な性別に関わらず、人はこの両方の部分を内面に持っていると言われています。

一般的に、男性性には、論理性、積極性、行動力、活発さなどが含まれ、女性性には、共感性、包容力、柔軟性、やさしさなどが分類されています。
男性性と女性性は全ての人が両方持っている性質ですが、先天的な性質、育った環境、その時々の状況でその割合は変わります。

例えば、いつも元気で行動力のある人は男性性の割合が高い人と判断できますが、そんな人でも仕事で失敗したりして落ち込でいる時は女性性の割合の方が高くなります。

つまり、精神的な面まで含んで人の性別を判断しようとすると人は単純には性別を分けられなくなります。

社会活動をしていく上ではひとまず身体的な特徴から男性か女性かで判断しておけば問題はないかもしれませんが、世間で言われる男らしさや女らしさに縛られていると自己不一致を起こしてしまいます。

例えば、本当はメチャクチャ泣きたい時に「男だったら涙を堪えなければいけない」という観念に縛られたら苦しいですよね?
こうした自己不一致が積み重なると色々な弊害が起きます。

抑えていた感情が飽和状態になり思わぬことで爆発したり、人間関係が悪くなったり、病気にだってなる可能性があります。
このような傾向が感じられる人は自分の男性性と女性性の割合を意識してみてください。
一日の始まりや終わりに意識するだけでも自分のことが理解できて心と体が楽になると思います。

2.ジェンダーアイデンティティと自己一致

身体的な性別だけで自分を判断すると自己不一致が起きるというお話をしましたが、ジェンダーアイデンティティと自己一致は密接な関係があります。
ジェンダーアイデンティティとは自分の性別をどう認識しているかを指す言葉です。

つまり心の中で自分を男性だと認識していればジェンダーアイデンティティは男性ですし、心の中で女性と認識していればジェンダーアイデンティティは女性になります。

一般的には身体的性別とジェンダーアイデンティティが一致している人が多いとされますが、LGBTQのトランスジェンダーなど一致しない人も一定数いますし、上述したように男性性と女性性という精神面の性質まで含むと果たして身体的性別とジェンダーアイデンティティが常に一致している人はいるのだろうか?と疑問に思います。

少なくとも、「性別は生まれた時に決まってしまって一生変わらない」という性別への捉え方を変える必要があるのではないかと思います。

私自身、これまでの自分を振り返るとジェンダーアイデンティティが明らかに女性とは言いきれなかった時期がありました。
それは中学から高校の6年間に女子校に通っていた時でした。

バスケットボール部に所属していて、とても活発で元気があり、毎日ボールばかり追いかけていました。
女の子にもよくモテました(笑)
バレンタインデーや誕生日にはチョコレートやプレゼントをもらいましたし、運動会や球技大会では後輩から隠し撮りもされました。
ボーイフレンドを作ることに興味もなかったですし、男の子から告白されそうになって気持ち悪くて逃げたのを覚えています。

この時期のジェンダーアイデンティティはほとんど男の子でしたし、男性性と女性性の割合も圧倒的に男性性が強かったと思います。

1にも書いたように男性性と女性性の割合はその時々の状況で変わります。
女の子ばかりいる女子校で活発な性格の私は自然に男の子の役割を果たしていたのだと思います。
今から当時のことを振り返っても楽しかったと感じるのですから、もともと私は男性性が強いのだと思います(笑)

こうやって過去を振り返ったり、今のジェンダーアイデンティティを確認すると、性別とは流動的なものかもしれえないと思います。
性的流動性という言葉もあるので気になる方は調べてみてください。
いずれにしても、自分の性を自己認識と一致させていくことは自己一致した人生を生きる上でとても重要だと思います。

3.もっと「性」について話そう

我が家では普通に家族で「性」の話をします。
海外での生活が長いので一般の日本人よりも性に対してオープンなのだと思います。

LGBTQについても長女が通っていたスコットランドの大学にLGBTQの友達がたくさんいて、彼らの話を聞くうちに興味を持ちました。
去年まで住んでいたアメリカではLGBTQの活動が盛んに行われていて、さらに興味を持ちました。

キリスト教では同性愛は禁止とされていますが、アメリカの教会では認めていないものの、教会の前にLGBTQのシンボルカラーである虹色の旗を立てて「私たちはすべての人を受け入れます」という表示を出しています。

私が子供の時は親と性の話などできない雰囲気でしたが、我が家ではこうした話題から性についての色々な話をします。
性は生き物としての根源的な部分なので、性について自由に話せないというのは自由に生きてはいけないということを暗に意味してしまうのです。

ご家庭で話すにはハードルが高いようであれば、信頼できる友人と性について語る会をしてもいいと思います。
最初は抵抗があるかもしれませんが安心して話せる場があると自分が解放されていくのが実感できると思います。

おわりに《ありのままの自分を認められる社会へ》

LGBTQのイベントに参加するとDiversity & Inclusionという言葉をよく聞きます。
ダイバーシティとは多様性、インクルージョンとは包括という意味で「多様性を受け入れて活かしあおう」という意味の表現です。

性別は単純に男と女という二極で区別できるものではないというお話をしましたが、実際には人の数だけ性や性別があるといってもいいかもしれません。
様々な性を一人ひとりの個性として受け入れていくことで世界中の人たちがありのままの自分で生きられるようになり、彼らの知恵がより良い未来を作っていくのだと思います。

また、LGBTQに限らず、障害者や少数民族など差別を受けてきた人たちが活躍できる社会にしていくことが多様性を受け入れて活かしあう未来を作っていくことなのだと思います。

そのためにも、まずは当たり前だと思っていたご自身の性や性別を振り返ってみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

グリーン舎代表。

人が自分らしく幸せに生きる方向へ後押しする専門家として、豊富な海外経験と多様な人脈を生かしつつ、人がすべての面において満たされる生き方がどのようなものであるかを追求してきました。

アメリカのニューヨークとワシントンD.C.、そしてエジプトのカイロで家族と生活した経験を活かして、さらに豊かで幸せな人生を歩むお手伝いをしています。

長女は英語・フランス語・日本語のトリリンガル。英国式インターナショナル・スクールを卒業後、エジンバラ大学に入学。アメリカのスミソニアン博物館でインターンを務め、現在は日本で英語を教えながら芸術家志望として活動しています。

長男は同じく英国式インターナショナル・スクールを卒業後、アメリカ・ワシントンD.C.のカレッジで2年間勉強して、今は日本の大学に通っています。

夫は日本と世界を舞台に働きながら家族を心から愛してくれる優しい人です。

精神面と物質面の両方を豊かにする活動として、リーディングや感情カウンセリングなどのプライベートセッションや、覚醒塾や自分らしく稼ぐ8ステップなどのワークショップを開催しています。

神奈川県三浦市では、子どもの英語教室ラボ・パーティも開校しています。

また、「合唱で世界平和に貢献する」という理念の今を生きる人合唱団の企画・運営も行っています。

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