そんなふうに悩むことはないですか?
私自身も、人の目が気になりがちで自分に自信が持てず、人と比べては落ち込む。ということを繰り返して、苦しい思いをしていた時期が長くありました。
人の目を気にしてしまう人ほど、自分に自信を持つのがなんだかとても難しいことのように感じるのではないでしょうか。
でも実は、自分に自信をつけるのは案外難しくなかったりするのです。
このコラムでは、自信がない人が持っている特徴、なぜ、自信がないのか?その原因、そして、自信のなさを改善する方法を私自身の経験も踏まえ、詳しくお伝えしていきます。
☑︎人にどう思われるのか気にしがちな方
☑︎人の目がいつも気になってしまう方
には特にお役に立てる記事になっていると思いますので良ければこのまま読み進めてみてだくさい。
そもそも自信とは?
あなたはどんなときに「自信ないな…」と感じますか?
わたしはいつも日常的に自信のなさを感じていました。
例えば
その日の服装・髪型・メイクが変じゃないか気になったり
どう思われるか不安で、なかなか自分の意見が言えなかったり
やっぱり、人にどう思われるのか?気になったときが一番自信がないように感じてました。
どんな場面で自分の自信のなさを感じるかは本当に人それぞれです。
しかし、どんな人も自信があるかない」かで、どんな気持ち(楽しいのか、楽しくないのか)で日常を過ごせるか大きく変わってくると思います。
そんな、私たちの日常生活に大きな影響を与えている「自信」ですが、そもそも一体どういうことを指すんでしょうか?
広辞苑によれば、「自信とは自分の能力や価値を確信すること。自分の正しさを信じて疑わない心」というふうに書かれています。
これを読んでわたしが個人的に思ったのは「どんな状況であったとしても自分の力を信じられる心の持ち方」なのではないかということです。
自信がない人の特徴
自信がない人には共通して持っている特徴があります。ここでは代表的なもの10個をあげています。
もしかすると、あなたもいくつか共感できるものがあるかもしれません。
全ては当てはまらないかもしれませんが、参考程度に気軽にチェックしてみてください。
①人の目が気になりがち
周囲からどう見られるのか?自分のやることが合ってるのか?自分に自信がない人ほど、他者からの評価や基準を気にしてしまいがちです。
それは、変な目で見られないか、恥をかかないか、批判・非難をされないか?などそういった不安や心配な気持ちがあり敏感になっているからです。
②自分の意見が言えない
変に思われたり、ひかれたりしたらどうしようと不安に思ったり、自分の意見を言って否定されたり批判される怖さがあるため、考え込んでしまいがちです。
そうこうしてるうちに話すタイミングを逃してしまい自分の意見が言えなくなってしまいます。
③失敗を人一倍恐れる
自分が「うまくいかなかった!」「失敗した!」と思ったときに、「やっぱりダメだった…」と自分はできない人間・ダメな人間と感じるのが怖いのです。
自信がないからこそ、さらに自信を失いたくないし、傷つきたくない、自分を守りたいという意識が働いて失敗を恐れてしまうのです。
④人から批判されるのが怖い
自信のない人にとって、人からの評価がそのまま自分の評価になってしまいやすく、人から批判されるということ自体が「自分はダメなんだ!」という評価に一発でなるぐらいのインパクトがあります。
なので、そういった最悪の評価を避けるためにも、人から批判されないように目立たずひっとりと生きようとする人が多いのです。
⑤他人に流されやすい
自信がないと、自分の意見にも自信が持てませんし、そもそも意見を言うこともできません。
そうなると必然的に他人の意見に従ったりついていくことが多くなります。
本音では納得できてないことも多く、でも、表面上には出せないためそのまま流されてしまうことになります。
⑥他人と比較してしまう
自信のない人は、他人と比較して自分のダメな部分を見つける癖がついてしまっています。
自分の劣っている部分を見つけて「やっぱり自分はダメなんだ」と劣等感やコンプレックスを強化する習慣が身についているのです。
無意識にやっていることも多く、どれだけ頑張っていたとしても自分のダメな部分にしか目がいかないので、むしろ自信のなさが強化されてしまう悪循環に陥りがちです。
⑦自分の意思で何かを決められない
他人に流されやすいので、当然、他人の意見に従ったりついていくことが多くなります。
納得できない部分も感じながらも、同時に、人に決めてもらうことのラクさも覚えます。
そうなると、自分で決めることのしんどさや煩わしさを感じるようになるので、何かを決めるということ自体を避けがちになります。
⑧うまくいってもたまたま・偶然と捉える
基本的に「何をしてもうまくいかない」という思い込みが強く、自分のやったことがうまくいくはずがないと思ってしまうので、うまくいったりするとそれをたまたまとか偶然うまくいったというふうに考えてしまいます。
うまくいくはずがないと思い込んでいるので、その思い込みと違う結果を見た時に受け入れられないのです。
⑨決断が苦手
「決断」は何かを決めるよりももっと重い選択を決めるときのことです。
そこには選択に対する責任も含まれてくるので、覚悟も要求されます。
決めることさえ苦手なのに、決断となると本当に逃げ出したいぐらい怖いことに感じます。
⑩落ち込みやすい
例えば何か些細なミスをすると自信のない人は「やっぱり失敗した。なんでいつもこうなんだろう…」と自己嫌悪に陥りやすく、落ち込みやすいのです。
それは、どこかで「もしかしたら自分にもいいところがあるんじゃないか」「うまくいくんじゃないか」という淡い期待を持ちつつも「人と比べて自分は劣っている」と強く思い込んでいたり、「自分は何をやってもうまくいかない」という想いに囚われているので、ミスをしたりすることで「やっぱり私はダメなんだ」という結論になってショックを受けてしまうのです。
いかがですか?
いくつか共感できるもの、中にはドンピシャで当てはまっているものがあったのではないでしょうか。
私はほぼ全て当てはまっていました。それだけ本当に自信がなかったのです。
でも、どうしてそんなに自分に自信が持てなくなってしまうのでしょうか?
自分に自信がない原因
①幼少期の環境と経験
小さい頃に、親からあまり褒められたことがなかったり、認めてもらえなかった。頑張ったのに逆に怒られたり責められた、冷たい物言いをされてとても傷ついたなど、そういったショックな体験をしているほど自分に自信が持てなくなります。
②成功体験が少ない
成功体験が少ないと自分に自信がなかなか持てません。「どうせできない…」と諦めがちになりやすいです。
また、失敗する怖さから完璧主義になりすぎてなかなか始めなかったり、失敗したくないあまり途中でやめてしまうということもあり、なかなか成功体験に結びつかず自信につながりません。
③大きな失敗や挫折を経験している
子供の頃に親に喜んでもらいたくてやったことが逆にひどく叱られてしまった、学生時代に大勢の前で恥ずかしい思いをした、いじめにあった、仕事で大きなミスをした、など人によって大きな失敗や挫折したことの内容はさまざまですが、共通しているのは”心が折れる体験をしている”ということです。
子供でも大人でも心が折れる体験をしていると自分に自信が持てなくなりますし、未来への希望が持つことができなくなります。
④失敗がトラウマになっている
失敗してからかわれたり、責められたり…というようなことを体験していると、何かするときにどうしても昔経験したイヤなことが脳裏によみがえってきたり、フラッシュバックしがちです。
ふとした瞬間に失敗したときのことを思い出しては「なんであんなことをしてしまったのか」「こうすればよかった」など後悔が湧いてきて落ち込み、いつまでも引きずってしまうのです。
⑤自己イメージが否定的
「自分は何をやってもうまくできない/やれない」と思い込んでいたり、人からほめてもらえたとしても「褒められるようなことはできてない」と全く受け入れられなかったり、自分の能力や自分自身を過小評価しがちです。
実際の自分よりも自分自身を小さくみてしまっているのが特徴です。
⑥自己肯定感が低い
小さい頃に、親からあまり褒められたことがなかったり、認めてもらえなかった…など、ありのままの自分を認めてもらったり受け入れてもらう経験が少ないと、自分自身が自分のことをありのまま受け入れる気持ちが育まれないため、結果的に自己肯定感が低くなります。
また、失敗体験を多く重ねていたり挫折体験や心折れるような体験をしている場合、自己肯定感の低さがさらに強化されます。
⑦完璧主義
意外に思えるかもしれませんが、自信がないとなんでも完璧に仕上げておかないと人からの評価がどうなるのか不安になってしまうからです。
この完璧主義が行きすぎると、どれだけやっても不完全に思えたり、自分が納得できるまでやり続けて、結局思うようにできずに途中でやめてしまったりします。
⑧理想が高い
完璧主義と似たようなベクトルですが、人からの評価を常に気にしがちなので「〇〇な自分じゃないとダメだ!」「〇〇じゃないと認めてもらえない」と高い理想を追い求めがちです。
その結果、理想通りになれないと「自分はやっぱりダメなんだ…」と自信をさらになくします。
⑨経験の不足
やったことがないまたやった回数が少ないなど、そもそも経験自体が不足している場合も自信が持てない原因になります。
こう言った経験の不足からの自信のなさは、新しいことへ挑戦するモチベーションなどを下げる要因にもなります。
⑩他人との比較
小さい頃から、学校ではできていない部分を指摘されて克服するように促される、できる子は褒められる、のが当たり前になっています。
また、親から兄弟(従兄弟・友達)と比較される・良くない部分を指摘される、など、他人と比べたり・自分の短所にどうしても目がいくように教育されそれが習慣づいてしまっているため、それが日常的な自信のなさの要因になっています。
自分に自信がなくなる原因、いかがだったでしょう?
わたしはやはりこちらも当てはまるものばかりでした。
もしかすると「原因がわかったところで、自信がつくわけじゃないから原因を知っても仕方がない」という人もいるかもしれません。
しかし、自信がない原因がわかっていると「自信がない自分はダメ」「自信がないのは自分が悪いから」と必要以上に自分自身を責めることがなくなってきます。
結局自信というのは、自分に合った適切な方法が見つかりさえすれば、今からでもつけていくことができるものです。
自分に合った適切な方法をすぐに見つけるのは難しいかもしれませんが、わりと誰でもすぐに取りかかれて簡単にできる方法をいくつかご紹介しますので、まずはその辺りから試してみられるという方法でも良いかもしれません。
自信のなさを改善する方法
(行動編)①小さな成功体験を積み重ねる
自信のない人は、自分のできてない部分にばかり意識が向きがちです。
この小さな成功体験を積み重ねるということを繰り返していくことで、自分のできる部分に意識を向ける習慣をつけることができます。
そして、小さくとも成功体験を積み重ねていくことで小さな自信が少しずつ蓄積していき、それはやがて揺るぎない自信へとつながります。
小さな成功体験とは本当になんでもよく、例えば、「予定通り⚪︎時に起きられた」「返信する予定のメールをちゃんと返せた」「10分試験勉強ができた」など、日常の細々したことで大丈夫です。
②失敗をしてもいいから新しいことにチャレンジする
自分に自信がないと、失敗する怖さからつい何かに挑戦したりチャレンジするということに尻込みしがちです。
けれど、どんな人もそもそも最初からうまくいくことのほうが少ないのです。
なら、「失敗しても全然オッケー」という前提条件をつけた上で、新しいことにチャレンジしてみるともう少し気持ちラクにチャレンジできるようになります。
このチャレンジも大きものでなくまず日常の小さなものからやってみるといいです。
例えば、今まで作ったことのない新しい調理に挑戦してみる、などです。
③自分磨きをする
なりたい自分を目指して努力していくのが自分磨きですが、結果的に自信がつけば良いので、外見でも内面でも自分にとってやりやすい方からやってみるといいです。(ちなみに先ほど紹介した①②は内面の自分磨きになります。)
そして、わかりやすく結果が出るものにチャレンジしてみるとさらにいいと思います。
例えば、体を鍛える、服装や髪型を変えてみる、何かの資格をとる、などです。
④自分で決断する癖をつける
自信のない人は、基本的に自分で何かを決めたり決断することが苦手なので日常的に避けがちです。
自分で何かを決めたり決断するという行動の裏側には、「自分自身で道を歩んでいける」という揺るぎない自信が育つタネがあります。
何かを決めたり決断するというのを怖く感じてしまうかもしれませんが、まずは「失敗しても全然オッケー」というところからスタートしてみてください。
これも日常の小さなものからやってみるといいでしょう。
例えば、今日のランチのメニューを決める、どの服を着るのかしっかり選んでみる、などです。
(マインド編)①思い込みの改善
自身のなさの原因はじつは8割は思い込みと言われています。
小さくても大きくても失敗体験・挫折体験などを重ねているだけ、「何をやってもうまくいかない」という自信のなさの要因になりやすくなります。
また、トラウマ的な体験からからできた思い込み特にしつこいのでより意識的に改善していく必要があります。
改善する方法としては、セルフイメージの改善、観念・信念・固定概念の書き換え(場合によってはトラウマケア)があります。
②リフレーミングの活用
リフレーミングとは、【物事の捉え方や解釈を変えて、別の角度でポジティブに捉えなおす」考え方のことです。
例えば、大切な友達などに自分の状況を置き換えてみて考えてみる、別人格を作ってみて、その人ならどんなふうに考えるかイメージしてみる。
このように、自分の状況や内容に対して自分の捉え方・解釈以外の視点を入れることによって視野が広がったり、気ままで気づいていなかった視点に気づけるようになります。
③今の自分にオッケーを与える
とにかくネガティブな自分もポジティブな自分も今のそのままの自分を全てオッケーにしてあげます。
例えば、自信のない自分がイヤと感じる→イヤと感じる自分でもオッケー、人の目が気になる自分がキライ→キライだと感じる自分でもオッケー とにかくどんな自分もぜーんぶオッケー!マル!にしてあげます。
④他人ではなく過去の自分と比べる
言わずと知れた方法ですが、ただ漠然と過去の自分と比べても効果は非常に感じにくいです。
なので、慣れるまではわかりやすく自分の違いが測れる行動をしている時に行うと効果的です。
何か資格試験の勉強をしているときに昨日の自分と今日の自分の進捗・変化・学べたことなど比べてみるなど。
結果も過程も両方比べる要素としてみるのが大切です。
私の体験談
ちなみに、私の自信のなさの改善に大きく寄与してくれた方法は、
①「思い込みの改善」
②「小さな成功体験を積み重ねる」
③「今の自分にオッケーを与える」
でした。
私の場合、小さい頃から両親に褒められることよりも否定されることのほうが多かったため、たとえ上手くできていても「自分は上手くできないんじゃないのか?ダメなんじゃないのか?」という自分に対する思い込みがいつの間にか出来上がっていきました。
そこに輪を掛けて、成功体験よりも失敗体験や挫折体験が多く経験したことによって、「自分は何をやっても上手くできないし、ダメ」という思い込みがさらに強くなっていきました。
なので、思い込みをまずは一つずつ改善しながら、日常の中でできる小さな成功体験をコツコツ積み重ねていきました。
けれど、当然上手くできる日ばかりではありません。
そんな時は、上手くできない部分の自分も「できなくてもオッケー」というふうに認めることをまたコツコツ積み重ねていきました。
まとめ
自信は一朝一夕に身につくものではありませんので、時間をかけてコツコツ積み重ねていくことが本当に重要です。
なので、最初のうちはもどかしく感じるかもしれません。
ただ、コツコツと積み重ねて身についた小さな自信はやがて大きな揺るぎのない自信へと育ちます。
きっと気がついたら「自信がない」と感じることが少なくなってくるでしょう。
今日から一歩ずつ自信のある自分に向かって歩き始めていきましょう!
また、この記事を読んで色々あてまることがもし多かったのであれば、あなたが悩んでいるその自信のなさには”気にしい”が大きく影響しているかもしれません。
気にしいの根本原因というのは、幼少期の家庭環境や経験から作り出された自分自身に対する誤った思い込み=ネガティブなセルフイメージが大きく関係しています。
もし、そのあたりの関係が気になる方は、無料で開催してるネガティブなセルフイメージを改善する方法をしっかり学べるメールセミナーを開催してますので、よければそちら登録してみてくださいね。