「イライラが消えない」私に6秒ルールが効かなかった3つの理由

イライラは6秒でおさまる。

だから6秒だけ我慢。

聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

でも、試してみたところでいつまで経ってもイライラは収まらない。

相手に対する批判や不満が次々と浮かんで今にも口から出そうになってしまう。

本当は

「そんなこと気にしなくてもいっか」

「大したことじゃないし」

って平然としていたい。

相手に振り回されて、いちいちイライラしたくない。

でも、抑えれば抑えるほど、モヤモヤして、抜けられない。

いつまでも嫌な気持ちを抱え込んでしまう。

こんな声をよく聞きます。

以前の私も、6秒ルールが全く効かない人でした。

ひとりになった時、ふと思い出してイライラしてしまうこともあったくらいです。

イライラってどうしてこんなに収まらないのでしょうか。

ここでは6秒ルールが効かなかった私の過去を振り返って、その理由をまとめてみようと思います。

この記事の目次

理由1 イライラが大きすぎるから

「嫌な気分が全然おさまらないです」

「ずっとモヤモヤしたままです」

そんなふうに6秒でおさまらない場合は、それだけイライラのボルテージ、波が大きいということかもしれません。

イライラは波のようなものです。時間が経てば自然におさまります。だからちょっとしたイライラ(波)ならすぐにおさまります。でも、大きなイライラ(波)だとおさまるのには時間がかかります。

普段感じる怒りのボルテージはその時によって違うでしょうか?

小さいものなら言動に影響はないけど、大きいものだと抑えるのが大変、つい余計な一言を言ってしまって後で後悔したことがある、なんて違いを感じる人もいるかもしれません。

ちなみに私は小さい怒りはないものとして雑に扱っていたので、怒りの全てはボリューミーだと感じていました。

大変でした…。

理由2 イライラが溜まっているから

イライラの波がおさまったと感じても、実はイライラは何処かへ行ったわけではありません。怒りは、自分の中に少しづつ溜まっていきます。

私が収まらない怒りを感じた時は、思わず手が止まったり、他のことが考えられなくなるくらいイライラしていました。

頭が真っ白というか、そのことで占領されてしまうというか。あまりの激しさに憤死するんじゃないかと思いました。

でも、小さい頃からずっと憤死そうになっていたわけではないんです。

そんなにいつもイライラした子どもではなかったし、高校の時は[ローマ皇帝の死因:憤死]っていうのを教科書で見て、「怒りで死ぬとかないでしょ」って思っていました。

でも、大人になって気がついてみたら、収まらない怒りを感じて、憤死したローマ皇帝の気持ちがわかるようになってしまっていました。笑

それは、私がそれまで人生で感じてきた怒りが少しずつ溜まっていて、心の奥で大きくなっていたからでした。

例えば、職場で「この人なんで話通じないんだろう」ってイライラした時の私の怒りは、過去に感じた似たような怒りの集まりが積もり積もったものだったのです。

別の場面で「なんでわかんないの?」「話通じないなぁ」って感じた時のイライラが心の奥に積もり、

また別の場面で「わかってもらえない」「なんでそうなるの?」って思った時のイライラがまたその上に積もり…

そのとき同時に感じた悲しみや悔しさなんかも一緒にそこに積もっていきました。

そうやって、どんどん心の奥で大きくなっていったのです。

私が職場で「この人なんで話通じないんだろう」とイラッとした時は、純粋にその時の怒りだけでなく、過去から積もってきた怒りをまとめて感じていました。

数十年分が一気に湧き上がってきていたんです。

それは6秒で収まるはずがありませんよね。

理由3 怒りはメッセージだから

イライラがおさまらない理由、3つめは感情がメッセージを伝えようとしているからです。

怒りに限らず、感情にはメッセージがあります。怒りは大切なものが傷つけられた時や大切なものを守りたいときに生じる感情だと言われています。

イラッとしたときに我慢することってよくあると思うのですが、そうやって無視されてしまった怒りはメッセージを渡すことができません。

だからいつか伝えようと心の奥で待機することになります。

これが怒りが心の奥に溜まっていく理由です。メッセージを伝えるタイミングを見計らっているのです。

感情が伝えようとしているメッセージを受け止めないと、感情が心の奥にとどまることになります。

いつかメッセージを届けるためです。

それはまるで瞬間冷凍されたような感じです。

昔イラッとした時の感情を何かのきっかけでリアリティーを持って思い出してしまいます。

もう過ぎたことなのに、いつまで経ってもモヤモヤしたり、気にしたくないのにイライラした出来事を思い出したりするのはメッセージを聴かないからとも言えます。

例えば、私は職場でこんなことがありました。

「なんかこの人合わないなぁ」って思う人がいました。

その人とは仕事の優先順位や進め方が違いました。その職場は、少人数で回していたので物事の進め方をその都度みんなで話し合って決めます。

その話し合いの時に、意見が違うだけじゃなくて、なんとなく私のやり方を馬鹿にされてるような、否定されているような気持ちになっていました。

その人は今振り返っても上から目線な言い方をする人でしたが、気にしなきゃいいことだったと思います。

でも当時は返ってくる言葉にいつもイライラしていました。

「なんでそんなこと言われなきゃいけないんだろう」「もっと他の言い方あるでしょ」

とか

「こうすればいいのに」「そんなのどうでも良くない?」よく思っていました。

また別の人ですが、ジェネレーションギャップなのか、話があんまり通じない上司にイライラしたこともありました。

共通して感じたのは「なんでわかってくれないんだろう」という気持ちでした。

心の奥には「わかってほしい」「認めてほしい」という気持ちがたまっていて、気が付いて欲しかったんだなぁと振り返ってみて思います。

わかってもらえない寂しさや悲しみもそこに一緒にありました。

不思議なんですが、実際に「わかってほしい」「認めてほしい」という気持ちに気が付いて受け止めたらイライラのボルテージが次第に下がってきました。

イライラする理由は相手が問題だからではなく、自分の溜まった感情の問題だと認識が変わったのが大きかったかもしれません。

自分の気持ちに寄り添ううちに発想も変わって、今までイライラしていた相手に対して「面白い意見の人だなぁ」なんて思うようになったから自分でちょっとびっくりしたくらいでした。

感情のメッセージを聴かないといつまでもメッセージを訴えてくるけど、聴けばその感情を手放すことができると感じた出来事でした。

まとめ

私に6秒ルールが効かなかったのは感情のことをよく知らなかったからだと言えます。

私は感情をどう取り扱えばいいのか、感情ってどんなものなのかをちゃんと学ばないまま大人になりました。きっと多くの人がそうだと思います。

以前の私は感情がメッセージだなんて思わなかったし、たまっていく性質があるということは知りませんでした。もちろん、溜まった感情を手放す簡単な方法も知りませんでした。

過去の自分を振り返ると、イライラする気持ちって煩わしいし、わざわざ寄り添ったりしませんでした。とりあえずなだめたり、抑えようとしたりして、その度にイライラする自分が嫌になるだけでした。

でも、今ならうまくやり過ごそうとしても、イライラする自分は変えられないとわかります。

ちょっと遠回りでも、感情のメッセージを受け止めることが怒りを手放すためのシンプルで確実な方法なんだと思います。

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この記事を書いた人

ヒーラー
ヴィーガンパティシエ

過干渉で厳しい親の影響で、自分がいない、何をやっても「なんか違う」と自分の道を見つけられずにいました。

「やりたいことをやってみよう」と大学院を休学してアメリカに渡ったことをきっかけにノマド生活を始めました。

シアトルでのスクールライフ、ウィスコンシン州のオーガニックファームでのファームステイなどを経験し、自給自足的生活やヴィーガン文化、オルタナティブ教育に触れ帰国。

帰国後もオホーツク海沿岸、北アルプス、湘南、沖縄など自然を身近に感じられる場所を中心に旅を続けました。

旅の途中でヒーリング・感情カウンセリングなど心の学びに出会ったことが人生のターニングポイントでした。

自分を受け入れ、アダルトチルドレンを乗り越えた経験を生かして、自分の道を見つけるサポートや、心地よく人と関わるサポートをしています。


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