- アメリカ国防総省(ペンタゴン)の中心にある建物の秘密
- 一般には知られていないペンタゴンの情報
- 全人類が本当に望んでいること
はじめに:誰も知らないペンタゴン(アメリカ国防総省)の中心にある建物の意味
アメリカ合衆国のワシントンD.C.にアメリカ国防総省、通称ペンタゴン、があります。
ペンタゴンは文字どおり国を守る役割を担っており、アメリカ合衆国の官庁の中で最大規模の組織です。
なぜ「ペンタゴン」と呼ばれているかというと、五角形をしたリング状の建物が入れ子状に5つの層になっている構造をしているからです。
そして、その中央に、同じく五角形の小さな建物が建っています。
皆さんは、この建物が何かご存知でしょうか?
かつて、冷戦時代には旧ソ連のミサイルが一斉にその建物に照準を合わせていました。
それだけアメリカにとって重要な建物なのです。
そして同時に、その建物は人類の真実が秘められている場所でもあるのです。
今回は、アメリカ合衆国の防衛の拠点である国防総省(ペンタゴン)の秘密に迫りたいと思います。
アメリカ国防総省とは
まず、アメリカ国防総省(以下、ペンタゴン)について簡単にご説明します。
ペンタゴンはアメリカの行政機関のひとつで、上記したとおり国を外敵から守る役割を担っています。
陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍の5つを傘下に収めていることから日本語では「国防総省」と訳されています。
なぜ建物が五角形になったかというと、以下のような理由がありました。
1941年に陸軍省庁舎の新築計画が持ち上がり、建設用地としてワシントンのアーリントン国立墓地の近くの農業試験場が選定された。その地形が歪な五角形をしていたため、庁舎も五角形の設計になった。ところが、アーリントン国立墓地の景観を損ねるとの意見が大きくなり、用地を南へ1マイル半の場所に移すことにした。その場所は正方形であったが、太平洋戦争に突入し、急を要したため、元の五角形の設計のまま建設することになった。
Wikipediaより
この構造にはメリットとデメリットがあるようです。
メリットは、ペンタゴンは5階建てで、各階に環状の廊下が設けられています。
この構造により、建物のどこにいても一番遠いところに10分以内でたどり着くことができるとされています。
一方、デメリットは、延床面積が600,000㎡と世界最大かつ五角形という珍しい形の建物であることから職員でもしばしば迷子になるそうです。
アイゼンハワー大統領が陸軍参謀総長だった時に他の将官たちと会食を終えて自分のオフィスに帰ろうとして迷子になってしまったという有名な話があります。
ペンタゴン・ツアー
2019年に国防総省が実施しているペンタゴン・ツアーに参加しました。
コロナが猛威をふるい始めてから現在までツアーは中止されていますが、再開されたらぜひ参加することをオススメします。
ガイドは現職員が務めてくれるので、ペンタゴンの現状が目の当たりにできますし、インターネットにはない情報も聞くことができます。
その情報のひとつがペンタゴンの中心にある小さな建物のことなのですが、、、
それはまた後ほど。
アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者のモニュメント
日本人にとっても強烈なインパクトだったのは、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロで民間機がペンタゴンに激突した事件でしょう。
この時、民間機の乗客・乗員59名とテロリスト5名は全員死亡。
ペンタゴン職員も125名が犠牲になりました。
激突した場所には、今では上の写真のようにモニュメントが建てられています。
犠牲者一人にひとつのモニュメントがあり、飛行機に乗っていた人のモニュメントは飛行機が飛んでいた方向へ、ペンタゴン職員のモニュメントはその逆の方向を向いています。
それは、彼らの魂が、旅の目的地に着くことを、または、家庭に帰ることを願ってそのような向きになったそうです。
建物最上階には何があるのか?
ペンタゴンは、五角形の形をしたリング状の建物が入れ子状に5つ建てられていると書きましたが、その一番外側の建物の最上階は、なんとハリボテだそうです!
ペンタゴンが完成したのは1943年1月15日で、太平洋戦争の真っ最中でもあり、完成を急いだという話もあり、いろいろと間に合わなかったのでしょう。
外側から見てごまかすために、何もないハリボテの階になってしまったそうです(笑)
いよいよペンタゴン中核へ!驚愕の事実!!
第二次世界大戦が終結する直前の1945年2月から1989年12月までの44年間つづいた冷戦はアメリカ合衆国とソビエト連邦(現ロシア連邦)を中心に繰り広げられました。
両国が第二次世界大戦中に同盟国だったため軍事力で戦う戦争にはなりませんでしたが、軍事、外交、経済から宇宙開発や航空技術、文化、スポーツにいたるまで、あらゆる局面で世界が西側と東側に分裂して対立したのが冷戦時代です。
軍事力での衝突がない対立だったため「冷たい戦争」というイメージから冷戦と呼ばれるようになりました。
しかし、両陣営はいつでも戦争に突入できるように戦闘体制を整えていました。
当然のことながら、ソ連にとって最も気になるのがアメリカの軍事力を統括している国防総省の動向です。
ソ連は昼夜を問わずペンタゴンを監視していました。
ペンタゴンの建物の中で24時間絶対に灯りが消えない場所がありました。
それが上の写真の中央に見える五角形の小さな建物です。
この写真を見ても分かるように、周りを樹木で囲まれていて他の建物とつながる部分がありません。
つまり、他の建物が攻撃を受けてもまったく影響を受けない一番安全な場所にあるのです。
実際に、アメリカ同時多発テロの時にハイジャックされた民間機がペンタゴンの西側のビルに激突した時も、この中央の建物は無傷でした。
ペンタゴンで一番安全な場所にある建物。それは司令本部に違いない!
ソ連政府はそのように考え、冷戦期間中には何百基ものミサイルがその小さな建物に照準を合わせて配備されていたそうです。
しかし幸いに、それらのミサイルは発射されることなく冷戦は終結しました。
冷戦が終結し、ソビエト連邦が崩壊し、ロシア連邦が発足してアメリカ合衆国との国交が正常化したある日、旧ソ連の外交官がペンタゴンを訪れました。
職員に建物の中を案内され、とうとう、あの小さな建物にも案内されることになりました。
冷戦時代に叩き潰したくてもできなかったアメリカ合衆国の軍事力の中心についに足を踏み入れたのです!
彼らがそこで見たものは!!
↓ ↓ ↓
おわりに:全人類が求めていること
私もペンタゴン・ツアーでその建物を外から見学させてもらいました。
本当に驚きました!
国防総省の中心にまさかこんなモノがあるとは「さすがアメリカ!!」と思いました(笑)
冷戦時代に何百基ものミサイルが照準を合わせていたのがこの建物だったと知って、旧ソ連の外交官たちはどう思ったのでしょうか?(笑)
その小さな建物は、今はカフェテリアになっていて、今でも職員の憩いの場所になっています。
周囲には樹木やベンチが配置されていて気持ちの良い風が吹いていました。
ガイドさんにこの話を聞いた時、アメリカらしいジョークみたいな話だと大笑いしました。
でも、その後、あることに気づいたんです。
気のおけない仲間や家族とワイワイ食事をしながら、楽しくおしゃべりできる場所。
そういう穏やかな日常にふつうにある場所を、人は守りたいだけなんじゃないでしょうか。
全人類が同じ想いでいるのに、武装して牽制し合って、戦争まで起こすのは、なんとバカバカしくて、悲しくて、愚かなことなのでしょう。
アメリカ国防総省の中心にある憩いの場所で感じた風は平和そのものでした。
そんな優しい風が世界中で吹くようになるためには、まずは私たちの心の中に敵を作らないことです。
人々が心の中に敵を作ってしまうと、それはやがて戦争になります。
しかしその逆に、心の中をいつも平和にしておけば、世界も平和になるのです。
本当の世界平和を実現するためには、このシンプルで、でも難しい課題に、私たち人類は向き合いつづけなければなりません。
今、世界は新たな冷戦が始まる危機に直面しています。
ふたたび世界が分裂して恐怖に陥るのか、ひとつになって平和な道を進むのかは私たち一人ひとりの心次第なのです。