一悟術

就活の不安から抜け出す4ステップ 

大学生の皆さんは、社会人になるということをいつの頃から意識するのでしょうか。
企業の採用スケジュールを見てみると、企業エントリー開始が3月1日、引き続いてエントリー受付開始が3月上旬という企業が多くなっています。
つまり大学3年生の後半には、社会人になることが就活という形で意識されてくるわけですが、実態はどのようなものでしょうか。

このコラムでは、大学生の就活に関する不安な状況をまとめ、就活の不安から抜け出す4ステップを紹介していきます。

約9割の大学生が就職や就活に不安を感じている

2016年6月27日、株式会社デジタル・ナレッジが「大学生の就職活動に関する意識調査報告書」を公表しています。
調査結果では、就活している学生の87%が就職や就活に不安を感じています。
また、悩みを誰に相談するかというと、同年代の親しい友人が過半数を占め、以下、家族、大学の先輩と続き、20数パーセントの学生は誰にも相談していないという結果が出ています。

不安を感じている人が同じように不安を感じている人に相談し、そうだよねとお互いに不安な状況にいる事を確認して慰め合っている構造や一人で不安を抱え込んでいる構図が見えてきます。

誰かに相談している場合、その場では安心感が出てきて、一見不安がなくなったように思いますが、本当に不安はなくなったのでしょうか。このような場合、多くの人は不安を感じていても、周りと同じ状況だから大丈夫と自分に言い聞かせて、不安をないことにしたり感じないようにしています。
自分の心を守るための無意識の反応ですが、不安は無視し続けると膨らんでいき、人によっては長期にわたる就活への影響は避けられない状態です。

 

不安とはそもそも何か

そもそも不安とは何なのでしょうか。私たちは生きていく中で様々な感情を感じています。
嬉しさ、楽しさ、怖れ、怒り、悲しみ…。実はそれらの感情の元になるのが「喜び」と「不安」なのです。
傾向として「喜び」が高じて嬉しさや楽しさになり、「不安」が高じて怖れや怒りや悲しみになります。
感情があることが人間らしいというのであれば、不安があるのもまた人間らしいことで、あるのが自然、あるのが当たり前、あって良いものなのです。

 

就活の不安から抜け出すメリット

それでは、あるのが当たり前な不安の何が就活にとって不都合なのでしょうか。
不安が蓄積していくと怖れへ発展していくので、就活することや面接に行くことが怖いと感じて必要以上の緊張を生み出してしまいます。自己分析、企業・業界分析、エントリーシート作成、筆記試験対策なども手をつけにくい状態に陥りがちです。

面接につながっても、面接ではその人が内に抱えている不安は言動として表れ、面接官のキャッチするところとなります。
面接の場は、自分という商品を自分で企業に直接売り込む場でもあります。
不安から抜け出してリラックスした状態で、自分は何が好きで、何が得意で、どういう仕事がしたいのか、どんな人生を歩みたいのか、そういった自分らしさをアピールしていけると企業側により興味を持ってもらえます。
したがって、不安を軽減しておくことは就活を楽な気持ちでスムーズに乗り越えていく要素となります。

就活の不安から抜け出すメリット

 

就活の不安から抜け出す4ステップ

ステップ① 不安であると認める

不安を感じたら、まず自分は不安であると認めてしまいましょう。
強がったりせず、素直に。鏡を見ながら「私は不安です」と声に出して言ってみるのも良いでしょう。
不安と戦おうとせず、不安のある自分を受け入れるのは、今の自分を過不足のない自分として承認する大切なポイントで、それだけで落ち着きを取り戻すこともあるものです。

ステップ② 不安の原因を探す

何に対して不安を感じているのか、紙に書き出してみましょう。
「自分の適性や適職がわからない」「面接が苦手」「内定がもらえるか不安」「就活の仕方がわからない」「自分に自信がない」「企業の実態がわからない」「周囲が順調に見え、ひとり取り残される」など、思いつくままに書き出してみます。

次に、書き出したものひとつひとつを掘り下げて問題点を明確にしましょう。
例えば、「面接が不安」なら面接の何がどう不安なのかを探っていきます。
「緊張して心臓がバクバクする」「質問されてすぐに答えられない」「自己紹介がうまくできない」などが出てくるかもしれませんね。
ここまでがステップ②です。

ステップ③ 解決策を考える

ステップ②で書き出したものに対して、誰かにアドバイスするつもりで具体的な解決策を考えてみましょう。
例えば、「面接が不安」を掘り下げて「緊張して心臓がバクバクする」のが不安の原因だとすると、「面接の受け方を慣れるまで練習する」「面接の前に自分が一番リラックスできた状態をイメージしながら深呼吸をする」「OBやOGに面接の経験談を聴く」など自分でできる具体的な解決策が考えられたらよいでしょう。
できそうにない壮大な解決策より自分でできそうな小さな具体的な解決策の方が効果的です。

ステップ④ 行動に移す

仕上げは、ステップ③で考えた解決策をできるものから順番に実践していくことです。
解決策を考えたものの実践せずに放っておくと、自分はやっぱりダメなやつだと自己否定する方向に引っ張られ、不安が膨れていく可能性があります。
ですから、どんな小さなことでもよいので実践して、できた自分を認めてあげましょう。

行動に移す

以上の「就活の不安から抜け出す4ステップ」を繰り返して成功体験を積み重ねていくと不安は小さくなっていきます。
もし失敗したとしても、その失敗をステップ①~④に戻ってもう一度検証し改善を重ねていくことで成功体験へとつなげていくことができるので、あきらめずに積み重ねてください。

 

採用担当者の裏事情を知る

就活学生の不安にフォーカスしてきましたが、企業側はどうなのでしょうか。
採用担当者は、学生を値踏みする冷たいイメージでしょうか。
それとも、就活学生の未熟さを汲んでくれる優しいイメージでしょうか。
採用担当者もまた自分たちと同じ人間であり、社会人の先輩であり、就職する企業の先輩でもあり、就活を経験した仲間でもあります。
今いる立場は違うけれど、不安や苦悩を抱えているものです。
その辺りのことを描いた小説があるので次にご紹介します。
採用担当者の立場で就活を眺めてみたらまた違ったものが見えてくるかもしれませんね。

朝比奈あすか著『あの子が欲しい』(講談社、2015年)
-講談社BOOK倶楽部より-
情報戦を制し、新人採用プロジェクトを完遂せよ!採用者側から就職戦線をリアルに描いた新しい「就活」小説。
主人公の川俣志帆子は、新進IT企業「クレイズ・ドットコム」の来年度採用プロジェクト・リーダーに抜擢された。優秀な学生を獲得するため、ネット戦略を練り、裏工作や心理戦を駆使して成果を上げていく志帆子。一方、私生活では元部下の小説家志望の男と同居しながら「猫カフェ」に通い、満たされない心を愛猫ザビーとのふれあいで癒す日々。苛烈な採用戦線の果てに、彼女が得たものは――?

 

まとめ

大学生の約9割が不安を抱えながら就活を行っています。
不安が不安を呼び就活がうまくいかない状況からいち早く抜けるために「不安から抜け出す4ステップ」をご紹介しました。
この方法は、社会人になり仕事をしていく中でつまずきそうになった時も応用できる方法なので、就活の時期に身につけて今後に生かしていただければと思います。

 

柴田ともみ
一悟術ヒーリング1級
一般社団法人感情カウンセラー協会認定感情カウンセラー
薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在は一悟術ヒーラーとして活動中。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で一悟術と出会い、バーストラウマやインナーチャイルドなどの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

BLOG:https://ameblo.jp/tomomin358

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