「母親が、ウザい」と感じる原因と対処法を考える

この記事の目次

はじめに

小さい頃には、「おかーさーん!」と駆け寄ればぎゅっと抱きしめてもらったり、手を引かれて色々なところに出かけたりと、嬉しい時も、悲しい時も、いつも一緒にいてくれた母親がいつの間にか“ウザい”存在になってしまったという人は少なくありません。

母親のことがウザくなってしまった経緯やきっかけは人それぞれ違いますが、よく耳にする一例を取り上げると、「いつも妹のことばかり可愛がって、私には厳しい!」、「なんで、私ばかり叱られなきゃいけないの?」、「友達のことばかり褒めて、私を褒めてくれない」、「私だって…頑張ってるのに、なんで認めてくれないの?」、「恋愛事情にいつも首を突っ込んで、ウザい!」、「もう、放っておいてよっ!」などなど…、母親のことが嫌になって、一緒に過ごすだけでストレスに感じたり、顔を見ただけでイライラしたりすると話す人が多いようです。

母親がウザくなってしまった経緯やきっかけは人それぞれですが、ウザくなった背景もそれぞれ違うので、解決・解消方法もケースバイケースで変わってくるといった特徴があります。それでも、方法を見極めるうえで、共通している部分があります。

今回は、子供である立場からの対処方法をいくつか考えてみたいと思います。

漠然とした「ウザい」という言葉の裏側にある原因がどこにあるのか考えつつ、今後どのような関係を保っていったらいいのかを、自分なりに考えてみたいと思います。

「母親が、ウザい」と思う理由と原因

家庭環境にもよりますが、子供にとって最も身近で、長い時間を一緒に過ごす存在が母親かもしれません。しかし、子供が成長するにしたがって言い争いが多くなり、青年期を迎えると喧嘩に発展し、後には“ウザい”の一言で片付けてしまうことが多くなるようです。

なぜ、母親のことを“ウザい”と感じてしまうのでしょうか。まずは、短い一言に隠れた感情の理由や原因を考えてみたいと思います。

何かと干渉してくる

子供の立場からすると、成長するに従って自分自身の世界観が出来あがって、友達の数が増え、行動範囲が拡大することで、「母親に“わざわざ”話すことでもないし。面倒くさい…」と感じることが増えていくようです。

しかし、母親の立場から考えると、幼い頃から子供の身の回りの世話を“すべて”してきた自負もあり、子供が成長していっても、自分に何でもはなしてくれるような感覚のままであることがよくあります。

感覚が昔のままであれば、子供が成長しても、成長前と同じ感覚でみるので、変化した子供の気持ちを理解することができず、それまでと同じ様に子供の生活に口を挟んだり、友人関係にまでおのずと踏み込んでいくことになるでしょう。

成長前には、子供にとって必要だった干渉が、不要になっても続いてしまうことで、「何かと干渉してくる面倒でウザい母親」が確立されてしまい、敬遠するようになるのです。

過去の出来事が残っている

幼少期に母親から受けたひどい仕打ちが、現在の“ウザい”という感覚の理由になっていることは珍しくないようです。

虐待や育児放棄、暴言や暴力、兄弟姉妹間での差別など、母親からされた嫌なことがトラウマとなって、母親が怖くて嫌いな存在になっている可能性です。

今の年齢で考えれば母親側に問題があるとわかる行為でも、幼少期に受けると、その当時は“そういうものだ”と思ってしまって、深刻な問題すら埋もれてしまうことがよくあります。しかし、成長することで色々な人と出会い、色々な情報を得るようになるうちに、それらの体験について疑問を持つようになります。

場合によっては、「あの当時の、あの出来事は、育児放棄に当たらないか?」と気がつき、母親に対する怒りや悲しみが込み上げるようになり、自然と煙たく感じるようになることもあるでしょう。すると、いつしか、母親は“ウザい”存在というような意識が定着して、敬遠するようになるのです。

いつまでも、子供扱いしている

母親の立場からすると、子供は何歳になっても可愛い我が子です。そして、しっかりとした人間に育てたいという責任感から、「忘れ物はない?」、「ハンカチは持った?ティッシュは?」、「お腹すいてない?大丈夫なの?」等々の言葉がいつまでも出てきます。

子供を心配する母親の立場は理解できますが、成長して自我の芽生えた子供の立場からすると、「バカされているようで腹が立つ!」というような苛立ちを覚えることもあるでしょう。

そして、過剰な子供扱いは、「言われなくてもわかってるよっ!」、「もう!ほっといてよ!!」というような乱暴な言葉を誘発させ、子供の心の中には“ウザい”という感覚が芽生えとともに、母親に見つからない様に行動するといった考え方まで生まれてくるようです。

周囲と比較する

母親が周囲の目を気にしているタイプであれば、他の家の子供と我が子を比較しながら、子育てをすることも多いようです。例えば、「○○君は成績優秀だけど、なんであなたはできないの?」、「妹の▲▲はできるのに、なんでお兄ちゃんのあなたができないの?おかしいよね?」、「□□さん家の子は、いつも礼儀正しいけど、あなたはなんで“あいさつ”ひとつできないの?」といったものです。さらに、比較に加えて、嫌味まで言ってしまうことも多いようなので、子供のやる気はかえってなくなっていくようなことが起きます。

母親からすれば、「もっと頑張って欲しい」、「もっと立派になって欲しい」という応援の気持ちからくるものかもしれませんが、「もっと●●しなさい!」等の激励の言葉が子供の自信を削ぎ、追い詰めてしまいます。すると、子供は、「私は(僕は)、愛されていない…」という寂しさは恨みへと変化して、“ウザい”という感覚とともに遠ざけるようになるようです。

 

感情的になり、すぐに怒る

母親が情緒不安定で、感情的に子供を怒ることが多いと、子供はうっとうしく感じるようになることがあります。例えば、子供が母親に対して、「うるさいな〜、わかってるよ。」と暴言を吐いた時に、母親はカッと血が上って、「あなたがいつまで経っても、いうことを聞かないからでしょうっ!」とヒステリックに言い返すと、子供はうんざりした気持ちになって“ウザい”という気持ちの他に「めんどくさい」という気持ちまで芽生えてくるといった具合です。

このような感覚が芽生えてくると、「母親とは、どうせまともな会話にならないから…適当に合わせておこう。めんどくさいし…」と考えるようになり、母親との距離を取ろうとするようです。

ストレスが溜まって仕方ない!ストレス解消法をご紹介

少し顔を合わせただけで、ちょっとしたことにもいちいち首を突っ込んできたり、まともに話を聞かないうちに、感情的に口を出してきたりと…なんとかしようと説明を試みても理解してもらえないようであれば、どんどんストレスは溜まっていくでしょう。

さらには、理解できないことを棚に上げて、「あなたは昔から、話が下手ね…」などと、話の本筋からそれて、昔のことをあれこれと罵られ始めたりしようものなら、余計に苛立ちが積もって嫌気がさしてきます。

そして、時間が経過することで、母親の顔を見るだけで“ウザい”と感じたり、イライラすることも多くなってくるのです。そうなれば、どうしようもなくなってしまい、精神的にも悪影響です。

ですから、こうなってしまう前に、適度にストレスを解消する方法を試してみることも効果的といえるでしょう。今回は、4つご紹介していきます。

趣味や仕事に没頭する

母親からすれば、いくつになっても可愛い我が子ですから、大人になってもその気持ちは変わらないものでしょう。そうした背景から、何かと過干渉になっている可能性があります。

母親と接する時間が長いほど母親は子供のことが気になるということですから、解消法のひとつとして、「趣味や仕事など母親と別の世界をもって別々に過ごす時間を増やす」ことに意識を向けてみてはいかがでしょう。

新しい趣味に挑戦することや、仕事に集中することなど、ひとりや友人との時間を長くしていくことで、母親からの干渉が次第に減ってくるかもしれません。

運動して、リフレッシュする

母親と毎日喧嘩しているようだと、どちらにもストレスが溜まって、さらに雰囲気が悪くなります。顔を合わせるたびにイライラするのは、精神衛生上もよくはありません。

そのような時は、部屋の中で悶々と悩んで過ごすのではなく、家を出て近所を歩いてみたりスポーツジムに行ってみたりして体を動かして、汗を流してみてはいかがでしょう。

イライラした気持ちも、モヤモヤとした気持ちも、汗を流すことで気分転換にもなることでしょう。

信頼できる人に話を聞いてもらう

母親との関係はプライベートなことになるので、つい家庭内で解決しようと考えがちです。しかし、母親とのこれまでの関係性によっては、他人の客観的なアドバイスをもらうのもいい方法と言えます。

信頼できる人に話を聞いてもらい、自分と母親の関係にある問題点を指摘してもらうことで、母親に対して、どういう態度で接すればいいのか見えてくることもあるでしょう。

自分を癒す

母親をウザいと感じるような関係だと、イライラして心身ともにストレスが蓄積されていきます。母親の言動に敏感になり、少しのことでも喧嘩になることも少なくないでしょう。ちょっとしたイライラによってしなくてもいい喧嘩に発展することを避けるために、まずは、自分自身を癒すことに注力を向けてみてはいかがでしょう。

大きな声を出して歌ってみたり、大きな声を叫んでみたりするのには、精神的なストレスを発散させる効果だけでなく、心の状態を整える働き、癒しの効果も望むことができます。そして、ゆっくりお風呂につかり、体を温めてリラックスすることで、精神的に落ち着いて、母親と穏やかに話せるようになるかもしれません。

まとめ

いつまで経っても子供扱いをしてくる母親に対して、ウザいと感じることは多いかもしれません。そして、世界にひとりしかいない母親との関係を改善したいと願っている人も少なくないでしょう。

母親との円満な関係を構築すべく、色々なことに挑戦してきた人もいるかと思いますが、なぜ、母親がウザいのか、その原因と向き合ってみることも大切です。なぜなら、そのウザいと思う理由こそ、今の関係を作った原因であり、そこをつかむことで対策や解決策のヒントがあるからです。

原因を掘り下げていくことは大変な作業になりますが、母親のことを“ウザい”と感じるということは、別の視点から見れば、それ程、自分自身が成長してきた証拠であるとみることができます。となると、「自分のことは、自分でできる!」と自信や自覚に繋がり、さらに、母親の過剰な干渉に嫌気がさすかもしれません。

母親の立場からすれば、子供の成長は喜ばしいものの、愛情表現として子供に構ったり接したりしていた感覚が抜けず、いつまでも子供扱いの様な動きをとっていることもよくあります。つまり、子供も、母親も、お互いに成長していくことが求められるものなのです。

とはいえ、母親側のことは母親自身で、自分で変えるものであり、子供側が変えるものではありません。

ですから、子供側は、今後どうしていきたいかを、自分なりに考えながら、2のストレス解消法を活用しつつ、母親との距離を上手に取れる様になることが1番の対処法と言えるでしょう。この機会に少し振り返ってみて、接し方や在り方を見直してはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

1980年11月、千葉県生まれ。

1999年4月、建築設備業(空調設備・給排水衛生設備・修理、保守管理)の会社に入社。在籍中は、現場監督・営業職・社内経理等を担当。専門技術者として経験を積む。

2010年4月、民間の社会教育団体に入所。前職の経験を活かしつつ、”心の働かせ方”について学ぶ。さらに、「心の働かせ方・考え方」に関するセミナーを全国約1,200会場、講師として経験する。同時に、企業向け情報誌の執筆や経営者を対象に心の経営指導にも従事した。

2017年6月、これまでの経験を活かしつつ、多くの方々と共に”心”の勉強をしていく為の場所として「NextStage(ネクストステージ)」を立ち上げる。現在の活動拠点は、神奈川県三浦市、千葉県南房総市、熊本県菊池郡に置いている。また拠点に関わらず、連絡を受ければ全国何処にでも行動する瞬発力をもって、活動展開をしている。

HP:https://nextstage-iida.amebaownd.com

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