「めんどうな人間関係をどうにかしたいっ!」好転させるためのきっかけづくりとは。

この記事の目次

はじめに

身近な人との交流を楽しみ、良好な人間関係を構築していけば、人生は明るく楽しいものに感じられます。しかし、人間関係は良い刺激や安心感をもたらす一方で、ちょっとしたことで不安定になってしまう部分もあります。

心にストレスを抱えながら、ダラダラとした引きずるような関係性を継続させてしまうと、ストレスだけでなく疲労も蓄積させ、身体にも悪影響をもたらすことになります。それは、慢性的に、「疲れが抜けない…」と感じている人にこそ、あてはまることかも知れません。

さらに、人間関係を良好に築いたように思っていても、気付かぬうちに発生した互いの認識のズレによって誤解が生じ、そこからどちらかが、依存的になったり、踏み込みすぎてしまったり、都合よく利用したような形になってしまったり…と思わぬことが起きて、トラブルを引き寄せる原因になることもよくあります。

このように考えると、人間関係の難しさばかりが気になり、「面倒な人間関係なんて、なくなってしまえばいいのに!」とか、「何もかもが嫌!」といった具合に、投げ出したくなってしまいたくなる人もいることでしょう。

しかし、どのように足掻いても、避けることができないのが“人間関係”なのです。

人間関係に疲れてしまう人には、「自発的な行動や発言を我慢する傾向を持っている人」、「全ての物事をマイナスに考え、これから起こる出来事をネガティブに推測してしまう傾向を持っている人」、「相手に言われた言葉の裏側(背景)を必要以上に探ったり、一時的な感情の起伏に任せて、相手を判断してしまう傾向を持っている人」といった特徴があるようです。

人間関係に関する悩みは、性別や性格を問わず多く耳にします。家庭や友人との関係性もさることながら、職場内での人間関係について悩みを持つ人がとても多いようです。そこで、円滑な人間関係を構築していくための方法として、3点ご紹介したいと思います。

 

1、具体的にはどうしたらいい?

 

 

人間関係を良好に保つ具体的な行動や手法は、色々な場面で紹介されています。しかし、今回紹介していく内容は、行動や手法ではありません。全体を通して「心の在り方」に重点を置いています。なぜなら、いかに素晴らしい行動や手法を行なったとしても、働きかける本人の心が伴っていなければ、自分が望む成果を掴みにくいからです。

また、自分の本心に向き合わなければ、知らず知らずのうちに実態と自分の認識にズレが生じ、自分の望む成果とは程遠いものになります。心には人それぞれに癖があり、心の在り方は理解してもすぐに定着するものではないので、少しずつ、自分の対応できるスピードで、焦らずに取り組んでいくことをお勧めします。

何かしら動き出せば、気がつく点も、気が利く点も増えてきます。継続的に行い、ちょっとずつ変化する日常を楽しんでみるようなイメージで取り組むとよいでしょう。

 

1)自分から与える

人間関係を良好に保つコツは、「与える」意識を持つことです。「与える」意識とは、時間や労力など、自分が持っているものを惜しみなく他者に与えて、貢献しようとする意識のことを指しています。

すると、「ギブアンドテイク」という言葉が浮かんでくる人も多いでしょう。「ギブアンドテイク」という言葉には、相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ることで、持ちつ持たれつ(『新明解国語辞典』)という意味から、人間関係を良好にして、関係性を長続きさせるコツとして活用されている言葉です。

たしかに、間違ってはいないのですが、やり方によっては効果が見込めないので注意が必要です。それは、「ギブ」と「テイク」の順番です。必ず、「ギブ(与える)」を先行することが重要です。

同時に、自分の役割(与えられている仕事)を処理することはもちろんのこと、「他にできることはないか」と気を配り、誰かの役に立とうと意識することで、周囲に好印象を与える流れになっていきます。

個人ではなく、集団で働きかけている私たちにとって、自分の時間や労力を費やすことは周囲からの信頼と信用を引き寄せる鍵となります。

ただし、注意しておかなくてはならないことがあります。それは、「ギブ(与える)」と「自己犠牲」は、全くの別物であるということです。

自分が果たすべき役割を疎かにしたまま周囲に貢献しようと意気込んでも、そうした行動は本当の意味での貢献にはなりません。なぜなら、自分の役割を果たさなかった結果、どこかで他の誰かにシワ寄せが出てくるからです。すると、「周りのことより、自分のやるべきことをやってほしい」という評価に帰着します。

「自分から与えること」とは、自分がすべきことは達成、もしくは完了していることが前提となります。ギブアンドテイクで動く場合は、前提も含めて気を付けてみてください。

もちろん、テイクを意識しない、ギブだけでも十分に効果は見込めます。イメージしやすい、または抵抗感が少ない、トライしやすいと感じた方から試してみるとよいでしょう。

 

 

2)評価は他人がするもの

人は誰もが、強い弱いに関係なく、「自己愛」を持っています。とはいえ、「自己愛」とは、自分のことばかりを気にする人や、好き嫌いの激しい人、自分の非をなかなか認めない人、言い訳ばかりする人という見方もできます。

よく耳にする言葉の中に、「私はこんなにも頑張ったのに、どうして誰も認めてくれないんだ」、「どうせ、私のことなんか、しっかりみてくれない」、「あの人は、私のことを正当に評価なんかしてくれない」といったものがあります。こうしたことは、自分の行動を肯定的に評価してほしいという“願い”のような欲求が、言葉となって表れたものと考えられるでしょう。

だからこそ、相手が自分に対して否定的な評価をすると、悲観的になったり不満を抱いたりしてしまうのです。相手に不満を感じると、徐々に相手のことも否定的に見るようになります。そして、その感情も言葉や行動となって表れてしまいます。すると、あっという間に、人間関係は悪くなってしまいます。

このような関係性の悪化は、自己評価と他人からの評価を無理やり合わせようとするために発生してしまうものですから、思い切って自分の評価を他人に委ねてしまった方がスムーズな人間関係を築くことにつながります。

そうすることによって、自分のすべきことに集中できるだけでなく、すべきことが明確になっていき、結果的に良好な人間関係を構築できることになります。

実際には、他人が自分をどのように評価するかを気にしたところで、自分ではどうすることもできないのが現状です。だからこそ、他人の評価を求めず、まずは、自分がやるべきことに集中することが大切です。そうすることで、周囲に振り回されることなく、自分がすべきことに没頭できるようになります。

こうしたことは、人間関係の悪化を防ぐだけでなく、自分自身が良い成果を出し、結果として周囲から信用と信頼を得ることにも繋がるのです。

 

3)相手の“美点発見”をしてみる

相手の美点(善いところ)を発見して承認するということは、一見すると、当たり前のように感じるかもしれません。日頃から良好な関係を築けている人の善いところを見つけるのであれば、比較的簡単なことかもしれないでしょう。

しかし、ここで大切なのは、「苦手だと感じている人」に対して、同じことができるかどうかです。

私たちが誰かを「苦手な人」と感じる時、間違いなくその人の「悪いところ」に注目している状態ですので、善いところを見つけることは難しいことかもしれません。

例えば、ある人の、気が利かなかったような部分や自分勝手と思われる部分に注目してしまえば、悪い評価を下すことになり、その人との距離も自ずと広がっていくでしょう。その距離を詰めようとも、一旦悪い評価が下されてしまえば、近づかなくなっていくことが多いので、そのまま人間関係が悪化していくことになります。

しかし、その人の身内や、友人等の視点であったら、どうでしょう。確かに、下した評価どおり、気が利かずに自分勝手かもしれませんが、身内や友人たちはその人の善いところをたくさん知っていて、良好な関係を築いているかもしれません。そうなれば、人間関係の悪化は自分が相手の善いところを見つけられないだけ…という見方もできるのです。

人は誰しも、善いところも悪いところも持っています。もし、善いところがまだ見つからないのであれば、じっくりと観察しながら、「美点(善いところ)発見」に挑戦してみてはいかがでしょう。

では、相手の善いところを見つけるためにはどうしたらいいのでしょうか。自分自身の心の中で、強い嫌悪感や苦手意識が強ければ、善いところを探そうとしても、なかなか見つからないことも多いと思います。

この方法は、オンラインショップなどでみる“レビュー評価”に似ています。レビューが高評価であれば、「買ってみようかな」、「試してみようかな」という気持ちが芽生えるように、高評価された点に注目し、検討を重ねたり、再検討したりすることにつながります。そして、中にはその評価を参考に、そのまま即時購入する人もいると思います。

つまり、第三者の発言を通じて、その当事者の「美点(善いところ)」探しの糸口としていく方法です。相手の善いところを見つけられない時には、第三者の言葉に耳を傾けてみる方法も、ひとつのきっかけとなるでしょう。

 

さいごに

 

 

私たちは家庭や職場、地域のご近所さん等々の人たちと関係を作りながら生活をしています。互いに助けたり、助けられたりする関係の中で、より良い関係や環境を作っていきたいと願っている人ばかりだと思いますが、うまくいかないこともあるでしょう。

それは、より良い環境を作っていきたいと願う方向性は同じであっても、価値観が違ったり、気が合わなかったりして、互いに嫌な思いの中で協働するようなことが起きるからです。しかし、私たちはこうした状況から、逃げ続けることは難しいのではないでしょうか。

そうであれば、うまくいかない人間関係を避けるよりも、人間関係を良好なものしていくことが賢明でしょう。人間関係を良好にするための行動としては、数多くの方法論が展開されていますが、それらの行動も、誰かに与えられるのを待つのではなく、「自分から意識的に行動していく」ことが大切です。

どんなに関係が悪化していたとしても、自分自身の行動と意識の持ち方(心の在り方)によって、少しずつ関係を好転させていくことができます。

今回ご紹介したもの以外にもいろいろとありますが、“好転するようなきっかけづくり”を活用しながら、上手に最高の関係を築いてみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

1980年11月、千葉県生まれ。

1999年4月、建築設備業(空調設備・給排水衛生設備・修理、保守管理)の会社に入社。在籍中は、現場監督・営業職・社内経理等を担当。専門技術者として経験を積む。

2010年4月、民間の社会教育団体に入所。前職の経験を活かしつつ、”心の働かせ方”について学ぶ。さらに、「心の働かせ方・考え方」に関するセミナーを全国約1,200会場、講師として経験する。同時に、企業向け情報誌の執筆や経営者を対象に心の経営指導にも従事した。

2017年6月、これまでの経験を活かしつつ、多くの方々と共に”心”の勉強をしていく為の場所として「NextStage(ネクストステージ)」を立ち上げる。現在の活動拠点は、神奈川県三浦市、千葉県南房総市、熊本県菊池郡に置いている。また拠点に関わらず、連絡を受ければ全国何処にでも行動する瞬発力をもって、活動展開をしている。

HP:https://nextstage-iida.amebaownd.com

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