努力しても成果が出ないのは“感情の滞り”かも|本領発揮の鍵は心の整え方

もしかして──こんな経験、ありませんか?

緊張して手に汗を握るプレゼンター
  • プレゼンの場で緊張して、思うように話せなかった
  • 本番になると、頭が真っ白になってしまう
  • 普段の自分ならできるのに、なぜか力が出せない

がんばっているのに、結果がついてこない──
そんな時、人は「もっと努力しなきゃ」と思いがちです。

でも、それは努力不足や能力の問題ではないかもしれません。
本来の力を発揮できない理由のひとつに、
“感情の滞り”という見えない壁があることをご存知でしょうか?

🔎 この記事では…
緊張や不安で本領発揮できない理由を“感情の観点”からひも解きます。
さらに「すぐできる対処法」や「実例」も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の目次

実力発揮を発揮できない原因は「感情の滞り」?

私たちの内面には、これまでに感じきれなかった感情──
たとえば、悔しさ、悲しさ、怖れ、怒りなどが、
気づかぬうちに蓄積されていることがあります。

この“未消化の感情”は、いざという場面で私たちに
無意識のブレーキをかけてしまうのです。

「失敗したらどうしよう」
「また傷つくかもしれない」
「怒られたことがあるから、堂々とできない」

頭の中が感情で絡まった人物のシルエット (感情の滞りの象徴)

それは頭ではなく、心の深いところに残る記憶や感情の反応です。
論理では解決できないからこそ、
感情を「感じ、認め、整える」ことが、実力発揮のカギになるのです。

ここまでのまとめ

  • 実力が出せない背景には感情の滞りがある
  • 脳の働きも感情に大きく左右される
    👉 この後は「感情を整える方法」や「変化の実例」について紹介します!

💡誰でもできる!1日1分の感情セルフケア習慣

感情のケアに、特別なスキルは要りません。
まずはこんなシンプルな習慣から始めてみましょう。

✦ ステップ1:深呼吸しながら「今、何を感じてる?」と自分に聞く

「焦ってるな」「緊張してるかも」「怖いんだな」など、ただ感じてみます。

✦ ステップ2:「そのままでいいよ」と心の中でつぶやく

感情を変えようとせず、今ある気持ちにOKを出します。

✦ ステップ3:胸に手を当てて、3回深呼吸

それだけで、少し内側の緊張がゆるみ、エネルギーが整ってきます。

これを毎日1分でも続けることで、
「感じること=怖くない」感覚が育ち、自然と本来の力を発揮しやすくなっていきます。

感情を整えたら成果が出た!40代会社員の実例

リーダーとして悩み続けた日々

40代の会社員・Tさんは、システム部門のリーダー。
人からの信頼も厚く、責任感も強い──けれど、自分では「うまくできていない」といつも感じていたそうです。

チームの成果が思うように出ないと、自分を責め
部下の言動に対しても、イライラやモヤモヤが止まらない
そのくせ、感情を出せずに抱え込み、仕事がどんどん苦しくなっていきました。

ある講座で「感情を感じて整える」プロセスに取り組んだTさんは、
「怒りの奥に、わかってもらえなかった悲しみがある」と気づいたとき、ふっと力が抜けたそうです。

「そのままの自分でいていいんだ」
「結果で自分の価値を測らなくてもいいんだ」

そう思えるようになったとき、自然に本来の落ち着きや判断力が戻ってきて、
チームとの関係性も改善、成果もついてくるようになった
と言います。

感情と向き合った後に訪れた変化

Tさんの変化は、外から見える成果だけではありませんでした。
以前は、会議中に部下の意見が気になりすぎて、自分の意見をうまく言えなかったり、
「周囲の空気」を過度に読みすぎて疲弊していたといいます。

会議室で和やかに話し合うチーム

感情を整えるうちに、「自分はこう思う」と自然に言えるようになり、
それに呼応するように部下たちも意見を出しやすくなったとのこと。

また、帰宅後も仕事のことを引きずっていた毎日が、
今では家族との会話を楽しめるようになった
という変化もありました。

「本領発揮って、特別なことじゃないんですね。
自分を整えるだけで、こんなに仕事も人間関係も変わるなんて。」

感情がブレーキになる理由を脳科学で解説

実は、感情とパフォーマンスの関係は、脳科学でも明らかになってきています。

たとえば、私たちがストレスや緊張を感じているとき、
脳内では「扁桃体(へんとうたい)」という感情を司る部位が過活動になります。
その結果、論理的判断や創造性を担う“前頭前野”の働きが抑制されてしまうのです。

ストレスを感じて扁桃体が過活動になっている脳

つまり、怒り・不安・緊張といった感情をうまく扱えない状態では、
本来の実力を出しにくくなる
のは、脳の仕組みとしても自然なこと。

だからこそ、「感情を整える」ことは、
感情を抑え込むことではなく、脳のバランスを整え、実力を引き出すための土台づくり
だといえるのです。

本来の力を取り戻すために、できること

多くの人が、「やり方」「努力の仕方」ばかりに目を向けます。
でも、実力発揮の土台は「心の状態」です。

  • 緊張で力が出ない
  • 自信がなくて踏み出せない
  • 感情に引っ張られてブレる

そんな状態のままでは、本来の力を発揮するのは難しいのです。

でも逆に言えば、感情が整えば、流れは変わります
自分らしい等身大の力が、自然ににじみ出てくるのです。

専門的な感情ケア「感情カウンセリング」とは

心を整えることに興味を持った方へ。
実は、感情の扱い方には専門的な方法があります。

たとえば「感情カウンセリング」と呼ばれるアプローチでは、
感情を安全に扱い、クリアにしていくための技術を学ぶことができます。

🌱 本来の力を引き出すために
感情を整える専門的な方法として「感情カウンセリング」があります。
よかったら「感情カウンセリング」で検索してみてください。
無理なく整えて、自然体で生きたい方にとって、ひとつの静かな助けになるかもしれません。
7月から関連する講座も開催しています。

あなたの実力は、すでにそこにあります。
感情を整えることで、それが自然に表れてくるのです。

📓今日からできる!感情チェックのワーク

ここで少し、自分の内側と対話してみませんか?

紙とペンを用意して、次の質問に自由に書き出してみてください:

  1. 最近「自分の実力を発揮できなかった」と感じたのは、どんな場面?
  2. その時、自分の中にどんな感情があった?
  3. その感情に対して、どんな言葉をかけてあげたい?

たった3分でも、自分を見つめる時間をとるだけで、
感情は少しずつ、やわらかく、流れを取り戻していきます。

まとめ:あなたの力は感情の奥に眠っている

もし今、「なぜか力が出せない」と感じているなら、
それは“あなたがダメだから”ではありません。
あなたの本来の力が、滞りに包まれているだけなのです。

その滞りを少しずつほどいていくことで、
あなたは自然に、落ち着きと力強さを取り戻していくでしょう。

無理して変わらなくていい。
あなたは、整えば、花開く。

それを知っているので、あなたのこれからを静かに応援しています。

📌この記事が役に立ったら、ブックマークしておくとあとで見返せます。
💬 感じたことがあれば、ぜひコメントでもシェアしてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

QOL向上のコンサルティング「スマイルメーカー」主宰。感情カウンセラー協会理事。

東京在住。1966年大阪府池田市生まれ。大学卒業後、外資系コンサルティングファーム(現アクセンチュア)を経て、15年間グローバル企業向けのIT導入コンサルティングに従事。

「24時間戦えますか?」の時代に、うつや過労死を目にする環境に身を置く。幸福な暮らしのためにあるはずの仕事が個人の生活を圧迫することに疑問を感じ始める。
幼少期より気持ちを抑圧する環境で育ったので、自由への思いが人一倍強かったことも影響した。

そんな折、2歳下の妹が命をおとしたのを契機に、誰もが自分らしく幸福に生きるための支援をライフワークにしようと決意。

様々な縁を得て、現在は個人向けの潜在能力開花、職場や家庭の人間関係改善、自己成長に関するセッションや講座を提供し14年目。
自己啓発、心理学、エネルギー医学、身体の使い方など、人生のクォリティ向上に役立つことはなんでも試す性分。

好きなものは山(登山・スキー)、珈琲、自然派ワイン。合唱も始めました。
そのうちピアノと大東流合気柔術も再開の予定。

HP:https://smilemaker.tokyo/
BLOG:http://blog.shigeruokamura.jp

この記事の目次