「やりたかったことができない」を私が卒業した方法


「やろうって決めたのに、やりたくない」

「やる気はあったのに、やりたくない」

「昨日のやる気はどこへ?」

昔は、やりたかったはずなのにできなくなることが多かったです。

無理やり頑張ろうとするとアクセルを踏みながらブレーキを踏むような感じでした。

ストレッチが気持ちよかったから毎晩やって寝ようって思ったのに、なかなかできない日が続いて、いつまでもベットの上でダラダラしていたこともありました。

「もう諦めて寝ちゃおうかな」

「いや、でもやりたいな」

「この間のやる気は一体なんだったんだろう…」

考えているうちに時間だけが過ぎていきました。

さっさとやればいいのに(笑)なんか気分が重かったんです。

やる気はあるはずなのに、なぜか行動に移せない

自分で作ったTODOリストに押しつぶされる気持ちになってしまう

私が自分で決めたことを続けられない理由は心の奥にありました。

この記事の目次

できない理由は前向きな気持ちに隠れている

TODOリストを作ったり、やろうと決めたことなのにできない理由は私の向上心に隠れていました。

「もっと、よくなろう」

「自分を磨こう」

「素敵な人になりたい」

「変わりたい

私は向上心の強いタイプだったのですが、その向上心は、自分の現状に対しての不満から来ていました。

「もっと自分をよくしよう」っていう前向きな気持ちの中に、自分への否定感が隠れていたんです。

英語勉強しよう

もっと体力つけよう

って気持ちは、もちろんポジティブな気持ちもあるけど、今の自分に満足できないから生まれていた気持ちでもありました.


極端に表現するとこんな感じです。

「今の自分じゃダメだから」英語勉強しよう

「今の自分じゃダメだから」もっと体力つけよう

(極端すぎるけど、、)


そうすると、

英語を勉強するたびに「今の自分じゃダメだ」

ストレッチするたびに「今の自分じゃダメだ」

って繰り返すことになっていました。

毎回、ダメだダメだと言われていたら、やりたくなくなるのは当然ですよね。

これが、私が決めたことが続けられない理由でした。


だからよく挫折していました。

英語の勉強に挫折したり、ストレッチの習慣化に挫折したり…


でも、英語を勉強したいのも、ストレッチも本当にやりたいことではありました。

試行錯誤を繰り返して、今ではうまく続けられるものも多くなってきました。

習慣化に苦戦してベットの上でダラダラしていたストレッチは、もう何年も続いている習慣になりました。


私の習慣化への紆余曲折を振り返って、楽しく続けるために有効だったことをまとめました。

原動力を確認しよう

「今の自分じゃダメだから」という欠乏感や自己否定が原動力になっているのか

「もっとやりたい」というポジティブな気持ちが原動力になっているのか

それが続けられるかどうかの分かれ道です。

前者は「やらなきゃ」後者は「やりたい」です。

続けるためには、原動力をポジティブなものにしておく必要がありました。

原動力をポジティブにするためには「やりたい」と思ったその時の気持ちをちゃんと覚えておけるかが勝負です。

ストレッチならストレッチした時の心地よさ

英語なら英語を学んだ時や英語で話した時の楽しさ

「いいな」「やりたいな」

具体的で体感的なものをいつも原動力にするようにしました。

そうすると「やらなきゃ」にならずに「やりたい」のままいられることが増えました。

目的を確認しよう

他にも「やらなきゃ」にならずにいられるポイントがありました。

それは目的を確認することです。

目的を設定して、そこに向かっていくのって窮屈で嫌いだったんですけど「目的決めるのっていいな」って最近は思います。

目的って言うと大袈裟な感じしちゃうけど、小さい行動にも目的はあります。


例えば

ケーキ食べたいなーと思ったときには「自分を満たすこと」が目的だったり

自然の中でのんびりしたいなーって思った時は「リラックスすること」が目的だったり

案外、身近に転がっているものなんですよね。


それで、これがちゃんと掴めていると人生の満足度って急激に上がる感じがします。

手段が目的になってしまうことってあると思うんですが、そうなると人って「やらなきゃ」になってしまいます。


英語学習で考えてみると、海外旅行に行って

「お店の店員さんと世間話した時、本当はもっと話したかった。」

「次は英語力をつけて海外旅行に行きたい。」

「海外に友達できたら楽しいだろうな。」

と思った場合の目的は、英語でコミュニケーションをとることになります。


ここを忘れなければ「英語でコミュニケーションをとるために英語を勉強しよう」となるわけですが、目的を忘れるとそうはいきません。

英語を勉強すること自体が目的になって「毎日単語を少しずつ覚えなきゃ」「英語字幕で映画を見ないと」となんてタスクに追われる感じになりかねません。


目的を見失った時「やりたい」は「やらなきゃ」に変わります。

目的は原動力や、やる気の行き先です。

だから目的がぶれてしまうと、やる気はどこに向かえばいいかわからずに行き場を失ってしまうのです。

プロセスを大切にする

もう一つ、私が継続する上で、「効いたなー!」と思うのはプロセスを大切にすることです。

結果を重要視してしまうと、結果が出ている「未来の自分」はいいけど、結果を手にしていない「今の自分」はダメ、になりやすいからです。

これも原動力がネガティブだと陥りやすいのですが、目的がはっきりしたとして、結果や成果をあまりに期待するのはけっこう辛いことです。

結果はプロセスの積み重ねです。

プロセスそのものが楽しければ、結果も楽しく得られます。


逆にプロセスがしんどいと、結果もしんどい(=なかなか結果が出ない)という状況になりやすいです。

目的に向かうまでのプロセスそのものを楽しめるかどうかを確認しておくのがおすすめです。

英語学習なら、英語を話せるようになっているかは置いといて、英語学習そのものが楽しいって思えるかどうかです。

続けるためのチェックポイント

続けるためのノウハウはたくさんありますが、目的がちゃんと確認できていてポジティブな原動力でそこに向かうことができないと、どれだけ続ける工夫をしてもなかなか続かないものです。

だから続ける工夫の前に、目的と原動力を確認しておくのが最優先です。

次に、結果は関係なく楽しいと思えるかどうかが確認したいポイントです。

これが揃ったら続けられる可能性はぐっと上がります。

チェックポイントはこちら。

  • 原動力はポジティブなものか
  • 目的は何か
  • 結果は関係なく、やることを楽しめるか

ぜひチェックしてみてください。

続けるための習慣化

さて、最優先事項を確認したら、習慣化について考えてみたいところですよね。
朝のルーティンなんてものは永遠の憧れ(笑)、何をやっても続かなかった私が「これはよかった」と思う習慣化の方法を書いておきます。

自分を観察して習慣を作る

生活の中で何気なくしていることの延長線上に、上手に新しい習慣を組み込んでいく工夫ができた時は楽に続きました。

毎日、当たり前に毎日していることってすでに無理なくできるから、そこに新しい習慣をなるべく自然にくっつけました。

自然に、というのは今までの習慣の一部を新しい習慣に置き換える感じです。


例えば、英語をアプリで勉強しようと思ったら、何気なくスマホを見てしまうところに組み込みます。

朝の通勤中、何気なくSNSを見ている時って、すでにスマホは持っている状態なので、SNSを英語学習に置き換えるだけで新しい習慣を取り入れられます。

スマホを見る、という習慣はすでについているから見る内容だけ置き換えてしまえば組み込みやすいのです。


それで、自分にとって自然かどうかを見極めるのが最も重要でした。

「〇〇したついでにやるって決めておく」って技を本で読んで試したのですが、自分にとって不自然だと全然続かないんですよね。

歯磨きしてる時に英語の音声を流したことがありました。

でも、私は普段から音楽を聴きながら何かするのが苦手なので(聴くか、やるか、どっちかになってしまう)続きませんでした。

自分をよく観察して、自分にとって自然にできる、負荷が少なくできるやり方を見極めていくことが継続のコツたと感じます。

それが見つかるまでは、あれこれ試すのがよくて、続かないというのはまだ自分に合ったやり方が見つかっていないとも言えます。

習慣を作る時に重要だと思った意識がいくつかあったので、それも書いておきますね。

重要な意識

自分を観察して習慣を作っていく時、習慣作りを邪魔した視点がありました。

それは

「無駄を省こう」

「もっとできるはず」

「徹底的に組み替える」

どれも今の自分を否定することになってしまうからです。

とにかく否定感は行動を止めるので、やめておきたいところです。

今の生活はそれでいいし、変える必要は一切ない。

その認識を持った上でどこに新しい習慣を組み込むのがスムーズなのか考えてみることをおすすめします。

うまくいったケースをストックする

色々試行錯誤していく上で、うまくいくこと、うまくいかないこと、どちらも出てきました。

その時に「なんでできなかったんだろう?」と考えるよりも「なんでできたんだろう?」って考えた方が圧倒的に結果が出ました。

「なんでできなかったんだろう?」って自分を否定しながら考えることになるのであんまりクリエイティブな答えが期待できません。

「なんでできたんだろう?」はできるコツを体験から抜き出して活用できます。

つい「なんでできなかったんだろう?」「なんでダメだったんだろう?」考えちゃうものだけど

「なんでできたんだろう?」「何がよかったのかな?」は口癖にしたいくらいだなぁと思います。

目的に合った方法で続ける

私はストレッチして整体級の効果を狙ってました。

ストレッチはスッキリはするけど、整体に行くのには敵わないです。

ええ、わかってます。

それなのに、なぜか目指してました。


最初にストレッチを体験した時にプロに手伝ってもらったので、その時の印象が強かったのだと思います。

同じことを一人でできるわけがありませんでした。

目指せる効果がどんなものなのか、目的に合ってるのかちゃんと認識するのも大切なことだと知りました。


整体級の効果を狙いたいなら、整体に行かなくちゃいけなくて

日々のケアならストレッチでできます。

目的と手段が合ってるかどうかは、自分では勘違いしたりするので誰かに意見を聞いてみるのもいいかもしれません。

できることを続ける

毎日継続できるようになったストレッチですが、昔は理想のメニューがありました。

その理想を毎日やろうとしたのもあって、ハードルが高く感じてやりたくなかったんだろうな、と今振り返ってみて思います。

小さなカバン一つなら気軽に持てるけど、カバンにパソコンも水も色々入っていて重そうだったら運ぶのが億劫になってしまう感じでしょうか。


たしかに理想のメニューが毎日できたら、すごーくスッキリするのかもしれません。

でも、理想のメニューがこなせなくても

少しでもやれば、やらないより調子はいいし

リフレッシュできるし、

タイミングが毎日一緒じゃなくてもいいんですよね。


理想のやり方を捨てた方が断然、続きました。

当たり前なんだけど、自分ができることを継続しようとするのが大事でした。


2時間かけて行ったディズニーランドが楽しかったとしても、毎日通うのってしんどいじゃないですか。

やっぱり、1回できることと、継続してできることは違います。

まとめ

改めて振り返ってみると、続かなくなるマインドセットで、難しいやり方をしていたんだと痛感します。

まずは

  • 原動力はポジティブなものか
  • 目的は何か
  • 結果は関係なく、やることを楽しめるか

をチェックした後に、自分に合ったやり方を探してみると、案外簡単に習慣化できるかもしれません。

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この記事を書いた人

Shioriのアバター Shiori 感情カウンセラー

感情カウンセラー

自分の力も相手の力も引き出す
引き算の成長

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