臆病な自分をなんとかしたい!自分を変えるヒント

こんにちは。いちごんです。

あなたは臆病な自分を責めることはありませんか?

人目が気になったり、ビクビクしたり
やりたいことがあっても次の一歩がなかなか踏み出せなかったり。
勇気を出せずに時間ばかりが過ぎて悔やむことはありませんか?

私は臆病でずっと悩んできた1人です。

なぜ勇気を出せないのかと怯える自分を責め続けてきましたが、責めるのをやめ、臆病さを捉え直すことで心が軽くなり人生が随分変わりました。

今回は臆病な自分をなんとかしたいという方に向けて、これまで実践し、学んできたことも踏まえて、自分を変えるヒントをお伝えしていきます。

1.臆病でもOK!

この記事の目次

① 臆病は悪くない

臆病はダメで、勇敢なのがいいと思いこんでいませんか?

勇敢さはかっこよく映るかもしれませんが、何も考えず猪突猛進すると痛い思いをします。また周りを振り回すことにもなるでしょう。

あなたの周りにそういう人はいませんでしたか?

兄弟や両親などよく目にする人がこのタイプの場合、無意識に勇敢に振る舞うことを避ける場合があります。父親が喧嘩っぱやかったり、兄弟がトラブルを巻き起こしたりしていると、自分は無理はやめよう、怖いことを避けようと無意識に大人しくなってしまうのです。

これに当てはまらないとしても、まずは勇敢さが必ずしもいいわけではないことを知り、臆病を闇雲に責めるのをやめていきましょう。

② 臆病のポジティブな側面

勇敢に対して、臆病のポジティブな面をあげてみましょう。

臆病であれば、無理に攻めずに立ちどまることができます。細部まで観察し、じっくり考えた上で慎重に事を運ぶこともできるでしょう。ここで出てくる怖さや不安に対処できれば、持ち前の危機管理能力を発揮し、周囲からの信頼も得ることができるでしょう。

臆病は上手く生かせば、慎重さや着実さに移行していけるのです。

ネガティヴな面にフォーカスがあたりやすいですが、ポジティブな面も見ていくと決して悪いところばかりではないことが見えてきます。

③ 誰もが臆病

実は誰もが臆病な面を持っています。

初めてのことや怖いと感じること、失敗したくないことには、誰でも臆病になります

好きな人への告白、就職での面接、起業するなど、その後の人生に大きく関わることは自然と怖くなるものです。

人によっては、怖さを感じたくないために、常に安全な範囲で選択することもあるほどです。

人間にはホメオスタシス(恒常性)という、均衡が保たれている時は行動を起こさないという性質があります。

変化には危険が伴うため、怖さや不安が出やすく、出来ればこのままでいたいという意識が働きやすいのです。

ある意味、誰もが臆病。臆病はあなただけでなく、誰にでもある自然なことと思えたら、少し楽になるのではないでしょうか。

臆病は悪いことでも、自分に特有なことでもないことを踏まえた上で、臆病な人の特徴を見ていきましょう。

2.臆病な人の特徴

① 怖がりな人が多い

臆病な人は怖がりな人が多いです。
怖いから次の一歩が出せないのです。

新しいことにチャレンジする時、ネガティヴなイメージばかり浮かぶのも特徴です。失敗したり嫌な思いをするのが怖くて二の足を踏んでしまうのです。

② ストレスに弱い

ストレスに弱いのも特徴です。

引っ越し、入学、就職、結婚、出産、育児、病気、死別など、経験したことのないことに特にストレスを感じやすくなります。

③ 不安が強くなりやすい

色々なことに怖れを感じやすいため、不安も強くなります。不安は不安を呼び、どんどん膨らんで強くなります。

④ 考えがまとまらなくなる

不安や怖れがあると考えがまとまりにくくなります。

例えば、上司に報告に行くのに二の足を踏んでいるとしましょう。

今言っていいのだろうか、何と言ったら良いだろう、こんなことを言ったら叱られるのでは、上司に睨まれたら首になるのでは…等。

不安と怖れに囚われると発想がネガティヴになります。今やるべきことから離れて、直接関係のないことまで不安が及び、考えがまとまらなくなるのです。

⑤ 成功体験が乏しい

成功体験が乏しいのも特徴です。
または、成功しているのにその経験を自覚していないこともあります。

同様に、失敗を克服した経験も乏しいでしょう。失敗しても何とかなると思えれば、挑戦しやすくなりますが、失敗したままなので次へのチャレンジが怖くなってしまうのです。

⑥ 人との関わりが少ない

人との関わりが少ないのも特徴です。
そもそも過去に人間関係で失敗したため、臆病になっているケースが多いのです。

元々怖さがあるため、話しかける人も選びがちで、関わりをできるだけ少なくしようとする傾向があります。

3.臆病になる原因は?

① 「自分は臆病である」という思いこみによるもの

幼い時に自分は臆病だと思いこみ、それが強化されている場合があります。

親や先生など身近な大人や友達などに繰り返し「弱虫だなー」「臆病者!」などと言われていると、それが変えられない性格として固定されてしまうのです。

軽いものであれば、過去に行なった勇気ある行動を思い出したり、周りの人に自分の勇敢な面を教えてもらうだけで自己認識が変わります

これまで臆病と思いこんでいたけれど、それは自分の一面に過ぎないと思えれば、思いこみを書きかえやすくなります。

思いあたる方はぜひ試してみてくださいね。

② 心の傷 (インナーチャイルド)によるもの

臆病がひどい場合は、幼少期の心の傷(インナーチャイルド)が原因の場合があります。

①でも述べましたが、親や先生など身近な大人や友達などに繰り返し「弱虫だなー」「ダメだなー」と言われたことで心がひどく傷つくと、臆病者と自分を思うだけでなく、また傷つけられるのではと怖れ、警戒するようになります。

チャレンジして失敗した時に言われた傷は、失敗することへの恐怖も引き寄せ、チャレンジ自体を避けるよう働きます。

臆病だと思われたくない、けれど失敗して傷つくのはもっと怖い…これが臆病な人の心理なのです。

このような傷は、傷つけられた過去の記憶を丹念に思い出し、感じきることで解消することができます。

感じきれれば、心がスッキリし軽くなることでしょう。

感じきった後は①で述べたように、思いこみを外していくことで、フラットな自分に立てるはずです。

一方でこの心の傷は痛みを伴うため、思い出すことが難しく、思い出せても苦痛を伴ったり、新たな傷がつく可能性があります。難しい場合は無理をせず、専門家に相談しましょう。

では次に、臆病な自分を変えるヒントをお伝えします。

4. 臆病な自分を変えるヒント

① 臆病な自分を認める

まずは、臆病な自分を認めてしまいましょう。

ビビリでチキンで弱虫な自分、それも自分の一面です。弱くてもいい、臆病でもいいと認めて、臆病な自分のまま人生を歩んでいくのが第1歩。

臆病な自分を受け入れると、案外周りにも臆病者がいることに気づきます。(笑)

また自分を肯定することになるので、不思議と力が湧いてきます

自分を責めるエネルギーを今に割けるので、心に余裕も出てきます。

責める変わりに認めて生かしていきましょう。

② 不安や怖れは書き出して感じる

時間がある時に、今ある不安や怖れを紙に書き出して感じる癖をつけましょう。

不安や怖れは書き出すことでかなり緩和され、整理もしやすくなります

また感じていない感情は心に残るという性質があります。

もし怖れや不安が沢山出てくる方は、過去に感じそびれた感情が溜まっている可能性が高いです。

過去の感情を感じていくことで怖れや不安は少なくなりますが、もし難しい方は溜まった感情を的確に減らす方法(感情カウンセリングのトレーニングコース)もありますので、ご相談ください。

③ これまで勇気をだしたこと、やれること、できることを認める

人に誇れるほどではないにしろ、生まれてからの人生、勇気を出した経験は多少なりともあるはずです。

・ 怖かったけれど、隣りの子に声をかけた。
・ 不安だったけど、新しい習い事に顔を出した等

探せばいくつかあるでしょう。

その勇気ある自分を書き出して、認めてあげましょう。

また、今やれていること、できることを認めるのも有効です。些細なことと思わず、書き出してみましょう。

今箸が使えたり、字を書けるのは当たり前かもしれませんが、身につける時は根気が必要だったでしょう。諦めずにチャレンジしたから今のあなたがあるのです。

やれてること、できることを認めると自信に繋がるので、ぜひ子どもでもできる簡単なことからたくさん認めてあげてくださいね。

④ メリット、デメリットを出してから行動する

ただ闇雲に考えるのではなく、メリット、デメリットを出すと考えが整理しやすくなります。

例えば、苦手な上司に報告に行く場合

<デメリット>
・怒られるかもしれない
・みんなの前で恥をかくかもしれない
・首になるかもしれない

<メリット>
・報告が早い方が何かあっても対処しやすい
・勇気を出せた自分を誇れる
・いずれにせよ、やらなきゃいけないのなら、早く報告した方が楽だ等。

デメリットを出した上でメリットを出すと、不安や怖れが減って冷静になり、不思議と腹も決まるものです。

考えがまとまらない時は、ぜひ使ってみてくださいね。

⑤ 失敗してもいい前提でチャレンジする

あまりリスクのないもので、プチチャレンジをするのもいい練習になります。

これは失敗も成功もただの結果に過ぎないと腑に落とすためのものです。
なので成功体験だけではなく、失敗しても大丈夫な問題ないものでぜひやってみてください。

試しやすいのは食事です。
レストランに行って新しいメニューや変わった組み合わせのメニューを頼んでみましょう。

中には不味いものや、大失敗と思うものもあるかもしれませんが、それも楽しい経験と思えればしめたものです。

失敗=大したことないこと」と思えれば、チャレンジする楽しみが湧いてきます。

ぜひ遊び感覚で試してみてくださいね。

⑥ 考えないで直感で動いてみる

① 〜 ⑤ までを行い、失敗への恐怖心が減ってきたら、考えないで直感で動くのを試してみてください。

思いついてから時間が経てばたつほど不安や怖れは増えていきます。

考えずに直感で動いてみると、楽に動けることがわかるはずです。

このとき、後のことや周りのことを考えないこと。

まず動く。不安や怖さが出たら、それを感じながら動いて行くとよいでしょう。

5.おわりに

いかがでしたでしょうか?

まとめると、臆病は誰にでもあり、決して悪いものではないこと。
出てきた不安や怖さを感じ、今まで見ていなかった自分のできることを認め、失敗してもなんとかなる自分を発見できれば、次第に一歩が踏み出しやすくなります。

ぜひ自分の変化や成長を楽しみながら、進んでください。10年、20年後には驚くほど様々なことに挑戦した自分に出会えるはずです。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

イチゴリズムのマスコットキャラクターです。

この記事の目次