一悟術

仕事は苦行?今の仕事に“生きがい”を見出す方法とは 

はじめに

 

仕事の定義は人それぞれです。楽しくワクワクした仕事をする人がいる一方で、日々の業務に我慢して苦労を重ねる苦行のような毎日を過ごす人も多くいます。そういった方々から聞かされるのは「働くことは苦行だ」という言葉です。しかし、このような考え方は、社会的に決して健全なものとは言えないのではないでしょうか。

そもそも「仕事」という言葉の定義においては、からだや頭を使って、働く(しなければならない事をする)こと(『新明解国語辞典』)と示され、「働く」という言葉の定義は、からだ・頭を使って、仕事をする。(『同前』)と示されています。

どうにも釈然としない意味だと感じる人もいるかもしれませんし、“しなければならない事をする”という言葉自体に違和感を感じる人も少なくないでしょう。

こうした感覚を感じるのは、「しなければ“ならない”」という言葉に、ルールや社会の習慣に基づいて「当然である」という客観的表現が使われていることで、反発を覚えるためかもしれません。

では、本来の仕事の意味とは、なんでしょう。端的に言えば、世の中のためになるものや人に喜んでもらえるものを提供し、その対価として金銭をもらうことになるのではないでしょうか。

したがって、地域社会の発展に寄与したり、人から感謝されたりすることから喜びや生きがいを感じるようなものが仕事の本質といえるのかもしれません。また、「自分にとっての幸せを見出す」ことに意識を向けることで、人間関係だけでなく周囲の環境にもより良い変化をもたらすことに繋がることでしょう。

しかし、やり過ぎてしまうと、世のため人のために自分を犠牲にしすぎてしまい、最終的には、生きがいを損なう可能性もあります。

なかには、社会的意義のある仕事であることで、喜んで働くよう強要された形になり、せっかくのやりがいや生きがいを搾取されてしまうような事態も発生しているようです。

今回は、「生きがい」とは何かを取り上げるとともに、人生をより実りある充実したものにすべく、仕事に生きがいを見出す方法について考えていこうと思います。

 

1、仕事のなかにある「生きがい」とは…

 

 

そもそも「生きがい」とは何を示しているのでしょうか。「生きがいが欲しい」、「生きがいを見つけたい」、「生きがいを見つけなさい」等々の言葉を耳にすることは多くありますが、生きがいとは何か?と問われても、一言でまとめるのは難しいように思います。それは、ひとりひとりが持つ、または感じる「生きがいの価値観が違う」からではないでしょうか。

辞書によると、「生きていることに意義・喜びを見出して感じる、心の張り合い」(『新明解国語辞書』)とあります。つまり、生きがいとは、「生きていくための心の張りや喜び」、「生きていて楽しくなること」、さらには、「歓喜する場所へ出かけたいと感じるもの」ということになるでしょう。

そして、これらを仕事におきかえて考えると、使命感や社会貢献意識、プロ意識を持つことで得られる達成感や報酬、感謝の声などが、“仕事における生きがい”となるのかもしれません。

しかし、頭では理解していても、仕事に生きがいを見出せないこともあります。「自分の仕事が世の中の役に立っていない気がする」、「世の中の役に立っているにしてもあまりにも仕事が辛すぎるうえ、奮闘した仕事量と報酬のバランスが悪い」、「どう考えても、自分より、付加価値を生んでいない人の方が過剰に金銭を得ていると思う」…こんな思いがあると、生きがいを感じるのは難しいでしょう。

では、自分の仕事が世の中の役に立っていないように感じてしまうことがあるのはなぜでしょうか。そのひとつには、“評価されていない”ことが考えられます。ここでの評価とは、良し悪しの評価のことを指します。

通常であれば、仕事の内容について誰かが客観的評価を伝えてくれるようなことはなかなかないでしょう。多くの場合、日々の業務に忙殺され、そういった話をする時間がとれないという実情があるのかもしれません。

また、仕事には労働に対する報酬が存在しているわけですから、相手のためになる仕事をしたとしても「金銭を受け取っているのだから、当たり前のこと」として話が終わってしまうのが、当たり前なのかもしれません。

では、“仕事における「生きがい」”を高めるには、どうしたらいいのでしょうか?

 

2、仕事における「生きがい」を高めるには?

 

 

仕事における「生きがい」を高めるためには、自分で自分の仕事を客観的に見つめて自己評価をしっかりと行なっていく必要があります。さらに、信頼できる上司や同僚、場合によっては顧客から直接フィードバックをもらうことが、ひとつの有効手段として働くでしょう。

しかし、ほとんどの場合、自分から求めない限り、他者からフィードバックを得ることはできず、ストレートには聞きづらいと思いますので、より良い仕事をしていくためのアドバイスを貰うという謙虚な気持ちを持って尋ねてみてはいかがでしょうか。

ここで、注意しておかなくてはならないことがあります。それは、得られる報酬以上に無理を重ねて奉仕すべきではないということです。上司や同僚から称賛されたり、褒められたりするのは、とても気持ちの良いものですし、顧客からの喜びの声を聞くことができるのは、とても嬉しいことのように考えられ、仕事をする上での喜びであり、生きがいになるという人もいます。しかし、過剰にやりすぎると心身のバランスが崩れてしまい、問題が発生することになります。何事につけても“やりすぎ”には注意しなくてはなりません。

一方で、どんなに頑張っても、世のため、人のために役立っている実感が得られないという時もあるでしょう。そうした時には、自分が所属している会社やその会社が属している業界そのものにまで視野を広げてみてはいかがでしょう。「企業理念やミッション・ビジョンを基準にして、どのように事業展開されているのか」について掘り下げ、じっくりと見てみるのも効果的です。

こうした視野の広さを持ち、自分が所属している会社の価値観を見直すことで、自分が働いている業界の価値や、自分が抱えている業務の大切への気づきを通じて、“生きがい”を見出すことも可能です。

 

3、自己犠牲を防ぐために大切なこと

 

 

日々の仕事を通して、どれだけ世のため、人のために役立つ働きができていたとしても、正当な対価(報酬)が得られなかったり、理不尽な扱いを強いられたりしてしまうようでは、本当の意味での“生きがい”を感じることは難しいでしょう。

仕事においては、どうしても金銭を払う側の人が強くなり、「顧客>会社>社員」という力関係が生まれがちです。本来であれば、金銭とサービスは等価交換の関係にあって、対等であるにもかかわらず、アンバランスな関係になってしまっていることは少なくありません。

このアンバランスな関係を対等なものにし、自己犠牲を防ぐためには、力関係を見直す必要があります。とはいえ、組織体の考えを改めるのは難しいことですから、まずは、自分自身の立ち位置・基盤をしっかりと固めて、堂々と向き合っていけるようになることが先決です。

具体的な内容となると、状況や収入形態によって異なりますが、一般的には「自分の市場価値を常に客観的に確認しておくこと」、「ひとつの場所に依存せず、複数の収入口を確保しておくこと」、「自分自身の名前をブランド化していくこと」等が考えられます。

中には、組織や環境を批判しながら組織変革を望んで待つ人もいるようですが、自分自身の立ち位置を明確にして、堅固な基礎固めをしていく方が、より早い段階で状況変化が現れます。

こうなれば、そうした状況の変化に即応することができる自分の変化も実感できるようになるでしょう。なぜなら、そうした状況変化を呼び寄せたのは、自分自身の決意と覚悟、行動があって、呼び寄せられた変化といえるからです。

どのような場面であっても、着実な積み重ねを意識する人は、心に余裕が持てるようになるだけでなく、ブレない信念が培われていきます。しっかりとした自分軸を確保して、ブレずに仕事に取り組めるようにしてはいかがでしょう。

 

まとめ

 

 

世のため人のために役立つ仕事をして、生きがいを感じる人生を歩んでいくことは、とても素晴らしい道筋です。しかし、“自分のために生きる”ことを忘れては、本末転倒と言わざるを得ません。

「仕事」と「生きがい」を繋げていくためには、自分が今ついている業務の立場で、喜びや達成感を見つけて実感することも重要ですが、家庭がある場合は、家庭でも同じように喜びや達成感を見つけて感じられるようにしておく必要があります。いや、むしろ、家庭環境こそ優先すべきでしょう。

なぜならば、家庭内の環境が自分の心を育て、自分を構築し、仕事に大きな影響を与える性質があるためです。

もし、自分自身の心と身体を休ませる環境が不安定な状態だったらどうなるでしょう。自分自身の力が職場で発揮することができずに職場環境までもが不安定な状態になると考えられます。

一方で、独身者はどのように考えればいいのでしょうか?その回答としては、自分の心や身体を休める自宅環境を整えると共に、熱中できるものを見つけておくことです。

趣味やレジャー、娯楽等にお金と時間を注ぐということは“生きがい”そのものになりますし、そうしたものに熱中できるということは、今後の人生においてより良いものを生み出し、人生を創造する第一歩となるでしょう。

いろいろな立場において、様々な考えを巡らせることになる「仕事」や「生きがい」に関する問題は、尽きることがありません。しかし、ひとつだけ共通してお伝えできることがあります。それは、仕事に喜びを見出すことです。

 

「喜びのある仕事、していますか?」

 

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