「自信がない…」と思っているアナタ!それは思い込みかもしれません。不安に負けない、自信を育てるための方法をお伝えしますっ!

 

この記事の目次

はじめに

新しいことにチャレンジする時、「失敗するかもしれない」、「やり遂げる自信が持てない」という不安な気持ちから、一歩が踏み出せない…と感じている人。誰かと仲良くなりたいと思っても、「嫌われるかもしれない」、「話しかける自信がない」と、行動に移せない…と悩んでいる人。細かな場面を取り上げれば、数えることが困難なほど、自信が持てずに不安を抱えている人は、少なくありません。

自信が持てないのは、自分のことを「情けない…」、「ダメな人間だ…」、「何もできない」などとネガティブに捉えているからかもしれません。しかし、自信の無さというのは、誰もが持ち合わせているものですから、実際のところは、自己否定をすることも、悲観することも、必要のないことなのです。

考えなくてもいいこと、必要のないこと、などと表現されたところで、混乱してしまいそうですが、ネガティブに考えてしまう場面に遭遇した時は、一度立ち止まって考えを見直しすると良いでしょう。

「自分は何もできない」、「自分には価値がない」といった自己認識は、客観的に見直したときに事実だと言いきれるでしょうか。また、「失敗する」、「嫌われる」とは、すでに確定している結果なのでしょうか。

おそらく、どちらの答えも「NO」で、それらは思い込みによるものであることが多いのです。

もし、自分のネガティブな認識も、胃を締め付けるような不安も、全て思い込みなのだとしたら、どうでしょう。それが生み出す自信の無さも、単なる思い込みだということになります。

そこで、自信を持つためには、まずは自分の思い込みを見つけ出し、修正をかけることが必要ということになります。今回は、こうした思い込みを変えていく為の方法をお伝えしたいと思います。

 

1、自分の考えを尊重する

 

 

自信を持つうえで重要なのは、自分自身の心の状態です。自信を持つことができない人は自分をおざなりにしていることが多いので、まず、自分を大切にできているか振り返り、自分を大切にする習慣を身につける必要があります。いつも誰かの意見に従い、自分の考えを抑え込んではいませんか。そうなると、「自分を大切にしていないひと」となっている可能性あります。

自分の考えや思いよりも、社会のルールや目上の人に従う傾向の強い人は、新しいことを知る喜びや、手にする喜びを感じることが少ないと言われています。日常的にある行動に着目すると、「いつもの店で、いつもと同じものを買う」という行動に喜びを感じ、もっと良い選択肢があってもその実、他の選択肢を考えなくなっている状態である側面が考えられるのです。

「自分の考えを尊重し、自分の考えた通りに行動する」という点だけで行動するのであれば、「いつもの店で、いつもと同じものを買う」という行動はいいことのように思える側面はあるものの、新しいことを吸収したり、自己成長したりするには妨げになる場合もあります。それは、考えるといった思考を働かせていない可能性があるためです。ですから、日頃の行動に少しだけ“新しいチャレンジ”を加えてみてはいかがでしょうか。

新しいチャレンジとは、自ら意識的に「行動」を変えることを指していますが、特別にすごいことをすることを勧めているわけではありません。例えば、「いつもと同じお店で、いつもの“日替わりランチ”」を食べている人は、思い切って“別のお店を探してみる”、“他のメニューを頼んでみる”といったように、自分にとって少しだけいつもと違うことをしてみるという方法です。

このようないつもと違うといった「少しだけハードルが高いこと」を積み重ねることによって、自分が本当にやりたいことや、望んでいることを感じられるようになります。すると、自ずと自分の気持ちを大切にして行動するようになるので、自然と自信もついてくるようになります。

 

2、「変えられるもの」と「変えられないもの」を分ける

 

 

自信がある人ほど、自分の努力や工夫によって「変えられるもの」に集中し、「変えられないもの」には、時間も労力もさかない傾向があるようです。一方で、自信がない人は、このふたつを区別して考えないために、いつの間にか「変えられないもの」ばかりに意識を奪われて、自分で変えられるものまで変えられないように見えてしまい、「自分には何もできない」と思うようになるのです。

しかし、「変えられるもの」と、「変えられないもの」は、ほとんどの状況で同時に存在しています。そのため、都度、両者をきちんと区別するようにして、変えられるものに目を向けるようにすれば、「自分にもできることがある」と考えられるようになり、自信も少しずつ身に付くようになるでしょう。

では、「変えられるもの」と、「変えられないもの」とは何を指していると思いますか?もちろん、具体的な内容は状況によって変わることもありますが、共通する変えられないものとしては「他者の心」と「過去の出来事」をあげることができるでしょう。一方で、変えられるものとして、「自分の行動」と「現在・未来」をあげることができます。このようにして考えてみるのです。

もし、自分が何かしらの問題に直面して「自分にはどうしようもない」、「自分はなにもできない」等々の自信を失いつつある状況であれば、少しだけ考えてみてください。

今、立ち向かっているものは、「変えられるもの」ですか?それとも、「変えられないもの」ですか?じっくり考えて、観察して、分けてみてください。きっと、現在取り組むべきことや自分のできることが明確になり、自信の有無に振り回されずに行動することができるようになるでしょう。

 

3、感謝の言葉「ありがとう」を口に出してみる

 

 

「ありがとう」という言葉は、他の人に対して感謝を伝える言葉です。それと同時に、「自分は恵まれている」と実感できる言葉でもあります。

 

家庭において、食事を作ってくれて「ありがとう」

会社において、仕事を手伝ってくれて「ありがとう」

地域において、清掃活動をしてくれて「ありがとう」

 

ちゃんと口に出して、相手に伝えていますか?大小様々な「ありがとう」の言葉を伝えていくことで、自分に対する肯定感も積み重なっていきます。そして、自信へと変化していくようになります。

ところが、反対にこうした出来事すべてを「言うまでもない、当たり前のこと」だと考えていると、ゆくゆくは「自分はありがとうと言いたくなるようなことをしてもらう価値のない人間だ」という勘違いを引き起こし、自信を喪失してしまうこともあるのです。

ここで大切なのは、「自分は恵まれている」、「自分は幸運だ」ということに、意識を向けることです。これにより、ポジティブな思考が生まれてくるようになります。

客観的に周囲を観察してみると、運がいい人ほど自分自身のことを「運のいい人間」と考えていますし、運の悪い人ほど自分自身のことを「運の悪い人間」と考えている傾向があります。

つまり、恵まれているかどうか、幸運かどうか、自分自身への肯定感の積み重ねが、強い信念や自信につながると考えることができるのです。

もし、自分一人ではなかなか行動に移せないと感じているようであれば、まずはポジティブな人と一緒に過ごす時間を確保してみてはいかがでしょう。ポジティブな人と一緒に過ごすことで、彼らに幸運が訪れる場面に同席できるだけでなく、彼らがどのようにいろいろな出来事を幸運だと考えているのかを学ぶことにつながります。そして、それらが自分の生活の中でのヒントとなるでしょう。

 

4、「自分の課題」と「他者の課題」を、混同しない

 

 

周囲からの助言などは、謙虚に受け止め、今後の活動に生かして活用した方が有効的だと考える人は、多いと思います。しかし、周囲の評価を気にし過ぎてしまうとどうでしょう。自己評価を下げたり、行動することが怖くなったり、自己主張を控えた行動につながってしまうので、“思い切った自分らしさ”というものを発揮することができなくなることにもつながってしまうのです。とはいえ、それらをないがしろにするのも独りよがりとなるので好ましくありません。

重要なのは、バランスです。周囲からの意見を全面的に採用・鵜呑みにするのではなく、自分自身で考えるための“参考意見”として捉え、最終的な判断は自分が行うようにするのです。その結果、どのような現象が起きたとしても、自分自身のこととして取り扱うことができ、それらの経験の積み重ねによって、自信がついてきます。

人が生きている上でできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」です。そのため、自分が選んだ選択について他者がどのような評価をするのかは、「他者の課題」であって、「自分の課題」ではありません。また、自分以外の課題にまで踏み込むことは、他者の権利を侵害することにもなりますので、踏み込みすぎには、十二分に気をつけて取り扱う必要があります。

 

最後に

 

 

自信に溺れてしまっては問題が起きてしまいますが、適度な自信に満ちている状態であれば余計な不安を感じることなく行動することができ、自分がやりたいと思うことにも挑戦できるようになるでしょう。

たとえその挑戦が失敗したとしても「次、がんばってみよう」、「大丈夫、なんとかなりそう」と考えられるようになるので、むやみに落ち込んだり、不安に襲われたりすることが少なくなります。

自信に満ちた毎日を実現させるために、大きな社会的成功を収めたり、誰もが羨むような知能や身体的能力を手にいれたりする必要はありません。

今回紹介したような方法を、実行・実践することで、堂々と自信をもって日々を過ごせるようになります。

こうした経験を積むことで、ネガティブな思い込みや思考を手放し、力強い自信を手にして、いろいろなことに挑戦しながら、自分が望む未来を掴み取って進む人生を歩んでみてはいかがでしょう。

 

 

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この記事を書いた人

1980年11月、千葉県生まれ。

1999年4月、建築設備業(空調設備・給排水衛生設備・修理、保守管理)の会社に入社。在籍中は、現場監督・営業職・社内経理等を担当。専門技術者として経験を積む。

2010年4月、民間の社会教育団体に入所。前職の経験を活かしつつ、”心の働かせ方”について学ぶ。さらに、「心の働かせ方・考え方」に関するセミナーを全国約1,200会場、講師として経験する。同時に、企業向け情報誌の執筆や経営者を対象に心の経営指導にも従事した。

2017年6月、これまでの経験を活かしつつ、多くの方々と共に”心”の勉強をしていく為の場所として「NextStage(ネクストステージ)」を立ち上げる。現在の活動拠点は、神奈川県三浦市、千葉県南房総市、熊本県菊池郡に置いている。また拠点に関わらず、連絡を受ければ全国何処にでも行動する瞬発力をもって、活動展開をしている。

HP:https://nextstage-iida.amebaownd.com

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