イライラから脱出する方法!スッキリの毎日を迎えるには

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はじめに

忙しい日々を送る中で、「イライラが抑えきれない!」、「イライラを、家族に当たり散らしてしまう…」、「なんだか…しんどくて、イライラするのもしんどい…」というような悩みを抱えている方は少なくありません。

小さな苛立ちであっても、月日を重ねれば、ついつい人に強く当たり散らしたりすることも出てきます。また、そんな行為をしている自分に嫌気がさして、気持ち的にしんどくなったり、精神的にも悪循環に陥ってしまったりすることもあるかもしれません。

では、そうした苛立ちを、ただただ我慢すればいいのかと聞かれれば、そうではありません。イライラを無理に押さえ込んだり我慢したりするのは、かえって私たちの心に大きな衝撃を与えることになってしまいますので、自分が感じている“その苛立ち”に対する対処が求められていくでしょう。

一方で、その苛立ちをどうにか押さえ込もうとしても、心の中でフツフツと湧き上がってくるのは、「頑張りすぎで…辛い…」という心や身体からのメッセージかもしれません。今回は、その苛立ちの原因と対処法について考えてみたいと思います。

些細なことで苛立つのはなんで?

コロナ禍の影響もあってか、「最近、些細なことでイライラする」、「普段なら、こんな些細なことで、イライラなんてしないのに…」と感じる人も増えているようです。

思い通りにならないことがあった時、イライラしてしまうのは誰にでもあることで、イライラしないように努めることも必要ですが、大切なのは、“その苛立ちはどこからきたものなのか”を考えることにあります。

考えられる原因には、「ストレス」を挙げることができますが、「大きなストレスを感じている自覚なんてないし、受けている気もしない…」というように、無自覚なうちに複数のストレスが積み重なり、自分自身のキャパシティを超えてしまっているケースは少なくありません。

職場での仕事量や環境の変化、人間関係によるトラブル、金銭関係、家庭内での問題などなど、気が付かないうちに、些細な問題が積み重なって、自分自身の精神的な負担になっていることがあります。また、ストレスや精神的負担に対して苛立ちを感じている自分自身を責めて、自己嫌悪に陥ってしまう悪循環に入ってしまっては大変です。

まず、自分自身が出来ることは、いろいろと起こる日常を振り返り、自分がストレスを溜め込んでいないか、または溜め込むようなことがないか、確認することから始めてみてはいかがでしょう。

“イライラしてしんどい”を乗り越える「5つの対処法」

イライラする主な原因はストレスによるものであることが多いので、ご自身のストレス解消法で対処している人も多いことでしょう。ただ、ストレス解消をしているつもりでも、なんらかの理由で、実はあまり解消できていない場合もあります。

そこで今回は、知られていても見過ごされがちな“イライラしてしんどい”を乗り越える「5つの対処法」について、ご紹介したいと思います。

知っている知らないはともかく、改めて、じっくりしっかりやってみてはいかがでしょうか。

思いっきり寝る!

睡眠には、急激な感情の起伏を落ち着かせてくれる効果が期待できるようです。充実した睡眠を取れば、疲労回復はもちろん、モヤモヤとした悩みも整理させるかもしれません。

例えば、学生時代、どうしても解けなかった問題が、寝て起きたら、あっさり解けるようになった経験や、暗記・暗唱する問題にも、あっさりと回答できたことはないでしょうか。

こうしたことは、脳の中にある情報が睡眠中に整理させることで起こる現象です、睡眠は、疲労回復だけでなく、いろいろな問題解決にも有効な手段になります。

とりあえず、思いっきり寝て、頭の中を整理しつつ、疲労回復につとめてみるのも良好な対策のひとつといえるのです。

食事を取る!

人は、脳内でセロトニンという幸福物質が分泌されると、幸福感を感じて、精神的不安が緩むようです。ストレスが溜まっている時に温泉に入ったり、リラックス効果がある体操などを行なったりすると癒されるのは、セロトニンが多く分泌されていると考えられます。

セロトニンは脳内で作られていますが、その材料として必要なトリプトファンという栄養素は食事から摂らなければなりません。

トリプトファンが多く含まれている食材は、豆腐、納豆、味噌、醤油などの大豆製品、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類です。

また、肉や魚にもトリプトファンが多く含まれているようですが、動物性タンパク質に含まれる栄養素がトリプトファンを取込みにくくしています。ですから、植物性タンパク質からトリプトファンを摂取することがすすめられているようです。

何かに没頭したり、集中したりすることは素晴らしいことですが、食事も偏りがちになっているかもしれません。「しんどいな…」と感じた時にこそ、長期的な食事プランをたてて、栄養とバランスのとれた食事メニューで、安らぎの生活を目指してみてはいかがでしょうか。時間はかかりますが、将来の自分の健康にも繋がるのでおすすめです。

体を動かす!

運動をすることで、細かな悩みごとは吹き飛んだという経験を持つ人は少なくないでしょう。なんだか、良く解らないけどモヤモヤとした不安を感じたり、動くことすら“しんどい”と感じたりする時は、「30分の散歩」から始めてみてはいかがでしょうか。

時間的余裕があれば、思いっきり運動する時間をとってもいいかと思いますが、急激な運動はかえって、自分の身体に負担をかけてしまいますので、「無理をしない」ということを念頭に置いて始めるといいでしょう。

そして、呼吸に意識を向けてみることも大切です。30分の運動(散歩)を通して、色々な景色や感覚を味わうことになります。ゆっくりとした呼吸を意識することで、心身ともにリラックスな状態へ向かうだけでなく、新たな閃き(発見・気づき)にも繋がります。

適度な運動と深い呼吸を取り入れながら、心を落ち着かせる時間をとってみてはいかがでしょう。

30分が難しければ、はじめは5分〜10分、そこから徐々に30分以上を目指すのもいいでしょう。

人を頼る!

しんどい時は、思い切って近くにいる人を頼ってみましょう。具体的な解決方法が見つかることもありますし、苛立ちやしんどさについて話をするだけでも、気が軽くなったりするかもしれません。

頼る側からすれば、「相手に迷惑かも…」と考える人も少なくありませんが、頼られた相手からすると、「頼られている、信頼されている」ということで自己肯定感を高めることに繋がりますので、迷惑とは限らず、お互いに良い効果と関係性を高めるといった側面があります。

しかし、注意しておかなくてはならないこともあります。それは、何でもかんでも全てを頼り切ってしてしまうことです。もし、全く考えずに、全て任せきりの状態で頼ってしまえば、何かしら問題が生じた時に対処ができなくなってしまう危険性があります。それこそ相手にとって迷惑です。

ですから、自分のできるところまで行動したり、考えたりしたうえで、信頼できる人を頼るように心がけてみてはいかがでしょう。こうしたことを繰り返すことで、他者の意見を冷静に聞くことができるようになるだけでなく、次第に自分なりの答えを見つけやすくなることでしょう。

病院に行く!

精神的、肉体的にしんどくて辛い時、それは気づかないだけで、すでに病院に行くレベルかもしれません。「まだ、大丈夫」、「まだ、頑張れる」という気持ちがあるうちに、一度、自分の身体の状態について、専門家の意見を聞く時間を持つことは、とても大切なことです。

疲労がピークに達したと思った時には、何も出来なくなって手遅れになることもよくありまので、相談するつもりで、気軽に出かけてみるのも効果的です。もしかしたら、気持ち的に軽くなるようなアドバイスだけでなく、肉体的な痛みに関するものまで、意外なヒントをもらえるかもしれません。

さいごに

些細なことで苛立ちを感じる原因にはストレスがあると考えられますが、突き詰めれば、その原因は多岐にわたります。というのも、人それぞれの個性や特徴によって、感覚や状況が異なり、それらを含めた環境の変化が、その人にとってのストレスの原因となりうるからです。

苛立ちを感じるポイントは各々違うものですから、多くの人との関係の中で生活をしていると、「どうして?」、「ここで?」と他人には理解し難いポイントで苛立っている人に遭遇することもあるでしょう。しかし、そうした場面に遭遇した時にこそ、人との違いを顧みるチャンスかもしれません。

それは、「自分であればどのように感じるのかな?」、「自分であれば悩まないけど、どうしてあの人は悩んでいるのか?」というような具合に、物事を客観的に眺めて、考える時間を設けることで、自分自身の視野を広げることにもつなげるだけでなく、自分自身の抱えている問題(苛立ちのポイント)の解消に繋がる機会になるからです。

文中には、苛立ちに対する対処法を「5つの対処法」として取り上げています。ひとつひとつを見てみても、日常的に私たちが行動していることでもあることから、「今更…」と思った方もいるかもしれません。

しかし、日常的に、当たり前のように行動していることだからこそ、改めて、考えながら行動してみることにポイントがあります。イライラが減って、思考を巡らせることが加速すれば、ここで紹介されている対処法以上に効果的な対処法が見つかりますし、他者にはない“自分だけの対処法”を作り上げることも可能となるでしょう。

苛立ちのポイントは、大きいものから些細なものまでさまざまです。日頃から自分自身が感じた感覚を無理して押さえ込もうとせず、少しずつ対処し、緩和していくことで、苛立ちの原因が解消されていくように心がけてみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

1980年11月、千葉県生まれ。

1999年4月、建築設備業(空調設備・給排水衛生設備・修理、保守管理)の会社に入社。在籍中は、現場監督・営業職・社内経理等を担当。専門技術者として経験を積む。

2010年4月、民間の社会教育団体に入所。前職の経験を活かしつつ、”心の働かせ方”について学ぶ。さらに、「心の働かせ方・考え方」に関するセミナーを全国約1,200会場、講師として経験する。同時に、企業向け情報誌の執筆や経営者を対象に心の経営指導にも従事した。

2017年6月、これまでの経験を活かしつつ、多くの方々と共に”心”の勉強をしていく為の場所として「NextStage(ネクストステージ)」を立ち上げる。現在の活動拠点は、神奈川県三浦市、千葉県南房総市、熊本県菊池郡に置いている。また拠点に関わらず、連絡を受ければ全国何処にでも行動する瞬発力をもって、活動展開をしている。

HP:https://nextstage-iida.amebaownd.com

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