一悟術

”直感力”を高める第一歩は「朝起き」から! 

はじめに

人生を楽しく生きたい、幸せに暮らしたいという願いは誰もが抱く思いでしょう。ところが現実は裏腹で、なかなかうまくいかないことも多いことでしょう。将来的な希望や目的をはっきりもつことの意義と必要性は、今更述べるまでもありませんが、その“目的”や“希望”といった願いを実現させる秘訣が、「朝起き」の生活を身につけることによって可能になっていくことはご存知でしょうか。

朝起きは、肉体健康の元であるとともに、人をスナオにして、性格のゆがみや不規則な生活を見事に修正してくれる行動です。さらに、家庭・職場・地域社会を明るく豊かにし、各々の力を存分に発揮させる力や働きが秘められています。

今回は、自分自身で幸福(願い)を先取りし、自分自身の運命や人生を改革する「朝起き」の意義を知り、日常の行動として動き出すことについてご紹介したいと思います。

 

1、性格改造の決め手は?

朝起きで大切なことは、「目が覚めたらすぐに起き上がる」ことにあります。目が覚めたら、“すぐ起きる”といった動きが、スナオさにつながり、そのスナオさが、自然のリズムへ自分を整えてくれます。こうしたリズムに従うことから1日のリズムも整い、人としての成長にも繋がっていきます。

私たちは、自然の中に生きています。自分一人で生きているといった感覚よりも、自然の中で生かされているという実感を得た時に、生かされているという想いも生まれてくることでしょう。自然に順応する生活を意識することで、すべての人とモノと仲良く繋がり、毎日が楽しいといった感覚を得られるでしょう。

一方で、目が覚めてもすぐ起きることはなく、“二度寝”といわれる朝寝を繰り返すことで、腹を立てやすくなり、人に宿った“直感力”が鈍り、大切なことに気がつかなかったり、失敗したりしてしまうものです。こうしたことは、自然のリズムに乗ることができずに、タイミングを逃してしまった結果が日常に現れた現象といえるかもしれません。

水は高いところから低いところへ流れるという自然法則があるように、人が幸せに生きていくには、幸せになるための定まった法則があります。その法則に乗れれば良いのですが、なかなか上手いようにことが運ばないのは、人間が他の動物と違って、いろいろな不幸に直面する元に、自己中心的な勝手気儘からくる”わがままな心“があるからといえます。

気がついてもすぐにできなかったり、自分の思い通りにならないと、すぐに腹を立てたり、食べモノや人の好き嫌いをするといった自分本位の考え方が、強く現れてしまうのは、“朝寝”からくるケースが多くあります。

朝寝を続けていると、徐々に目覚めが悪くなり、守るべき約束を守れず、成すべき仕事も果たせなくなり、生活態度に締まりのない日常を重ねることで強情になっていきます。そして、徐々に横着な態度が身につき、働くことを嫌い、他の人を馬鹿にするようになるなどの現象を引き起こしてしまいます。

 

2、夜更かしは心身の毒

夜更かしは心身の毒

昔から、夜更かしが身体に良くないことはいわれています。では、“夜更かし”とはどういう状態をいうのでしょう。

会社に勤める方や主婦の方、それに学生の方は、朝起きて昼間に業務や学業に励んで、夜帰宅して寝ます。例えば、朝7時に起床して、就寝時間が12時だったとしましょう。このような日常の場合、翌朝も7時に起床しなければならないのに、深夜1時や2時まで起きていることを“身体に良くない夜更かし”といえます。

つまり、“身体に良くない夜更かし”というのは、“睡眠不足”ということなります。このような生活習慣を身につけることによって、朝起きるのが辛くなり、昼間の仕事に支障が出るだけでなく、日中に突然眠くなることで思考が働かなくなり、身体をうまく動かすことができなくなることから、ストレスを感じやすくなります。

誰もがストレスを感じて、イライラすることはあります。自分の思い通りに身体を動かすことができずに、情緒不安定になることもあるでしょう。そうした人は日常的な“夜更かし”によって、自律神経やホルモンバランスを崩している場合があるかもしれません。

身体に負担をかける夜更かしを繰り返すことから睡眠不足状態になり、物事を悪い方向に考えてしまうようになっては、その日の生活に“目的”も“希望”も持つことができないばかりか、意欲も湧いてこないものです。

朝、昼、夜の時間をバランスよく大切に活用しながら、ついついしてしまう“身体に良くない夜更かし”を軽減させていってはいかがでしょう。

 

3、「朝起き」は直観力を磨く

「朝起き」は直観力を磨く

「あれは片付けておいた方がいいな」、「これは危ないから今のうちに始末しよう」とせっかく気づいたのも関わらず、“ついでの時に”と後回しにしてしまった後に「やっぱりあの時に行動しておけばよかった」と後悔することがあります。

日頃の慣れや慢心が引き起こす災害や事故の直接の原因は、判断力の甘さによって引き起こされることが多くあります。

“あれをやろう!”や“これをやろう!”と気がついたら、すぐにする、気がつくと同時に行動する。こうした動きを積み重ねることで、必要なことにどんどん気がつくようになります。すると、事故を未然に防げるだけでなく、的確な判断力と決断力が身についてきます。では、その“気づき”はどこからくるのでしょうか。

「気づき」ということについて考えてみると、①過去の経験、②数々の知識、③五感、④第六感、⑤その他の5つの場面に分類することができるでしょう。

①過去の経験によって気づく場合とは、自分自身の過去の失敗や成功を基盤にして気づく場合です。②数々の知識によって気づく場合とは、医学や科学、物理等の学問から得た知識によって気づく能力です。③五感によって気がつく場合とは、文字通り、目で気づく=視覚、耳で気づく=聴覚、鼻で気づく=臭覚、皮膚で気づく=触覚、舌で気づく=味覚を言います。

④第六感によって気がつく場合とは、生命感覚の気づきともいえるものです。単なる第六感というわけではなく、純粋な生命感覚に研ぎ澄まされた中に生じるもので、次元の高い「気づき」ともいえます。この“気づき”こそ「朝起き」等の日頃の行動によって、磨き高めていくことができる気づきのレベルといえます。

また、すぐ行動することばかりが推奨されるわけではありません。物事によっては「もう一度、じっくり考えてから行動した方がいい」という“気づき”も当然あります。気づくとともにすぐ行なうということをやっていると、必要な時に、必要なことだけ、しっかりと気がつく能力が伴ってくるのです。

つまり、日常にあるちょっとした行動を磨き高める「朝起き」によって、物事を判断する“直感力”が磨かれていくということになるのです。

 

最後に

どんなに複雑化した内容でも、突き詰めれば「判断」と「決断」の繰り返しです。現在置かれている状況や現れた結果を分析“判断”し、しかるべき方策を選び“決断”する。家庭や職場においても「判断」と「決断」の繰り返しに尽きます。

特に、家庭や職場における中心者である場合、もっとも求められるスキルといっていいでしょう。

職場において考えてみると、中心者である経営者のもっとも大事な仕事は「判断」と「決断」となり、そこに会社の将来と社員の生活がかかってきます。さらに、経営者の“判断”の甘さが会社を倒産させてしまうことや、確固たる“決断”によって経営危機を脱したというケースも少なくないでしょう。

いずれにしても最高責任者であるトップの意思決定に会社の命運が託されています。状況をいかに正しく把握、判断し、的確な決断を下せるか…自らの判断において決定しなければならないことになります。

現代は高度情報社会ですから、「判断」や「決断」を下すための情報は数多く集めることができます。しかしながらそれらは、あくまでもデータに過ぎません。

また、多くの人たちの意見も、あくまでも個人的な経験と知識から発せられたものがほとんどでしょうから、それらの情報を吟味し、見極め、雑多な中から普遍的な法則やヒントとなるものを、「勘」や「閃き」を駆使して、見つけ出さなくてはなりません。ですから、最終的に決め手となるのは情報を受け取る側の “気づき”次第ということになります。

「勘」や「閃き」を磨くためには、直感力を磨くことが大切であり、その源が「気づき」となります。その“気づき”は、生命の源(根源)である自然の流れに繋がった時に、“気がつかされる”ものですから、その自然の流れと波長があった時、必要な時に必要なことを気づかせてくれます。

こうした能力を磨く第一歩が「朝起き」に秘められています。そして、日常の中で気づいたことを次々に処理していくことで、雑念がなくなり、生命感覚が研ぎ澄まされて、物事の本質や先々の状況がまるで映画のスクリーンに映し出されたかのように浮かび上がってくる感覚を得ることになります。

こうしたことは、決して特別な能力ではありません。本来誰もが持っているものなので、「勘が働かない」という人にとっては、これまで「気づき」を軽くみてきたのかもしれません。

現代のような大変動の時代においては、さまざまな場所や立場で、的確な判断や、素早い決断がますます求められます。社会や経済の流れも参考にしつつ、周囲の方々との連携をとりながら、問題点を素早く察知し、迅速に、きめ細やかな手が打てるかどうかが鍵となってくることでしょう。

自ら掲げた“目的”や“希望”といった願いを実現させていくためにも、自分自身の運命や人生を改革する「朝起き」から行動し始めてみてはいかがでしょうか。

飯田一生

1980年11月、千葉県生まれ。

1999年4月、建築設備業(空調設備・給排水衛生設備・修理、保守管理)の会社に入社。在籍中は、現場監督・営業職・社内経理等を担当。専門技術者として経験を積む。

2010年4月、民間の社会教育団体に入所。前職の経験を活かしつつ、”心の働かせ方”について学ぶ。さらに、「心の働かせ方・考え方」に関するセミナーを全国約1,200会場、講師として経験する。同時に、企業向け情報誌の執筆や経営者を対象に心の経営指導にも従事した。

2017年6月、これまでの経験を活かしつつ、多くの方々と共に”心”の勉強をしていく為の場所として「NextStage(ネクストステージ)」を立ち上げる。現在の活動拠点は、神奈川県三浦市、千葉県南房総市、熊本県菊池郡に置いている。また拠点に関わらず、連絡を受ければ全国何処にでも行動する瞬発力をもって、活動展開をしている。

HP:https://nextstage-iida.amebaownd.com

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