一悟術

簡単!朝イチの白湯で体にスイッチを入れる。 

数年前に白湯を飲む健康法がブームになりました。
起源はアーユルヴェーダといわれています。
古代医学の世界でも東西を問わず、水と健康の関係は重要なテーマでした。

 

白湯を飲む健康法の効果は、
①冷え性の改善、②血液循環を良くする、③老廃物や毒素の排出(デトックス)、④便秘解消、⑤美肌、⑥ダイエット、⑦花粉症の改善など
があげられています。

ネットで検索していただければこれらの記事がたくさんあがってきます。

 

数年前の私は、水が飲めなくて、白湯を飲む健康法や1日2リットル飲む水飲み療法といわれる健康法は体に合いませんでした。
夜寝る前にひとくち水を飲んだだけで、翌朝はむくんでしまうからです。
無理せずにできる範囲でを心掛けて、今は段々飲めるようになっています。

 

この記事では、朝一番に白湯を飲むことが体にどう良いのかにフォーカスして書いてみました。

水と健康

水は生きていく上では必要不可欠です。
体の中で起っている生理反応は「水」が必要です。

水と健康について少しまとめてみました。

 

体は水でできている?

人の体の約60%は「水」で満たされているといわれます。
成人男性、体重60kgの人なら36kgが「水」という計算になります。
2リットルの大きなペットボトルで18本。
ひと箱6本入りだと3箱になります。

これだけの「水」が体内をめぐり、細胞を出入りしているのです。
私たちが活動するためのエネルギーを生み出す代謝は「水」がなければできません。

体の構成成分としての「水」をよりよい状態に保つことは健康にとってとても重要なのです。
だから水に注目した健康法が多いのかもしれません。

 

古代医学では水は重要

水が健康に重要なのは伝統医学をみてもわかります。

白湯を飲む健康法はインドの伝統医学アーユルヴェーダが起源とされていますが、インドに限らず水をどう使うかは常に考えられてきました。

中国や韓国、日本の伝統医学の基となった傷寒論では、薬を煎じるための水はどういうものがよいかを定めています。

また、古代ギリシアの医聖ヒポクラテスの考えは西洋医学の発展に貢献しましたが、彼もまた水と健康の関係を深く捉えた言葉を残しています。

 

水毒という考え

漢方では水毒という考え方があります。
体の中を「水」が巡っていると考えます。
口から入れた水は体の中を巡り、汗や尿、あるいは大便の水分として体の外に排出されます。

 

健康であれば淀みなく「水」の循環が機能しているのですが、体の状態が良くなくて「水」を巡らせることができなくなると、体の中に「水」が偏在した状態が生まれます。
「水」が体の中に偏在すると、むくみや、夏場の体の冷え、疲れやすい、花粉症などを引き起こします。
これが水毒です。

 

偏在している「水」をたくさんの水を飲むことで流し去ろうとするのが1日2リットルの水飲み療法となります。
けれど、水毒がある方が急に水をたくさん飲み出すとかえって健康を害します。
心臓や腎臓に負担をかけてしまうのです。
なかなか悩ましいところです。

 

水毒がある方は、無理せず飲める範囲で水を飲んでくださいね。

 

朝一番の体に白湯はなぜ良いの?

次に朝一番に白湯が良い理由を2つあげます。

朝は胃が空っぽ、断食明け

朝食のことをブレックファーストbreakfastといいます。
breakは破る、fastは断食という意味です。
つまりbreakfastで「断食を破る」という意味になります。

 

多くの人にとって、胃に食べ物が入らない時間がいちばん長いのは前日の夕食から翌日の朝食まで。
この時間は断食状態で、それを破るからbreakfastなのですね。

 

私たちは毎日プチ断食を繰り返しているようなものです。
胃が空っぽの状態を作ることで、胃は休まり、リセットされます。

 

リセットされたところへ刺激の強いもの、消化にエネルギーを使うものをいきなり入れると、胃はもちろん体に負担がかかります。
僧侶たちが行う長期に渡る断食では、断食明けは胃腸に優しいものから口にすると聞いています。
薄い薄い重湯から始め、野菜スープやかゆの米粒が入り、ようやく動物性たんぱく質をというように。

 

繰り返しますが、夕食から朝食までの間は断食状態です。
眠っている時間は、食べ物だけでなく水も体に入ってきません。
水を飲まないこの時間は、言い換えれば、体にとっては「水」が失われていく時間でもあります。
眠っている間に体外に排出される尿や汗が作られるのに口から水は供給されないので、体全体としては渇してしまいます。

 

朝一番の白湯は、眠っている間に水分不足になっている体を、胃腸に優しく、速やかに潤してくれます。

 

朝は体温が最も低い

夜眠っている間、体は休んでいますが、生命を維持するのに必要最小限の活動は行っています。
最小限で生きているという感じです。
そのため、体温は一日のうちで朝が一番低くなります。
基礎体温といわれるもので、女性の方は測ったことがある方もいらっしゃるでしょう。

 

目が覚めてからは、日中の活動によって体温は徐々に高くなり、夕方から夜にかけて最も高くなります。

 

朝一番に白湯を飲むことは、体が活動し出すきっかけとなります。
体が目覚める感じですね。
特に、胃はわかりやすいです。

 

私の体験では、朝一番に白湯をいただくと体が温かくなり、キュルッとお腹の中で動く感じがします。
朝食を食べたくなります。
こうして胃が動き出すと、次に腸も動き出し、排便もスムーズになるようです。

 

実際には、摂取する水の温度と量が朝の胃運動に及ぼす影響が研究されていて、高い温度の水を飲むと、胃の動きが活発になることがわかっています。

65℃で150mL以上の湯は飲水後の胃運動正常波の出現頻度を増加させること、および胃運動正常波の強さは本研究で水の温度と量にかかわらず一過性に増大することが示唆された。

文献)脇坂しおり他「摂取する水の温度と量がヒトの胃運動に及ぼす影響」日本栄養・食糧学会誌 第64巻 第1号 p19-25(2011年)

起き抜けに朝食が食べられない方は試してもいいかもしれませんね。

朝一番の白湯は、体を内側から温め、胃を活発にしてくれます。

 

白湯の作り方と飲み方

日本でも「おばあちゃんの知恵」のように白湯は飲まれていました。
風邪を引いた時のお薬を白湯で飲んだり、赤ちゃんの離乳食の一番最初はひとさじの白湯から始めるのをご存知な方も多いでしょう。

次に白湯の作り方と飲み方について書きます。

作り方

アーユルヴェーダの白湯の作り方は次の通りです。

  1. やかんや鍋に水を入れて、強火にかける。
  2. 沸騰したら蓋を取り、弱火で10〜15分程度沸騰させ続ける。
    ※アーユルヴェーダ独特の考えでは、沸騰させ続ける時、換気扇を回し、風の要素を加えるそうです。)
  3. 湯呑に注ぎ、飲みやすい温度になるまで冷ます。

作り方にはアーユルヴェーダとしての意味があるのですが、こだわって続かないのはもったいありません。
レンジでチンもありなくらい、ゆるっとして続けましょう。

飲み方

熱いのをすすりながらゆっくり飲むのが良いそうです。
胃に入るころには温度が下がります。
胃を温めた水が小腸へいく頃には白湯の温度はさらに下がり、吸収しやすい温度になっていると考えられます。
白湯はじんわりと吸収されて胃腸を温め、整えてくれます。

 

忙しい朝。
ゆっくり飲めないなら、ぬるめで飲みやすい温度、人肌でも構いません。
飲みやすさ、実行のしやすさを優先しましょう。

量もひとくちから始めて飲める量に納めましょう。

 

健康法には正解がありません。
ご自身のその日の体調で加減していきましょう。

私もその日の体調や気分で、ひとくちしか飲まない時もあるし、コップ一杯を飲む時もあるし、と様々です。

気楽に続けられるといいですね。

 

まとめ

水は体にとって欠かすことのできないものです。
朝一番に飲む白湯は体を温め、胃の動きを活発にするので一日のスタートにお勧めです。
無理のない量を飲むことから始めてみましょう。

継続は力なりです。
「毎日絶対飲まなくっちゃ」ではなく、忘れても「また始めればいいわ」くらいの気軽さが続けるコツです。

 

 

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