無理に【仕事を頑張らない】スタイルが自分らしさへの一歩♪義務感や責任感はどのくらい減らせるのか3つ試してみた。^_^

この記事でお伝えすること

・責任感の強いシステムエンジニアは幸せになれるのか?
・無理して頑張らないことの重要性
・失敗や怒られることよりも、自分の幸せを優先する生き方をするコツ
・義務や責任を手放すメリット、デメリット

・急な作業を指示されたとき、予定があっても残業して終わらせる。
・自分に任された仕事は一人でやりきる。
・不得意なことや未経験の作業でも、指示されたら頑張ってなんとかしてしまう。

わたしの周りだけかもしれませんが、システムエンジニアには真面目で頑張り屋さんが多いのかもしれません。

「作業ボリュームのわりに納期が短い。」という理由もあるかもしれませんが、愚痴を言う人はほとんどいません。

わたしも「指示されたことは絶対厳守!」という昭和の義務感バリバリで仕事をしていたので、人のことは言えませんね。

「その納期じゃ無理なんですけど。」という意見は言いにくいものです。わたしは。。

このスタイルは会社や上司、お客さんには嬉しいことかもしれませんが、作業する側はどんどん疲弊していきます。

「仕事で指示されたことは絶対にやらないといけない。」という考えなのでしょうが、これは過剰な義務感や責任感なのかもしれませんね。

この記事の目次

義務や責任のために働く人生は幸せに向うのか?

一般的にもそうかもしれませんが、ソフトウェア開発業界では「納期厳守!品質保証!」という義務感や責任感が強く求められている感じがします。

ただ、この業界は予期せぬ出来事が起こるのが当たり前の世界。

Windowsの不具合が原因で担当しているシステムの動作に影響があることもあれば、システム開発用のソフトウェアの不具合やバージョンの不一致の影響など、挙げ出しからきりがありません。

また、お客さんと確認した仕様認識がずれていたり、システム稼働間近になってから「イレギュラーな業務のパターンが発覚した!」というカミングアウト?など過去の残念な事例を挙げだしたらきりがありません。(笑)

ソフトもハードもそれに携わる人も、不確実なものだと痛感します。

でも、最終的にシステムが正しく動作したとしても、納期に間に合わないと開発ベンダーの責任になりかねません。

「事前にちゃんとリスクを想定して、対処しておけばいいだろ!」というセリフはよく耳にしました。(笑)

お客さん側のシステム担当者も自分たちの責任にはしたくないのでしょう。

気持ちはとても分かりますが、納期が近くなってから突っ込まれるのは勘弁してほしいものです。。

ただ、お客さん側も大規模なプロジェクトになると適切にマネジメントできるスキルや経験、知識がなかったり、納期までの時間に余裕がないことも多いので、こうなることは必然のようにも感じます。

そもそも今集められる人でなんとか仕事を取ろう(こなそう)と、無理やりスケジュールを組んで仕事を進めることが主な原因ではないかと考えています。(マネジメントする側の大変さも分からなくはないですが。。)

そんな状態なので「会社やシステム担当者が自分の責任にならないこと。」が仕事の最優先事項になっているようにも感じます。

また、既に稼働しているシステムで障害が発生した場合、例えそれがお客さんの運用ミスだったとしても、それを対応するのはソフトウェアの保守担当ベンダーであることが一般的です。

実際に稼働しているシステムの保守・運用をしているだけに、実際にはお客さん側の不手際でも、トラブルが発生して業務に影響があると、どこか申し訳ない感じがしてしまうものです。

ひどいときはお客さん側のミスの原因を「操作が分かりづらいからだ。」などと指摘(逆ギレ?)されることもあり、責任のなすりつけ合いのようになる時もあります。

大人が子供のような喧嘩をすると話がややこしくなるので対応には注意が必要ですね。(笑)

そんな状況の中で仕事をしていると、一個人への義務と責任は重くのしかかります。

プログラムのミスや作業のミス1つで、お客さんの業務に大きな影響を与えてかねませんからね。

その中で、自分に与えられた責任や義務を果たす心理的な負荷は大きいと感じますが、それがやりがいや自己価値にもなりえます。

それがいいかどうかは人それぞれの基準によるでしょうが、

真面目な人ほど義務や責任を抱え込んでしまい、心も体も疲弊しやすいように感じます。

過度に義務感や責任感を背負って頑張る人生に、幸せな毎日が訪れる日は遠いのかもしれません。

『チャレンジその1』自分のできることを提示して、新しい仕事を断ってみた。

そんな状況ではありますが、私なりに無理に頑張らないスタイルでシステムエンジニアをしています。

30代までは徹夜は当たり前の状態で働いていましたが、これでは本当の意味で幸せになれないと感じ、余計な義務感や責任感を減らすことをコツコツ積み重ねてきました。

実際には「自分の幸せ」を大切にして、仕事の責任範囲や作業範囲を選ぶようにしています。

当時はお客さんの会社に常駐してシステム移行の担当をしていたのですが、私の経験や知識がほぼないジャンルの仕事内容でした。

このプロジェクトに入る前に「今回の作業範囲は未経験の分野で知識もほぼない。」と上司に伝えていたので「なぜ、私をこの担当にしたのか?」疑問に思いました。

上司に確認してみると、具体的な作業内容は分かっておらず「なんとかなるだろうと思っていた。」とのこと、、

ソフトウェア開発業界のあるあるですね。実際に作業詳細が不明確なまま仕事を契約してしまうことはよくあります。

雑に言えば「営業が取ってきた仕事を空いている人に振る。」みたいなマネジメントにならざるをえないのかもしれません。

確かに、今空いている人の知識や能力に合わせて仕事を取るのが難しいと思います。

ですので、契約した仕事内容は実際に担当してみないと具体的には分からないことが割とあります。(笑)

もちろん、なんとか出来るレベルの作業ならいいのですが、難しい感じのときもありますね。

というのも、ハードやミドルウェアの知識や経験も必要とする仕事だったので、かなり困りました。

その分野に関しては全く経験がなく、過去の失敗もあり、苦手意識の強い分野でした。

これを機会に頑張って必死に覚えようかとも思いましたが「どう頑張っても難しい気がするし、興味の薄い分野」だと感じていたので上司と打ち合わせをして、「私はこの範囲の作業しか出来ませんけど、大丈夫ですか?」と相談することにしました。

この時は自分が「残念なダメ会社員」のような気がして、さらに上司からの評価が下がることに強い恐怖を感じました。

客観的には、自分の出来る範囲を示しただけなのですが、そんなに人の心は簡単には出来ていません。

なので、体や声が震えながら伝えることになりました。

結果的に上司は自分の確認不足もあってか、あっさりと了承してくれました。

上司としては、私の能力や評価のことよりも「上司自身の落ち度にならないようにしたかった。」という感じがしました。

みんな自分の義務や責任を果たすことに精一杯で、周りのことをちゃんと意識する余裕がないのかもしれませんね。

それにしても、怖かった体験でした。

『チャレンジその2』年末年始の後にすぐ3連休を取る。

その1の件で、少し会社員として頑張らないスタイルで生きる感覚が掴めてきた感じがしました。

自分が出来ない作業を自分の口から伝えるのはとても怖いものでしたが、事実を上司に伝えることができて少し気が楽になりましたね。

これをきっかけに余計なストレスを減らそうと思い、次なるチャレンジを試みました。

それは「年明けに3連休を取る」というものです。

年末年始はしっかりと休みましたが、それにプラスして3連休を取るというのは、「ダメ会社員の極み!!」という感じがしていました。

もちろん、仕事に支障はありません。でも、私の心は罪悪感で一杯でしたね。

自分が幸せに生きることは「自分勝手な人」という認識になるのかもしれません。

でも、休みたい3連休は自分のやりたい予定があったので、頑張ってお客さんに伝えることにしました。

その時はお客さんの会社で作業していたので、上司に伝えるよりもハードルが上がりましたね、、

3連休したい旨を伝える状況を想像すると怖くて怖くて仕方がありませんでしたが、事前にその怖れを感じて、できるだけ冷静に伝えられるように頑張りました!

怒られたり、評価が下がる怖れがある状態だと、お客さんから「どうしても休む必要があるのか?」「どんな予定なのか?」と聞かれた場合に、自分の意見をすぐに引っ込めてしまいかねません。

というのも、当時のお客さんは超パワハラで、みんなから避けられているある意味有名人でした。なので、超嫌でしたね。。

誰でも怖いと感じる状況は避けたいものです。

事前にできるだけ怖れを感じてからお客さんに相談したのですが、それでも実際には相当ビビりながら伝えることになりました。

直前では逃げ出したくなる思いが出てきましたが、なんとか踏ん張って伝えることが出来たのが大きな収穫だったと思います。

結果としては、特にネチネチ聞かれることもなく、あっさりと承諾されました。

少し拍子抜けの感じもしましたが、普段から自分で選択の範囲を狭めているのだと感じます。

この事から、自分の幸せを優先した仕事や人生を生きようと思えば、感情の取り扱いは必須だと感じました。

それくらい、周りの評価や反応を気にして、怖れや不安に振り回されてしまうのでしょう。

自分の望みや幸せよりも、世間体や評価を気にしてしまう現実を改めて理解した気がしました。

『チャレンジその3』緊急事態宣言の翌日、自主的にリモートワークを始めてみた。

コロナの感染が広がり2020年4月に緊急事態宣言が初めて発令される前までは、毎日会社に出勤して作業をしていました。

3月下旬頃から「いつからリモートワークを始めた方が安全なのか?」という不安に満ちた空気が職場に流れていました。

ただ、上司は会社の全体方針を待っている様子で、自分の判断で決めることはしない雰囲気でした。

当時は在宅勤務をまだ1度も経験したことがなく、会社への申請もまだ行っていない状況でした。

そんな状況の中、緊急事態宣言が発令された翌日の朝も会社から連絡はありませんでした。

でも、これをチャンスと捉えて自己判断でリモートワークをしようと思いましたが「怒られたらどうしよう、、評価が下がったらどうしよう、、」という思いがどんどん出てきました。

なんとかこれらの怖れや不安を感じながら、少し冷静さを取り戻して今の状況を見つめてみると、単に「今日の作業を在宅ですることになっただけ。」だと考え直すことができました。

それだと、仕事の納期や進捗には影響がないため、自分の中でGOサインが出た感じです。

結果的に、その日から在宅勤務で仕事をすることが了承され、片道100分の長い通勤から開放されたのでした。

「もっと早く言っておけばよかった。」と思いましたが、上司の評価や周りの目を気にしていた時点では仕方がないのでしょうね。

過度な義務や責任を手放すメリット、デメリット

行動は小さなことかもしれませんが、絶対だと思っている義務や責任を手放すことをいくつかチャレンジしてきました。

それまでは、会社から与えられた仕事やルールは絶対に従うもので、自分都合で選択できるとは思っていませんでした。

これまでのチャレンジをした結果、少し自分の枠を広げて自由な心で生きやすくなった感じがします。

会社員としての囚われは思った以上に大きいですね。

ただ、義務や責任を減らすことは、メリットもデメリットもあると思います。

私の感じたメリットとしては、

・余計な仕事が減る。
・仕事のストレスが減る。
・言いたいことを素直に伝えやすくなる。
・自由な時間ができる。
・心に少し余裕ができる。
・周りの評価をあまり気にしなくなる。
・自分の人生を自分で選択している感じがする。
・毎日が楽しくなってくる。

会社の仕事を自分の基準で選択しやすくなると考えると、いい事ずくしのように思えますが、デメリットも具体的に挙げてみました。

・上司やお客さんからの評価が下がる可能性がある。
・自分勝手なダメ社員と思われるかもしれない。
・自分の価値が下がる気がする。
・怖れや不安の感情が吹き出て、辛い。
・注意されたり、怒られるかもしれない。
・自己勝手な行動と思い、罪悪感を感じてしまう。
・「上司やお客さんから頼りにされなくなるのでは?」という不安が出る。

実際に、上司やお客さんに自分の都合を伝える時はめちゃくちゃ怖かったので、心理的な負荷は高いと感じます。

「役立たず」のように言われたらショックで数日は凹むのでは、、という感じがしましたね。

また、わたしの中で相手のニーズを「100%満たさないといけない。」という完璧主義的な思いもあったと思います。

わたしのように、相手のニーズを全て満たすことが当たり前と思っていると、人生がどんどん辛くなります。

経験上、「仕事の成果=自分の価値」という思い込みが強いと、どうしても自分の意見や自己都合を素直に言えなくなっていくのだと思います。

ただ、実際には自分の都合を色々と伝えて交渉しても、昇給や昇格などの評価は下がることもなく、自分の取り越し苦労だったようです。

思いのほか、自分で選択や行動範囲を狭めてしまっているのかもしれないですね。

このような自分の囚われを減らすための一歩としては、自分の中でダメと思っている部分を素直に受け入れていくことがオススメです。

ダメと思っている自分にOKを出す感じですね。ミスしても、疲れてだらっと怠けていても、それが今の自分なら受け入れて「OK!」を出してみましょう。

わたしは結構怠けたいタイプですので。(笑)

どんなにすごい偉業を成した人でも全てにおいて完璧な人はいないと思います。

だからダメな部分はあるのが普通だと思います。

ただ、自分に『完璧』の足かせを付けてしまっていることも多いのかもしれません。

だからといって、すぐに完璧を求めることを手放したり、言いたいことを素直に言えるように変わることができるなら苦労はしません。

ですので、「何事も小さなことからコツコツと!」試していくのが重要なポイントだと思います。

まとめ

わたしが義務感や責任感を減らすために行ったチャレンジは以下の3つです。

1.自分の経験や能力に無理があると感じた仕事は、自分のやれることを素直に提示する。
2.年始にすぐ3連休を取る。
3.緊急事態宣言時に、自主的に在宅勤務を始める。

どれも経験した後では、簡単なことのように感じてしまいます。

それほど、未経験のことは大きな怖れを生むのだと思います。

そして、その怖れに飲み込まれて、行動を止めてしまう。

そんな選択が一般的にはよく起こっているのかもしれませんね。

「怖いことを避ける」、「傷つかないことを優先する」のも1つの選択ですが、

自分の幸せを大切にするために、ちょこっと自分の枠を広げるようなチャレンジをするのも1つの選択だと思います。

何が今の自分にとって望ましいのかを考えて行動できると、無理して頑張ることが減って、心に余裕が生まれてくると感じます。

「 義務感や責任感を減らす チャレンジ」はとても怖いと感じるかもしれませんが、ちょっとしたことから始めていけば、少しずつ自由な人生への扉が開くと思いますよ。

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この記事を書いた人

特定非営利活動法人 醒麗ガーデンズ 神奈川県ガーデナー
バーストラウマ・インナーチャイルドヒーラー
感情カウンセラー協会認定 感情カウンセラー

大学卒業後、大阪のソフトウェア開発会社に就職。
新入社員からシステムエンジニアとして多忙な日々を過ごし、30歳の頃に「自分の人生はこのままでいいのだろうか?」と疑問を持つようになる。
その改善のため、自己啓発のセミナーを通じ精神世界に興味を持つ。

数年間、自分が生まれてきた目的や意味、使命や天職を探すが、次への一歩が進めない状況に焦りや不安を感じていた時にドヒーリングと出会い、バーストラウマやインナーチャイルドが自分らしく生きることを阻害していると知る。

ヒーリングを受けた後、自己理解を進めるうちに、今の自分が人生の楽しさ、本質的な幸せ、自分らしさ、子供ココロを見失っている事に気づく。
人生を楽しむ事を優先し、自分の内面や感情、行動を改善するにつれ、会社員をしながらその枠に囚われず自由な発想で、天職(やりたい事)を生きることができると実感。

神奈川県三浦市に住居を移し、醒麗ガーデンズのガーデナー(農家)として、とびきり元気で美味しい野菜を育て、販売している♪^_^

やりたい事を楽しむ人が増えれば「人と自然が調和した社会」になると感じ、ヒーリングやカウンセリングを通じてサポートを行っている。

HP:https://yamadajyunpei11831.com//

醒麗ガーデンズ:https://www.seireigardens.jp/

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